最終章だけど、、、

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抉・刳

2019-10-27 20:36:54 | 日記
公の場であらわにしない方が賢明と思いつつ、タイトルに大きく記してしまいました。

抉・刳

〘名〙 (動詞「えぐる(抉)」の連用形の名詞化)

① 刃物などを物に突き刺して回すこと。また、突き刺してその部分をくりぬくこと。

※浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二「長刀〈略〉、ぐっと通して一ゑぐり」


② 真実をついて、人を感心させるような、鋭い表現。

※寄笑新聞(1875)〈梅亭金鵞〉一一号「地獄の沙汰も金次第が古今の穿(ヱグ)り」

③ くふうをこらして人の意表に出るような変わった趣向を凝らすこと。ひねり。うがち。

※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「女郎も好(いい)男を廃(すて)て醜夫(ぶおとこ)を見えにするさうだから、人も段々ゑぐりとやらになったのさ」

④ 相手を鋭く追及したり、心を探ったりすること。


えぐ・れる ゑぐれる【抉・刳】


〘自ラ下一〙 ゑぐ・る 〘自ラ下二〙 物の表面などに、無理にくりぬいたような穴があく。

※俳諧・江戸新八百韻(1756)「南無阿彌陀仏縁あらば又〈米仲〉 二三間ゑくれて戻る礒の浪〈龍眠〉」

以上、ネットのことばんくから借用しました。

ここのところ、地獄の沙汰も金次第、地獄極楽も銭、などだいぶ疑心暗鬼になりがちの遷墓作業に追われております。
何を決めるのもお金次第。

名刹も真理の前にお金の力、江戸時代の浮世草子に、坊主のことをあしざまに面白く書いてありますが、令和の御代も同じです(内緒です)

先週の終わりには、10数個の骨壺の外側の墨の字を解読?する作業に追われました。
江戸の終わりころ、今から200年くらい前のものまでは、何とか読み取れました。菩提寺は800年以上続く大寺ですが、明治?あたりにお堂も庫裏も火災にあっていて過去帳がない、と言われます。無言の骨壺のほうが確実でした。
でもさわっていてあまり気持ちのいい作業ではありません。
気にし過ぎなのかもしれませんが、ばちが当たりそうな、病気になりそうなくらい、えも言わぬ不気味な時間でした。10数個のうち半分は土に返すことにしました。石屋さんがしてくれます。

残りは今は石屋さんの別棟に段ボールに入ってひっそり預けられています。
こんなこともあるから遷墓は、なかなか実行に移すのがためらわれるのでしょうか。。。

とはいえ、結局、タイトルに書いたように、殊勝な面持ちはなく、いずれも、お金が決めます。来月の半ばには、やっと永住の場所におさまってもらえるでしょう。

写メもいろいろ撮りました。ここではふさわしくないので、伏せておきます。
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