ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

古帛紗 21.法隆寺獅子狩文錦

2018-02-11 10:19:17 | 古帛紗

 

 

 

これ、北村徳斎のホームページで見つけて、欲しかったんだよねー。ちょっと高かったけど。

本歌は国宝である、法隆寺の四騎獅子狩文錦で、去年、京博の国宝展で出品されたらしい。

 

これだ。結構忠実に再現されていることがわかる。

 

ササン朝ペルシャの帝王狩猟図を伝えたもので、作られたのは中国のようだ。

馬に、「吉」と

 

 

「山」の漢字あり。でも馬には羽が生えてて、ペガサス風。おもしろい。

 

 

ペルシャ→中国→日本と渡ってきたのね。製作年代は、7世紀頃らしい。

ロマンあふれる古帛紗。

 

 

 


古帛紗 20.花宴文

2018-02-07 13:32:23 | 古帛紗

龍村織物から完成した古帛紗が送られて来た。

纐纈(こうけち)織。真ん中へんは、匹田鹿子(ひったかのこ)という、細かい絞り染め。

花園のイメージだそうで、華やかー。

 

 

 

織りと絞りで複雑なデザインになっている。技法がよくわからない。

 

 

ふかふかした素材なので、ちょっと厚め。

 

 

 

 

 

実際はもっとかわいらしい赤で、テンション上がる色だ。

すごく凝った作りの割にお安くて、ぽてちは満足です。

 

 

 

 

 


古帛紗 19.宝相華富貴長命

2018-01-27 12:45:06 | 古帛紗

ちょっと色合いが違って写ってたので、二枚載せてみました。

 

 

宝相華というのは想像上の花で、完全な姿だそうです。…と下に書いてある。

 

 

 

 

この花ですか。真ん中に壽の字がある。

 

 

 

そしてウサギさん。

あ、よく見ると、「富貴」の字の上に龍もいるようだ。ふーん。

 

今までにない、大きな立派な箱で到着。

 

 

 

実は「富貴長命(ふっきちょうめい)」の古帛紗は4枚目。

この四文字を見ると、手に入れないと運気が上がらない気がするのか自分でもわからないが、

テンションが上がって、なーんか欲しくなるぽてち。

 

ところで、Amazonからこんな本を買ってみた。

「裂(きれ)」ずきぽてちとしては、手に入れておきたい。送料込みで850円くらいだった。昭和59年の発行時には3,500円

(もちろん税ナシ)だったもの。どうしてもAmazonから買ってしまう。ぽてちにとっては安くて便利なAmazonであるが、

きっと誰かにとっては困った存在なのだろうな。本屋は言うに及ばず。

 

以前買った、「正倉院花鳥文暈繝錦」の本歌がないか、調べてみた。

こちらの、「赤地鴛鴦唐草円文錦」(あかじえんおうからくさえんもんにしき)かと思ったが、

 

こちらの、「紺地花樹双鳥文夾纈絁」読み方はおそらく、(こんじかじゅそうちょうもんきょうけちあしぎぬ)のようだ。

 

 

これなんですけどね。

 

こうやって謎解きのようなことをやっていると、時を忘れるぽてちです。

 

 

 


古帛紗 18.鳥獣草花紋

2018-01-23 12:41:58 | 古帛紗

何気なく古帛紗のショップを見ていたところ、久々に「欲しい!」気持ちがむくむくと湧きあがってきた。

3枚お買い上げ!もう欲しい意匠は無いかなぁ、と思っていたのに。実に奥深いものだ。

 

こちらはむくむくする前に、去年(多分唯一)、買ったもの。

「鳥獣戯画」の図案です。ユーモラスでかわいらしい。

地は「魚々子」地。どういうものか、見ても分からず。細かい点々模様じゃなかったっけ。

 

やっぱりウサギはかわいい。

 

カエル君はおんぶしてます。

 

草花はところどころ刺繍が施されている。

 

刺繍の色は緑、朱、紫。

 

思えば白地の古帛紗はあまり持っていないので、珍しくて良かった。

しかし、お茶も嗜まないのに古帛紗だけ集めている人っているんだろうか。

珍しい裂(きれ)を見ると、(特に名物裂)欲しくなるぽてち。

ついに20枚を越えそう。


古帛紗 16.紗綾形地福寿果文 17.丹地連環蜀江錦

2015-11-04 16:41:20 | 古帛紗

古帛紗もしばらくぶりです。ちょっと高価のを一つ買って終わりにしようと思っていたのですが、

注文するたび廃番になっているので、ちょっとメゲていたのでした。

採算がとれないのかね。その割に土田夕湖の5万円以上するのがあっという間に売れたり、

わからないものですね。

 

どちらも北村徳斎製です。

紗綾形地福寿果文

この地模様は紗綾形というのですね。東雲かと思ってた。笑点のバックってこんな形じゃありませんでしたか?

福寿というのは桃のことです。

ちょっと細長い、とがった桃。桃太郎の桃みたい。

このデザインは前から気になっていたので、今回手に入って良かったです。

 

 

 

丹地連環蜀江錦

これがねぇ。もっとあでやかな七宝入りの蜀江錦があったのですよ。

この花の輪郭がもっときらびやかなのが。そっちが欲しかった。残念。

こちらのでも拡大するとかなり凝った作りだとわかります。

 

もう一つ、大坂蜀江という、金糸が織り込まれた紫色のがあって、高価でもぜひ欲しかったが、製作されていないとのこと。

返す返すも残念。

 

なんだか似たような色合いの、値段的にもそこそこのを2枚買ってしまった。

 

茶道がブームになって再製作されるのを待つしかないか。