早朝 グッド・モーニング
本日 児言態の先生方とシンポジウムにでかけることにした。台風も去ってくれたし、やっほ!
今から 家事。あやかし@シンデレラ(=灰かぶりおばちゃん)はご飯を作るんだ~。つまりは家族に後ろ指さされないように、やるべきことはやろう!ってわけ。
@@@ 岡本太郎 さんのこと @@@
大阪の万国博覧会には確か?中学3年生の時にでかけた。太陽の塔は見た。だけど、「 ふ~~ん、これか~あのTVで見た塔は。」
それだけの感動だった。それより 会場内で見た本物の 「 トア・エ・モア 」の方が余程感動して、記憶に残った。ハッピー。
>たぬき先生同様( 先生も以前はそのようにお考えだったらしい )、岡本太郎さんはワタシの中で
「 芸術は 爆発だ~。」 とか叫んでいる変なおじさんなんだけど、どうやら それが違うらしい。
引用はたぬき先生のところから・・・( 勝手にすみませ~ん。)
(17日 朝)昨日読んでいた岡本太郎の語録を集めた本に「芸術は爆発だ」についての岡本氏自身のこんな言葉が載っていました。
「爆発というと、みんなドカーンと音がして、物が飛び散ったり、壊れたり、また血が流れたりする、暴力的なテロを考える。僕の爆発はそういうんじゃないんだ。音もなく、宇宙に向かって精神が、いのちがぱあっとひらく。無条件に、それが爆発だ
>学習会だよりから・・・
先日、川崎市にある岡本太郎美術館に行って来ました。向ヶ丘遊園駅から徒歩20分程度なのですが、朝から曇っていた天気がちょうど歩き出す頃から薄日がさす状態になり暑さで、着く頃までには相当体力を消耗しました。
さて、岡本太郎といえば我々の世代だと大阪万博の時の巨大な「太陽の塔」を思い起こします。(なんて、実物を見たことはないのですが、あれは当時小学生だった私にも強烈な印象を与えたものでした)その後、岡本太郎といえば「芸術は爆発だ!」とか「何だか分からない」を連発する奇妙な芸術家という印象でした。
それが数年前に、熊野古道に関する番組で彼の著書からの文が引用されて、それが妙に児言態でやっていた発想と似ていると感じ、さっそくネットで調べて取り寄せました。この頃から岡本太郎はただの妙な芸術家ではないのだと思い始めたのです。
最近になって再び岡本太郎と向かい合う機会がでてきました。詳しくは今は書きませんがNHKハイビジョンで「わたしが子どもだったころ 張本勲」が放送され、その中で美山加恋さんが演じていた張本氏の姉、点子さんの姿に恩師である上原輝男先生の被爆体験著書「忘れ水物語」に出てくる「かぼちゃの少女」が重なりました。そしてそのことが先生が繰り返し「被爆者が後生に伝えなければならないのは原爆の悲惨さではない」と言っていた事の意味が今までと違った形で感じられたのです。
そんな時に知り合いからの電話の中で岡本太郎氏が太陽の塔と並行してメキシコで制作したという原爆を題材にした巨大壁画「明日の神話」についての話が偶然(必然?)飛び出してきました。それがまた上原先生の原爆のことと重なり合ってくるのです。 そんなこともあって、岡本太郎氏の作品をじかに観たことがなかったので見に行ったというわけです。
敷地内にドーンとそびえ立つ「母の塔」に先ずは圧倒されました。自分にとっては衝撃的でした。これはやはり実物でないと伝わらない感覚です。
館内では絵画と立体作品がそれぞれありました。疲れのせいかどうかは分かりませんが、観ている内に自分の頭が絵画をみている時には「理性モード」になっているのに気が付きました。抽象画をみながら「何を描いているのだろう」「これにはどんな意味があるのだろう」ということばかりが気になってしまっていて、絵の雰囲気をまるごと味わう状態になっていないことが実感されました。これには正直焦りました。いつもこの便りに書いている事と全く逆の状態です。
疲れがどんどん体に影響を与えてきて、だんだんと足早になり、立体作品は割といい感じで観ていたのですが絵画は次々と眺めていってしまうだけになってしまいました。そして、アレッと思ったらおしまい。中途半端な気持ちで外に出ました。
帰ろうとした時に、ちょうど関連イベントとして韓国の伝統芸能が母の塔の前で行われたので観ました。これが父の故郷で新盆の時に踊られる「じゃんがら念仏」を思い起こさせる響きもあって理性の壁が取り払われた感じでしたが、抽象画を観る際の自分の理性の壁のことを大いに反省させられた一日でした。
☆オマケに日本人の「かけことば」のクイズがついてますが、コピペできなかったので、自力でどうぞ。確か9月3日の学習会だより。こういうの得意とか思っていたけど一問も答えが思い浮かばなかった。
中沢新一さんのことも、やすこ先生から、ちらほらお話を聞いているのですごい楽しみ・・・わくわく。
ご興味のある方は、どうぞ!以下、会場案内。
@@@@@@ @@@@@@
シンポジウム「縄文と岡本太郎」を開催致します。
都内から非常にアクセスしやすい、四谷三丁目の会場です。
どうぞご参加ください。
日時:2008年9月21日(日曜)13時30分~16時(開場13時)
場所:四谷ひろば講堂(東京都新宿区四谷4-20)
地図は こちらをご覧下さい。
アクセス:東京メトロ丸の内線 四谷三丁目下車 徒歩5分
都営地下鉄新宿線 曙橋駅下車 徒歩7分
※なお、駐車場はございませんので、公共交通機関にてご来場下さい。
入場料:一般 2,000円
芸術人類学研究所友の会会員 1,000円
※当日も「IAA友の会」ご入会を受付致します。
定員:当日先着250名
出演:
赤坂憲雄(日本思想史、東北文化論/東北芸術工科大学東北文化研究センター所長)
中沢新一(人類学/芸術人類学研究所所長)
田中 基(縄文図像学/芸術人類学研究所特別研究員)
平野暁臣(空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長)
プログラム:
講演(各45分)
1.中沢新一「大仏と太陽の塔」
2.赤坂憲雄「縄文の発見、岡本太郎の発見」
休憩(10分)
シンポジウム(50分)「縄文と岡本太郎」
お問合せ先:芸術人類学研究所
電話 042-679-5697
@ おまけ・・・大阪 万博 おもしろい記録を見つけた。お時間許す方 アクセス自力でどうぞ!
http://jp.youtube.com/watch?v=P_sGVS_3QFU
どこの どなたさまかは存じませんが、楽しい映像ありがとうございます!
本日 児言態の先生方とシンポジウムにでかけることにした。台風も去ってくれたし、やっほ!
今から 家事。あやかし@シンデレラ(=灰かぶりおばちゃん)はご飯を作るんだ~。つまりは家族に後ろ指さされないように、やるべきことはやろう!ってわけ。
@@@ 岡本太郎 さんのこと @@@
大阪の万国博覧会には確か?中学3年生の時にでかけた。太陽の塔は見た。だけど、「 ふ~~ん、これか~あのTVで見た塔は。」
それだけの感動だった。それより 会場内で見た本物の 「 トア・エ・モア 」の方が余程感動して、記憶に残った。ハッピー。
>たぬき先生同様( 先生も以前はそのようにお考えだったらしい )、岡本太郎さんはワタシの中で
「 芸術は 爆発だ~。」 とか叫んでいる変なおじさんなんだけど、どうやら それが違うらしい。
引用はたぬき先生のところから・・・( 勝手にすみませ~ん。)
(17日 朝)昨日読んでいた岡本太郎の語録を集めた本に「芸術は爆発だ」についての岡本氏自身のこんな言葉が載っていました。
「爆発というと、みんなドカーンと音がして、物が飛び散ったり、壊れたり、また血が流れたりする、暴力的なテロを考える。僕の爆発はそういうんじゃないんだ。音もなく、宇宙に向かって精神が、いのちがぱあっとひらく。無条件に、それが爆発だ
>学習会だよりから・・・
先日、川崎市にある岡本太郎美術館に行って来ました。向ヶ丘遊園駅から徒歩20分程度なのですが、朝から曇っていた天気がちょうど歩き出す頃から薄日がさす状態になり暑さで、着く頃までには相当体力を消耗しました。
さて、岡本太郎といえば我々の世代だと大阪万博の時の巨大な「太陽の塔」を思い起こします。(なんて、実物を見たことはないのですが、あれは当時小学生だった私にも強烈な印象を与えたものでした)その後、岡本太郎といえば「芸術は爆発だ!」とか「何だか分からない」を連発する奇妙な芸術家という印象でした。
それが数年前に、熊野古道に関する番組で彼の著書からの文が引用されて、それが妙に児言態でやっていた発想と似ていると感じ、さっそくネットで調べて取り寄せました。この頃から岡本太郎はただの妙な芸術家ではないのだと思い始めたのです。
最近になって再び岡本太郎と向かい合う機会がでてきました。詳しくは今は書きませんがNHKハイビジョンで「わたしが子どもだったころ 張本勲」が放送され、その中で美山加恋さんが演じていた張本氏の姉、点子さんの姿に恩師である上原輝男先生の被爆体験著書「忘れ水物語」に出てくる「かぼちゃの少女」が重なりました。そしてそのことが先生が繰り返し「被爆者が後生に伝えなければならないのは原爆の悲惨さではない」と言っていた事の意味が今までと違った形で感じられたのです。
そんな時に知り合いからの電話の中で岡本太郎氏が太陽の塔と並行してメキシコで制作したという原爆を題材にした巨大壁画「明日の神話」についての話が偶然(必然?)飛び出してきました。それがまた上原先生の原爆のことと重なり合ってくるのです。 そんなこともあって、岡本太郎氏の作品をじかに観たことがなかったので見に行ったというわけです。
敷地内にドーンとそびえ立つ「母の塔」に先ずは圧倒されました。自分にとっては衝撃的でした。これはやはり実物でないと伝わらない感覚です。
館内では絵画と立体作品がそれぞれありました。疲れのせいかどうかは分かりませんが、観ている内に自分の頭が絵画をみている時には「理性モード」になっているのに気が付きました。抽象画をみながら「何を描いているのだろう」「これにはどんな意味があるのだろう」ということばかりが気になってしまっていて、絵の雰囲気をまるごと味わう状態になっていないことが実感されました。これには正直焦りました。いつもこの便りに書いている事と全く逆の状態です。
疲れがどんどん体に影響を与えてきて、だんだんと足早になり、立体作品は割といい感じで観ていたのですが絵画は次々と眺めていってしまうだけになってしまいました。そして、アレッと思ったらおしまい。中途半端な気持ちで外に出ました。
帰ろうとした時に、ちょうど関連イベントとして韓国の伝統芸能が母の塔の前で行われたので観ました。これが父の故郷で新盆の時に踊られる「じゃんがら念仏」を思い起こさせる響きもあって理性の壁が取り払われた感じでしたが、抽象画を観る際の自分の理性の壁のことを大いに反省させられた一日でした。
☆オマケに日本人の「かけことば」のクイズがついてますが、コピペできなかったので、自力でどうぞ。確か9月3日の学習会だより。こういうの得意とか思っていたけど一問も答えが思い浮かばなかった。
中沢新一さんのことも、やすこ先生から、ちらほらお話を聞いているのですごい楽しみ・・・わくわく。
ご興味のある方は、どうぞ!以下、会場案内。
@@@@@@ @@@@@@
シンポジウム「縄文と岡本太郎」を開催致します。
都内から非常にアクセスしやすい、四谷三丁目の会場です。
どうぞご参加ください。
日時:2008年9月21日(日曜)13時30分~16時(開場13時)
場所:四谷ひろば講堂(東京都新宿区四谷4-20)
地図は こちらをご覧下さい。
アクセス:東京メトロ丸の内線 四谷三丁目下車 徒歩5分
都営地下鉄新宿線 曙橋駅下車 徒歩7分
※なお、駐車場はございませんので、公共交通機関にてご来場下さい。
入場料:一般 2,000円
芸術人類学研究所友の会会員 1,000円
※当日も「IAA友の会」ご入会を受付致します。
定員:当日先着250名
出演:
赤坂憲雄(日本思想史、東北文化論/東北芸術工科大学東北文化研究センター所長)
中沢新一(人類学/芸術人類学研究所所長)
田中 基(縄文図像学/芸術人類学研究所特別研究員)
平野暁臣(空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長)
プログラム:
講演(各45分)
1.中沢新一「大仏と太陽の塔」
2.赤坂憲雄「縄文の発見、岡本太郎の発見」
休憩(10分)
シンポジウム(50分)「縄文と岡本太郎」
お問合せ先:芸術人類学研究所
電話 042-679-5697
@ おまけ・・・大阪 万博 おもしろい記録を見つけた。お時間許す方 アクセス自力でどうぞ!
http://jp.youtube.com/watch?v=P_sGVS_3QFU
どこの どなたさまかは存じませんが、楽しい映像ありがとうございます!
羨ましい☆
横浜は、何処へ行くにも アクセスが良くて いいですね。
太郎氏の色彩感覚 好きです。
色、といえば...
現在公開中の『パコと魔法の絵本』という映画も
とても鮮やかな色彩です。
内容も、“児言態”に通ずるところがあるかも。
(何も知らないのに 失礼 <(_ _)> )
そんでも、素敵な映画です。
親子で観ると グーです
こんばんは~ いつもいらしてくださってあろがとね!
岡本太郎美術館ではなく、記念館(です。
銀座線、表参道から 徒歩7分くらい、迷子付きでした。
交番でわざわざ地図を書いていただく + 学生さんに尋ねる・・・+ 学生さん 「 そこです。そこを曲がってください。」の指示つきにて 到着した難所) わらわ だけかのぅ~?
いえね、ワタシも間違えて、向こうが丘遊園の美術館の方に出かけるところでした。
記念館は 岡本氏の元自宅なので、アット・ホームな感じで、撮影もOKだし、人も少なくてゆっくり楽しめました。
入館料600円でした。
>太郎氏の色彩・・・ワタシはどちらかといえば、薄い、淡い感じの色が好きだけど、太郎氏の力強い色彩も好きになった。
>「 パコと魔法の絵本 」 児言態に通じるなんてきいたら ぜひともみてみたい!もしくは 「 おくりびと 」 のどちらか映画館でみたいな~。
>児言態 っていうところはね、こうあらねばならぬ、なんていうことがないんですよ。
あなたは あなたね、「ふむふむ。」
こちらさんは こうで「 へ~なるほど 」 って感じだな~。
尤も、何より 「いのち」を一番 大切にする っていうことは譲れないんだけれどね。