ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

イタリア旅行 7

2015-03-18 08:42:21 | 

旅も終盤。最終目的地のミラノへ。

ヴェネツィアから2時間半。午後に到着。ホテルはマニン。

さすがミラノになるとモダンな内装になるのですな。今までで一番広々しています。

 

夫の職場へのお土産を買っていなかったので、スーパーマーケットを探しに行きました。

ここでまたiPadの使えない地図を頼りにしたため、さんざんさまよった上に見つけることができず、帰還。

フロントに聞いてなんとかたどりつき、「バッチチョコ」なるイタリアバラマキおみやチョコ400g入り×3と

もろもろをゲット。イタリアって、スーパーとかコンビニがほとんどなく、苦労します。

結局歩いて15分くらいかかるこのスーパーに3回通いました。

バッチチョコ。キスチョコと同義、だと思います。

 

 

 

夜、ドゥオーモから16番のトラムでサン・シーロスタジアムへ向かいます。

そう、ミラノが最後の訪問地になったのにはワケがあり、セリエAのACミラン×ヴェローナの日程に

合わせるためだったのです(3/7)!本田出るかな。

 

この日に備えて持ってきていたホッカイロやマフラーで重装備し(ミラノは寒い)、トラムに乗り込みます。

16番でサンシーロ前まで行けるとの情報を得ていたのですが、実際は途中までで(今回、この手のあてにならない

情報に振り回された。ガイドブックの見学料他の料金は軒並み値上げされてるし)、

バスに乗り換え、やっとスタジアムにたどりついたと思いきや、座席がよくわからずウロウロし、

座った時には試合はすでに始まっていました。大音響と熱気。これがセリエAなんだ。

 

チケットは日本で代行会社から入手しました。2階席中央(プレス席の隣)で、選手の顔は見えないけど

ゲーム状況はよくわかる席。手数料込で2枚で16,000円くらいでした。ちなみに1階席になると5万以上でした。

ぽてちのカメラではこれが限界。本田は後半出場しました。3試合ぶりとかで、ラッキー。

フリーキックを蹴ろうとしているところです。(どの選手かわかります?)

試合はほとんどミランが勝ったとおもわれましたが、最後の最後に同点に追いつかれ、

2-2でした。周りのファンたちの怒ること怒ること。皆さん、アツかった。男も女も。サッカー好きなのね。

 

実はぽてちは日本代表の選手を見るのも、プロのサッカーリーグを見るのも初めて。

それが異国の地で経験できたので、ここまで苦労して旅を続けてきて、報われた気がした。

 

試合開始が夜8時45分だったので、就寝は12時すぎになりました。

充実感とともに初めて朝までぐっすり寝ました。

 

翌日、まずはドゥオーモへ。

堂々たる、これぞゴシック建築って感じの教会。フィレンツェの教会とは違い、色大理石は使わずほぼ一色。

その代り、レースのように繊細なふちどりが素晴らしい。

 

 

頑張って屋上テラスに階段で上りました。

超モダンなビル群と、教会との対比がミラノらしい。

 

お昼の後はこの旅最後の観光、「最後の晩餐」を観に、サンタマリアデッレグラツィエ教会へ。

昨日と同じ16番のトラムに乗ります。

この教会の食堂の壁に描かれているのです。

見学は予約のみで、すぐに埋まってしまい、個人で取るのはなかなか難しいです。またまたアーモさんのお世話になりました。

撮影は禁止です。照明が暗くてぼんやりしか見えませんが、かなり近くまで行けます。

静寂のなかで、オーラを放つようで、、神々しく見えました。

 

さて、いい気分で見学を終えて出てきたところで、この旅最後の、しかも最悪の事件が。

上の広場に20代の女数名がおり、日本語で「ショメイ(署名)おねがいします」と寄ってくるのです。

麻薬撲滅だとか。これが実に巧妙で悪質です。胸にはID、ファイルを手に持ち、机を出して名前を書かせるのです。

よくよく見ると、最後に寄付(?)なのか、金額を書き込む欄が。「やられた」と思いましたが、

ホイホイついて行った人が(夫)いましたので、後の祭り。

署名欄にはお人よしの日本人名がずらり。

なんと大枚20ユーロも取られました。

ずっと日本語で、日本にいたことがある、誰それという友達がいる、とまくし立ててました。

しかも、夫は騙されたことに気付いていない!領収書なんかもらっちゃって。

多分、名前を書いた人の半分はただの署名と寄付だと思っているでしょうね。

あぁ、思い出すたび腹が立つ。新手の詐欺なのか、出国前の情報にはなかった。

あんなこと、警察が野放しにしておいていいのか?

 

ここでぽてちが注意喚起しておきます。

「ショメイ、マヤクはすべて詐欺!」

名前を書いた方々、帰国後は振り込め詐欺にお気を付けあそばせ!

ウチの子供たちがあんなろくでなしにならなくて良かった、と、それだけが救い。

 

この日は日曜で、ホテル近くのレストランも閉まっているところが多く、遠くまで

出掛けるのもおっくうなので、夜はホテルのレストランへ。

ミラノ風カツレツをいただきました。ウィーン風カツレツに似てます。

明日はとうとう帰国の途に就きます。 

 

ミラノのリナーテ空港から乗継地のパリへ。

実にいろいろなことがあったイタリアともお別れ。

 

 

 

アルプスがきれいに見えました。

 

ぽてちのイタリアの旅、いかがでしたか。

今回は日本の若い人を多く見かけました。卒業旅行かな。

中高年は団体以外ほとんどみかけませんでした。

英語がもっとできると楽だったのでしょうが、まずまず安全に旅程をこなすことができました。

 

最後にまとめとしてイタリア旅行の教訓

1.スリなど、ヤバそうになったら、日本語でもいいので大声を出しましょう。

2.警察、駅員はあてにできないです。注意おこたりなく。

  残念なことですが、親切にしてくれる人はお金目当てだと思いましょう。

3.それをふまえれば、イタリアはやっぱり素晴らしい。古いものが数多く残っています。

 

イタリアにはまだまだ見どころがあります。ナポリ、シチリア、アマルフィ、ピサ、アルベルベッロetc.

また絶対行きたいです。その時は1ユーロもだまし取られず、リベンジすることを宣言します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


イタリア旅行 6

2015-03-17 08:33:25 | 

そういえば、今回、宿泊のたびに観光税をとられました。高額です。

ローマが一番高くて、一人一泊6ユーロ。3泊したので、6×3×2でなんと36ユーロ!

ロンドンではなかったはず。パリでも三泊二人で10ユーロもとられた記憶はない。ご注意を。

 

さて、今日はヴェネツィアに向かいます。列車はフレッチャアルジェント。ロッサ(赤)、アルジェント(銀、)ビアンカ(白)

と3種類あり、順に遅く、安く(多分)なります。ロッサはナポリ-ローマ-ミラノという一直線しかないようでした。

全部一等に乗りました。二等と10ユーロくらいしか違いませんでしたよ。

一等には飲み物とスナックつき。ブラッドオレンジのジュース。真っ赤なオレンジがあるのですね。

酸味があまりなく、おいしい。今回の旅行ではリクエストできる時には必ずいただきました。

 

 

ヴェネツィア・サンタルチア駅で降りて、ヴァポレット(水上バス)でホテルへ。

ヴェネツィアはクルマが入れないので、移動は徒歩か水上交通です。

船からの景色。ヴェネツィアに来たのだなぁ、という感慨に浸れます。

 

 

ゆっくりゆっくり40分ほどかけて運河を進み、桟橋からホテル、ル・イソレへ。

リゾート地にふさわしい、居心地のいいホテルでした。サンマルコ広場近くで、便利。

 

ヴェネツィアは一泊なので、さっそく出かけます。

この高さ90m超の鐘楼に上ります。といってもエレベーターですけどね。

 

 

ヴェネツィアの島が一望できます。すごく寒かったけど。

 

 

離島もいいですね。今度来るときは離島でのんびりというのもいいかも。

 

 

 

歩いてリアルト橋へ。大理石の橋です。

 

 

サンマルコ寺院。今まで見てきた教会と違い、オリエンタルな趣があります。

 

 

内部です。上を見ても素晴らしいですが、ぽてちが注目したのは床です。

 

 

タイルのモザイクがかわいい。

 

 

 

ほらね。床についてはガイドブックでも触れられていなかった。

自分だけの見どころを見つけられたようでうれしい。

 

以上、橋と寺院の2つが主な見どころで、ここは街中の雰囲気を楽しむところなんだな、と思いました。

 

 

クルマがいないので、ゆったりのんびりと歩くことができます。

 

 

狭い水路にゴンドラ。風情があります。

 

 

 

夜はホテルのすぐ近くのトラットリアへ。

日本人多し。味はピカ一。

前菜のイワシのマリネ。生は食べないのか、揚げたイワシでした。でも美味。

 

 

野菜の盛り合わせ。焼いたり煮た野菜が恋しかったので、うれしい。

 

 

 

牛肉のソテー。付け合せの紫色の野菜は何?チコリ?

 

 

 

魚介のフライ。ヴェネツィアは魚介が新鮮なのです。

 

 

チーズ。あっさりしていておいしかった。

白ワインがピッチャーで出てきました。お値段なんと4ユーロ。ローマではグラスワインが8ユーロだったので、

お安いです。おかわりしたら、さらになみなみと注がれてきました。

サービス精神満点で、楽しく食事できました。帰るころには大入り満員。

 

 

次の朝、歩いて対岸のサンタマリアデッラサルーテ教会を目指します。

朝なので、船で野菜が売られてました。

昨夜食べた紫の野菜も真ん中へんにありますね。

 

 

美しい教会でした。

 

 

 

観光地はどこでも、朝など、ひとけがないと二、三割増しで良く見えます。

 

お昼を買って、ミラノ行のフレッチャビアンカに乗り込みます。

 

教訓:観光は早朝に限る。

 

 

 

 


イタリア旅行 5

2015-03-16 08:10:13 | 

明け方から外でゴーゴー、ビュービューすごい音がしていて、今日は歩いての観光は無理かな、と

思いつつ眠りは相変わらず浅い。

 

朝、パジャマやシャツを洗いに前日見つけておいたコインランドリーへ。

こういうのがホテル近くにあるととっても便利ですね。もっとあればいいのに。初めて見つけました。

 

洗濯を待っている時、外の通りで、ドーンと音がして、クルマがぶつかったようです。

風で工事のフェンスが倒れてクルマに接触、ケガ人はいなくてよかったのですが、

一方通行の道がふさがれ、大渋滞に。

フィレンツェは道路が狭く、この道もクルマ一台が通れるほどの幅なのに、幹線道路で、バスが頻繁に通ります。

それに比べてローマのホテル前の道路のなんと広かったことか。

複線のトラムの線路とは別にクルマの車線もありました。古代ローマ時代のフラミニオ街道です。

そういう意味でも古代ローマはすごかった。

 

ホテルに戻り、9時のウフィツィ美術館の予約に合わせて強風の中を徒歩で出かけました。 

ここのホテルではウフィツィ美術館の予約をしておいてくれ、しかも宿泊費から入館料を差し引いてくれるんです。

予約番号を教えてもらい、入館料を払って、そのレシートをフロントに見せて返金してもらう仕組み。

 

それにしてもすごい風。実はその夜のニュースで知ったのですが、

イタリア全土で台風並みの天気だったそうで、木が根こそぎ倒れて亡くなった人がいたり、

道路が通行止めになっていたりの大災害だったのでした。

とにかく今回の旅行は毎日いろいろなことが起こります。ふう。

 

そんなこととは知らず、美術鑑賞です。

ダ・ヴィンチの「受胎告知」

 

ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」

 

 

同じく「春」。きれいでした。下の方を見ているおじさんがいますが、そう、まさにそのあたり、

写真では黒く写ってしまうのだけれど、近くで見るととりどりの花が咲き乱れており、まさに春。

実物を見るとずいぶん印象が変わります。

 

この美術館は景色もいい。

ヴェッキオ橋が見えます。川向うから回廊がめぐらされているのがわかります。

メディチ家の当主が川向うの住居からこちら側のピッティ宮まで、外に出ずに通えるようにしたもの。

暗殺をおそれたとも言われています。

 

この橋の近くにある、ルチアーノという革製品の店で手袋買いました。

おなじみアーモさんの情報で知っていました。

老舗らしいです。店の女性は親切で、高いものをすすめもせず、アドバイスも的確でした。

グレーのような、ベージュのような微妙な色合いのを買いました。

後で気づきましたが、アーモイタリアの記事をコピーして見せると、1割引きだった。

59ユーロ。さっそく使いました。

 

 

おぉ、見たかったヴェッキオ宮です。「ハンニバル」でパッツィ刑事がレクター博士に腹を裂かれて

窓から吊るされた場所。(ぽてちは結構悪趣味です)

 

そしてフィレンツェはいわずもがな、イタリアの象徴といってもいい、ドゥオーモ。

クーポラ(丸い屋根)のてっぺんに上ってフィレンツェを俯瞰、の予定が、登り口がわからない。

工事中だからやっていないのかなんだかわからないまま、あきらめました。残念。

 

 

 

色大理石が見事です。

 

午後はバスのチケット1枚を有効に使って、(時間制で90分乗り放題)

ホテル前のバス停から循環バスで市内を一周しました。

こういうのんびりした観光を一回やってみたかった。

生活感も感じられて良かった。

バスやトラムは景色もいいし自分がどこにいるかすぐにわかるので、

地下鉄より好きです。

 

夕食はお店のテイクアウトでパニーノ(サンドイッチのようなもの)。

イタリアではイギリス風に「Take Away」と言います。

ここでは釣銭をごまかされた。

まったく!

 

教訓:ホテルのちかくでコインランドリーをチェック。

 

 

 

 

 


イタリア旅行 4

2015-03-15 08:50:13 | 

二番目の訪問地、フィレンツェへ向かう。

さすが首都、朝のテルミニ駅は混雑してました。

自分が乗る列車のホームは乗車20分前くらいにならないと

決まらないので、電光掲示板とにらめっこ。

やっと出たのでホームを目指して歩いていると、「何号車?」と声をかけてくる男が。

こう書くと、いかにも怪しげですが、実際はとっても親切そうに見えます。

それに対して夫が(初めて登場しましたが、今回は夫婦で旅行しとります)チケットを見せてしまった。

あちゃー、と思いましたが、見せてしまったものは仕方がない。

列車が入ってくると、ご丁寧にスーツケースを(なんで渡すかなぁ)列車の棚に上げてくれ、「Ten」ですと。

10ユーロ払えってことらしいです。私は1ユーロしか渡しませんでしたが、夫は数ユーロ渡してました。

実はスーツケースごと持っていくのではないかと恐れていたので、まぁしょうがないか。

 

イタリアでは、スキがあれば金をかすめ取ってやろう、という輩が多いように思います。

脅して取る、というわけではなく、だまされる方が悪いでしょ、みたいな。

 

ウィーンでの一件にしろ、列車乗車時は大変危ないです。

前にも書きましたが、ヨーロッパの駅は改札もなく、駅員もいません。

誰でも入ってこれます。なんで誰かが見回っていないのかわかりませんが、

自分の身は自分で守るしかありません。

 

気を取り直して車窓から一枚。小さな村の物語、なんちて。

列車はフレッチャロッサ。イタリアの新幹線ですな。

300km/h出るようですが、実際は250くらいでした。

1時間半で到着。

 

ホテル・エグゼクティブ。駅から歩いて5~6分。

午前中の到着ですが早めにチェックインさせてくれました。

やはり洗面所は大理石。ゴージャス。

 

このホテルは市内にあまたある、かつてメディチ家のものだった邸宅を改築している建築物らしく、

階段室に以前の壁が残してありました。とにかく強大な権力と富を握っていたメディチ家。

 

まずはサンタマリアノヴェッラ教会。色大理石が美しい。

 

その後、日本でもコスメで有名なサンタマリアノヴェッラ薬局へ。

世界最古の(13世紀からあります)教会付属薬局。

「ハンニバル」(こちらも旅行前に再読しました)のDr.レクターご用達でもあったなぁ。

こちらの石鹸2個で30ユーロ以上したと思います。

でも日本だと右のが5,000円以上なのでまずまず。

 

夕方にバスでアカデミア美術館へ行き、有名なダビデ像を見に行きました。

像の後ろにベンチがあり、座って見られるのですが、あれ、意外に太っている、というか、

顔がデカいというか、大きな像を下から見ているせい?

意外な結果でした。八頭身ではないのね?

ちなみに撮影禁止です。

 

バスで帰る途中から雨が降り出しました。それがかえってよかったのか、

ダメ元で行ってみた、超有名なトラットリア・アルマンドが飛び込みで入れました。ホテルからは至近距離。

まずは地元トスカーナのボトルワインを注文。つき出し的にトマトの煮込みのようなものが出ました。美味。

トロトロです。つき出し的に有料でした。

 

 

ナッツやブドウが散らされたサラダ。旅行中は野菜不足になります。

右はカリカリのパンに黒オリーブのペーストが塗られたもの。

このペースト日本で売ってないかな、おいしい。

 

 

そして食べてみたかった、トリッパ。ローマ風とはちょっと違うらしいです。ローマはミント入りとか。

トマト味で、牛の胃(ハチノス)を煮込んだもの。大量の豆が添えられています。

大豆よりちょっと小さめな豆。ウィーンでも見ました。なにかのハーブが入っている。

トリッパは食感が微妙で、ちょっと気持ち悪く感じる人もいるかも。

食後はお決まりのエスプレッソ。ウマいけど、濃い。濃いけどウマい。

 

教訓:とにかく列車乗車時には細心の注意を。

 


イタリア旅行 3

2015-03-14 08:59:11 | 

さぁ、また早起きしてコロッセオに向かいますよ。霧が出ています。

天気が悪いせいか、早朝のせいか、行列はほとんどできていない。

スムーズに入場。

真ん中に見えているのは(底)地下部分で、檻の中で獣や人間が出番を待っていたところ。

この上に板を敷き、砂(アレーナ)を撒いて血を吸わせていたという。これがアリーナの名の由来。

なんと血なまぐさいことでしょう。猛獣対人間より人間対人間の戦いが最も人気だったとか。

 

 

一階、二階、三階と建築様式が違うんです。

 

 

コロッセオに隣接するフォロ・ロマーノへ。古代ローマ時代の政治、行政の中心地です。

完全な形で残っているものはなくとも、当時の姿は想像できます。

紀元前にすでにこんな姿だったとは…。

 

カエサル(シーザー)が火葬された場所。質素で閑散としてました。

 

 

 

ここはNHKで北川景子が出演していた垂直タイムトラベルという番組で出てきた市庁舎です。

三層構造で、古代ローマ、ルネッサンス、あれ、なんだっけ。とにかく古い順に積み重ねて

建てられていて、ローマには遺跡の上にどんどん建築が積み増しされているという話でした。

実際、街中にも遺跡としか思えない建物がビルとして使われているものを多く見ました。

今まで見たヨーロッパの都市には見られなかったものです。

とにかく掘ると遺跡が出てきてしまうらしいので、地下鉄も2本しかありません。

「永遠の都」、ローマ。

 

 

隣のパラティーノの丘。当時の高級住宅地跡のようです。

 

ここまでで午前10時半くらい。しかし、次の訪問先、真実の口に到着したのは12時。

そんなに遠くないのになぜ時間がかかったかというと、

iPadを頼りに探していたから。フツーのiPadはどうか知りませんが、ウチが借りていたのは

googleマップではなかったのです。スゴくわかりにくい!

日本語の表示どころか、通りの名前、駅の名前もない。どうやって使えと?

道路の角度なんかをガイドブックと照らし合わせてみましたが、さっぱり。

はるかかなたまでさまよってしまいました。おかげで何度も道を聞けて

英語の練習にはなった。ハッ。

 

バスでテルミニ駅まで行き、次の日のフィレンツェ行の列車の切符を買いました。

帰りの地下鉄でスリに狙われる(前日もありました)。少女といっていい年の子。

「何してんの、アンタ!」と日本語でスゴんでやったら、周りの乗客に引かれた。

ふん、日本人をナメるんじゃない!

でも次の日、駅でナメられることになったのでした。

 

教訓:googleマップ以外は使わないこと。