つれづれなるまんまに(是非に及ばず!)

Copyright © 2006-4192 HikoPikoPom All Rights Reserved.

恐るべし!ヒディンク采配!!  だったはず

2006年06月27日 | つれづれなるままに
残念ながらオーストラリアがイタリアに敗れてしまった。
仮に日本が決勝に進んだ場合はこのカードに入っていたため気になる試合だ。

新聞記事は10人のイタリアの守備による勝利を賞賛しているが
果たしてそうだろうか?
大会的にはイタリアが準々決勝に進んだ方が良いのかもしれないが、
オーストラリアも強かったし、面白い試合運びをしていた。

当初の狙いはわからないが、後半途中からは延長戦とPK戦を視野に入れた
試合運び。
後半のロスタイムにイタリアがPKを獲得できなかったらオーストラリア
の勝利だったかもしれない。
それはヒディンク監督の選手交代戦術をみると予想できる。

イタリアは交代カード3枚のうち、後半開始時にFWジラルディーノを交代させ
先ずは1枚。
そして、マテラッツィが1発退場のためFWルカ・トーニに代わりバルザリ投入。
これで2枚目。
更に後半30分にデルピエロをトッティーに交代して3枚目。
ヒディンクが使った1枚はイタリアがカードを使い切ってからだ。
もちろんイタリアが1点でもリードしていたら違う展開になっていただろうが。
人的有利を展開し始めたのはこの1回目の交代からだ。

残りの2枚は延長戦とその先のPK戦で使うつもりでいたのだろう。
イタリアは1人少ない状況で延長戦を戦わなければならないし、
PKに至ってはFWが交代で入ったイアキンタのみ。
ただでさえPK戦に弱いイタリア。
過去何度か涙を飲んでいる。
2002年日韓大会ではこれまたヒディンク率いる韓国に、
1998年フランス大会ではフランスに、
1994年アメリカ大会では決勝でブラジルに敗れている。
ここ3大会はPK戦全敗だ!
こういうデータもあるだけに延長戦以降に余力を残していたオーストラリアの
戦術は見事というしかない。

延長戦以降の戦いが見たかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする