もう終わってしまうがぜよ!
第1部は微妙で、第2部以降面白い龍馬伝、
今回の「大政奉還」の次は「龍馬暗殺」。
いよいよ来週で最終回だ。
織田信長の「本能寺の変」ほど日本の歴史を揺るがしはしないだろうが、
「龍馬暗殺」も歴史ファンにとっては「if」の世界を妄想してしまうだろう。
このドラマを見ていると、外国列強から(ひとつにまとまらない)日本を
守るために日本の仕組みを根底から変えようとする当時の若者の力が美しい。
中でも、主戦派の薩摩と長州を結びつけながら、国内の内乱を避けるための
舵取りに奮迅する坂本龍馬の姿勢に心が打たれる。
明治初期に戊辰戦争が起こるものの、列強の植民地とならなかったのは、
当時の人々の誇り高き気質と幕府と反幕府の戦いを回避したことだろう。
何よりも日本の素晴らしさは天皇に代わる「国王」になろうとする人物による
クーデターが無いことだ。
それにより国は一つのままであった。
武家社会において幕府が成立しようとも、政治を代行するに過ぎなかったし、
幕末において列強と組んで覇権を手にしようとする大名も居なかった。
だからこそ龍馬たちが目指した「天皇を中心とした」仕組み造りには大義があり、
時代もそれを必要としたのだろう。
戦国時代を終わらせ、約260年の太平の世を築いた徳川家並びに幕府の功績はすごい。
太平の世は文化が生まれるし、日本の歴史も残りやすい。
しかし、徳川家と親藩・譜代大名家が優遇され続け、
そして武士を頂点とする260年間もの普遍的な階級社会が怨恨を蓄積し続けた。
そのひずみがマグマとなって幕末、いわゆる黒船来航によって噴火した。
支配する側は恒久的にその権利を握るために反乱分子を踏みつぶす。
江戸時代において江戸幕府は絶対的なもの。
その大きな力に一土佐藩士、それも下級武士がクーデターの一角を担うのだから、スゴイ!
龍馬暗殺は、時代についていけない武士による犯行だろう。
ドラマの中の龍馬も「命を狙われるぐらいでなければ大政奉還など出来ない」
と言っている。
今の平和ボケした日本の国で、龍馬級の愛国心を持った政治家がいるだろうか?
そんな問いかけを龍馬伝から伝わってくる。
いよいよ今度でラスト。
第1部は微妙で、第2部以降面白い龍馬伝、
今回の「大政奉還」の次は「龍馬暗殺」。
いよいよ来週で最終回だ。
織田信長の「本能寺の変」ほど日本の歴史を揺るがしはしないだろうが、
「龍馬暗殺」も歴史ファンにとっては「if」の世界を妄想してしまうだろう。
このドラマを見ていると、外国列強から(ひとつにまとまらない)日本を
守るために日本の仕組みを根底から変えようとする当時の若者の力が美しい。
中でも、主戦派の薩摩と長州を結びつけながら、国内の内乱を避けるための
舵取りに奮迅する坂本龍馬の姿勢に心が打たれる。
明治初期に戊辰戦争が起こるものの、列強の植民地とならなかったのは、
当時の人々の誇り高き気質と幕府と反幕府の戦いを回避したことだろう。
何よりも日本の素晴らしさは天皇に代わる「国王」になろうとする人物による
クーデターが無いことだ。
それにより国は一つのままであった。
武家社会において幕府が成立しようとも、政治を代行するに過ぎなかったし、
幕末において列強と組んで覇権を手にしようとする大名も居なかった。
だからこそ龍馬たちが目指した「天皇を中心とした」仕組み造りには大義があり、
時代もそれを必要としたのだろう。
戦国時代を終わらせ、約260年の太平の世を築いた徳川家並びに幕府の功績はすごい。
太平の世は文化が生まれるし、日本の歴史も残りやすい。
しかし、徳川家と親藩・譜代大名家が優遇され続け、
そして武士を頂点とする260年間もの普遍的な階級社会が怨恨を蓄積し続けた。
そのひずみがマグマとなって幕末、いわゆる黒船来航によって噴火した。
支配する側は恒久的にその権利を握るために反乱分子を踏みつぶす。
江戸時代において江戸幕府は絶対的なもの。
その大きな力に一土佐藩士、それも下級武士がクーデターの一角を担うのだから、スゴイ!
龍馬暗殺は、時代についていけない武士による犯行だろう。
ドラマの中の龍馬も「命を狙われるぐらいでなければ大政奉還など出来ない」
と言っている。
今の平和ボケした日本の国で、龍馬級の愛国心を持った政治家がいるだろうか?
そんな問いかけを龍馬伝から伝わってくる。
いよいよ今度でラスト。