昨晩、アンドラーシュ・シフの
ウィグモアホールで行われたコンサートの
生ライブ配信を聴いた(見た)。
バッハの平均律からホ長調と
ベートーヴェンのピアノソナタ、
30、31、32番。
途中一切の拍手の入らない、
いや、入らせない一気弾き。
コロナ禍で客席に余裕を持たせての開催。
でも、誰も途中拍手を入れられなかった。
圧巻。
彼の演奏は、演奏というより音楽との対話。
華美な表現は全くなく、
ただただシンプルに音楽を奏し、
音楽の話を聴き、応えるよう。
一つ一つの音に声があり、
魂があり、
命がある。
彼の紡ぎ出した音の余韻が
まだ耳の奥に残っていて、
何とも幸せな時間。
配信ライブに感謝。