ただ今、昔、児言態に所属していた時の40年前の、自分の授業案指導のテープ起こしをしている。
当時 上原先生に何を言われているのか?その意味が分からなかったが、今は少しづつ理解できるようになった。少しは成長しているのかも?
一生懸命取り組んでいても、理解できないことはある。むしろ渦中にいるときはなんのことやら?さっぱりである。
当時は様々な感情が押し寄せてきて渦巻くだけで、殆ど収拾がつかなかった。涙はあふれ出るのだし、頭はガンガンしてくるしで、ぼ~~~っとして使い物にならない状態だった。
説明をうけて考えようとしているのかも知れないけれど、何というか・・・内側は、飽和水溶液状態になっていて、これ以上の吸収はむりで~~す!と悲鳴をあげている状態であった。
今回 テープ起こしをしながら、最初は、当時の感情が蘇ってきて、何とも悲しくて泣けていたが、テープを何度何度も聞きなおしているうちに、だんだんと泣かないようになった。
それをどのように解釈すればいいのか?ということになるけれども、多分こういうことだろうと思う。
つまり、それは
例えば、過去のふがいない自分のことを、ただ今のワタシがみつめ、その感情を味わい、味わいつくすことができたということ。このことにより、当時のワタシの痛みの一部分を癒せたということ。
それから、
例えば、ガンガンに怒られていると感じて、凹んでいる自分自身の抱えている大変さより、指導をしている先生のほうがもっと大変だったということがわかったということ。つまりこれは そこに 「 愛 」を感じることができた!ということだと思う。当時はそんなことを感じる余裕はなかったけれども。
ヒーリングの世界で大事なことは何か? それは、自分の過去の傷に向き合う覚悟を決めること。そしてそれが見つかった時に、まずは、それをしっかり見つめること。そしてその傷を抱えて感じること。抱えて感じきることである。
こんなにも自分のことを、一生懸命、時間をさいて、考えてくれている先生や仲間がいるのに、それを理解できない,アホな自分がいる。
( あ~あ ホントに嫌になる。)そういうマイナスな思いに陥ったとしても、そのアホな自分自身をも、まずは OK! OK! それでも、いいんだよ~ っと受け入れてあげる事が大事。
大切なのは 自己肯定だ。
そして・・・色々な想いを、感じて感じて・・・冷静になったもう一人のワタシが その過去のワタシをみつめているうちに だんだんと ニュートラルなワタシになっていくのだ。
自分自身を癒すことができるのは自分自身しかいない。見たくない自分、凹んでいた自分を助けてあげられるのは他でもない ワタシしかいないのだ。