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八雲たつ・・・ 八重垣

2009-08-20 07:01:45 | 児言態 & たぬき先生との往復書簡
実は、昨日の歌碑の歌のよみかたがわからずに、たぬき先生に聞いたところ、お返事が返ってきました。
 で、拝借。
これは古事記の神話の中に出てくる、日本最古・・・というか五・七・五・七・七の形で最初に読まれた和歌と言われているものです。
(と、いうことをたまたま知っていたから分かっただけであって、達筆を読めたわけではありませんが・・・)
 場面はスサノオがヤマタノオロチを退治して、中から出てきた剣を天照大神に献上したあと、新しく結ばれる妻と生活を始める今後の自分の活動拠点を探していた際にたどりついた地で詠まれた歌です。

「 八雲立つ(やくもたつ) 出雲八重垣(いずもやえがき) 妻籠に(つまごみに) 八重垣つくる その八重垣を 」

*小学館日本古典文学全集を参考にちょっと私なりのアレンジを加えて訳すと
八雲が立ち上る出雲の八重垣。その盛んに湧き出ずる雲が、妻をこもらせるために宮のまわりに八重垣を作るよ、その見事な雲の八重垣を。
という「新築」と「新婚」を兼ねた祝宴歌・・・とありました。
(参考)「八雲」盛んに雲が立ち上るという意味で瑞兆(ずいちょう・・・めでたい兆候)とされた
 広く解釈すれば大自然(大いなる存在)に包まれ、一体となって、「もっとも純粋な自分の使命・魂が向かいたがる方向」への生き様にふさわしい拠点と巡りあえた喜びを詠んだ歌、ということろでしょうか???
 
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そもそも、出雲へ出かけよう(3年前かな?)と思いたったのが、この歌を紹介してくださった 園山さんというお着物の作家さんのお話を聞いたからなんです。
 その方は「 出雲の神社のご神水を使ってもよろしい。」と唯一(?)使用を許された方で、その水を使って着物を作っている?もしくは描いていらっしゃるようなお話でした。( 記憶定かでない。)
 その方に、神迎えの儀式のお話や、出雲の神社に、三本からなる松葉があるとお聞きして、ならばこの目で是非とも見てみたい・・・・。と思いたったのが始まりでした。

しかしながら、松葉に関しては、出雲大社内のどの宮司さんらしき人にお聞きしても、その松葉のことは知らない。ということでした。

( 変だな~)と思っていたのだけれど、この度、この八重垣神社に立ち寄り、この歌碑を見つけて、(あ~ひょっとしたら、この神社の裏手にあるのかも知れない。)と思いました。

残念ながら、一人旅ではなかったので、その松葉を探すことはできませんでしたけれど・・・。

この八重垣神社にある ”不思議の池 ”については また後日。
コメント (3)
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