小さな頃からピアノを習っていたというMさん。
最初にMさんのピアノを聴き
思ったことは、
すごーく真面目に勉強してきたんだな
ということ。
Mさん曰く
「とにかく間違えずに弾くことを
求められていた」と。
んーーー
それ、面白くないね(^◇^;)
「キレイな音が鳴らせるようになりたい」
「指の使い方が…」
とピアノに対する希望はたくさん。
全部を一つ一つ叶えてあげられたらな
とも思ったけれど
総じて一つ。
歌えるように
生きたメロディを奏でられるように
と私の中で目標設定。
ピアノが好きなMさんなのに
Mさんのピアノからは
感情が伝わってこなかったから。
数度のレッスンを挟み
この日のMさんのピアノ、
音が変わっている。
おや?
と嬉しくなる。
聞いている人に
伝わる演奏。
メロディを歌わせる。
メロディの持つ抑揚を感じ取る。
中々言葉だけでは伝え切れないものが
Mさんの中で少しずつ動き出しているようだった。
音楽は生きた言葉にして
演奏されなければ
とよく思う。
ただ楽譜に書いてある音をなぞるだけでは
音楽は命を持たない。
間違えてもいい。
演奏が破綻してもいい。
(間違えない方がいいし、破綻しない方がいい🤣)
感情や背景を音にしたい
と私は思う。