世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

本の話

2010-08-08 | ひとりごと











本を読むのが好きだった。
今でも、好きだ。

小学校の低学年の時、父が誕生日に
「宇宙戦争」「海底二万マイル」「白鯨」
を買ってくれた。
それが、本を好きになったはじまりだと思う。
宇宙戦争は、最後がおもしろかった。
最近映画になったよね。
「海底二万マイル」のノーチラス号がかっこよかった。
今でもあのノーチラス号のモデルが欲しいと思う。
「白鯨」、エイハブ船長とイシュメールの話は
暗い話だったが、海と船に生きる男の姿が心に残った。

その後、父は図鑑や百科事典を買ってくれた。
僕は、それを読みふけった。
その当時、小学校の図書館の80%は読破したと思う。
図書館でお昼休みに本を読んでいたら
午後の授業がはじまっていて、よく遅れて教室にもどった。

それから、父の持っていた大人の小説も小学生の時、完全読破した。
もちろん、隠れてだが・・・・

おかげで、中学の政治経済をのぞいては
社会と理科の試験は勉強しないで90点以下は
とったことはなかった。

そして、その当時の同級生以上の大人の知識も知っていた。

その後、中学、高校と昭和時代の作家を読んでいた。
一週間に2~3回は本屋に行っていた。

青年時代は乱読の時代だった。
何でも読んだ。
ヘッセとかトルストイとかゲーテも読んだ。
武者小路実篤も好きだった。
それから、小林秀雄の作品も読みふけった。
古事記・日本書紀、万葉集、聖徳太子の文献
仏教の経典、涅槃教とか法華経、禅の無門関なども読んだ。
フロイトもおもしろがって読んだ。
歴史小説も読んだ。
司馬遼太郎はモチロン、山岡荘八とかいろいろ読んだ。
マンガもたくさん読んでいる。

30~40代は、けっこうオタクな本を読んでいる。
宗教関係、経済、リチャード・クーが好きだった。
ドラッカーも読んだ。
「断絶の時代」は考えさせられた。
この頃は、家に200冊くらい本があった。

この時に、ひとりブレスト(ブレインストーミング)と称して
全然違うジャンルの本を5冊くらい買って
それを、3冊くらい同時に読むことをやっていた。
同時に読むと、頭がぐしゃぐしゃになって、
負荷がかかってオモシロイ。

こんなことを、おもしろがってやっていた。

でも、最近は落ち着いて本を読んだ記憶が
あまりないな・・・・・・・





    
I'm not in love



 この記事は2007.5.17に草稿されたものです。
 その当時のコメントも掲載します。