名残惜しいがスペインを発つ朝になりました。7時前には切符売り場へ行き、窓口で空港行きの列車のチケットを取ろうとしたら、昨日いたおじさんがいない(早朝のため?)。
販売機はスペイン語だけで使えず、急きょタクシーで行くことに。このあたり、個人旅行ではプランBを常に用意しておかないと。
空港まで料金は16ユーロ。高速も通るので、早い。
マラガからパリまではエア・ヨーロッパ(ヨーロッパという名のスペインの航空会社らしい)で3時間。なんと初の有料サービスです。LCCかと思った。
いつになったら飲み物が出てくるのかなぁ、と待っていたら、前の座席のポケットに料金表がありました。誰も買っているようではなかった。飲まず食わずでシャルルドゴール空港着。
さぁ、ここへきて最後の試練が待っておりました。まずは乗客が降りるのが遅い。バスでターミナルまで行くらしいのですが、バスが満員になると列も止まり、進まなくなります。
降りるまで10分くらいかかった。さらにターミナル2Fから2Eに移動するのにちょっと間違えて5分経過。出国審査で前に200人くらい並んでて、ここで大幅に(多分25分くらい)経過。
おいおい、乗り継ぎ時間があと20分くらいしかないよー。さらにMというゲートがエレベーターを降りたところと書いてあり、なんとバス乗り場に到着。この建物じゃなかった!
バスから降りて、46番ゲートを探すも、はるかかなた。走る走る。搭乗口から係員が迎えにきていて、「心配しないでね」と言われるまで、乗り過ごしたかと思った。
席に着いたのが離陸5分前でした。最後の乗客だったみたい。いつも乗り継ぎは余裕があったためしはないのですが、今回は特別遠く、特別混んでました。この空港、広すぎ。
しかもスキポール空港のように、余裕のない人を先に回してくれるという配慮もなく、人手も足りていないようでした。次回の教訓とする。
パリー成田はエールフランスです。とくれば、やはり。
おつまみとシャンパン。ほっと一息。
続いて夕食。右の雑穀のサラダがいおいしかった。
さらに朝食も一気に紹介。そうそう、ゼリーだのジュースだの、水っぽいものがたくさん出るんだった。それでトイレが最後まで混むのです。
午前9時46分、成田到着。帰国しました。
お土産の一部。有名らしい、生ハム味のプリングルズ。品薄らしく、探し回ってマラガのエル・コステ・イングレス(デパート)の地下スーパーで購入。
以下、パエリアの素2種。マテ貝の缶詰。イカの墨煮も同じ売り場で。「地球の歩き方」に出てたものです。
あとはアルハンブラで木製とタイルのマグネットを娘のおみやげに。ワイン。チョコレートなどを買いました。
今回の旅で思ったこといろいろ。
1.事前に用意すべきガイドブックがあまり売られていない(イタリアなどに比べて種類が少ない)。「地球の歩き方」がおすすめ。情報が新しい。ただし、施設の入場料は毎年上がるのか、実際には10%~20%ほど高い。分厚いので今回もいらないところをカッターでカットして持っていきました。
2.スペインの人達は親切で、治安も良かった(テロの警戒で警察官が街中に多かったこともあると思いますが)。イタリアとは大違い。駅でもちゃんと改札があるし、
地下鉄でも怪しげな人はいなかった。これは精神的に楽です。常に疑心暗鬼でいなくて済む。
3.セビージャ、グラナダはもっと地方色が強いと思っていましたが、洗練された都会でした。トレドやロンダは観光地化していて、やっぱりもっと田舎に行きたかった。
カサレスに行けなかったのが悔やまれる。3,000人くらいの町だそうですから。
4.年も年なので、迷ったらタクシーに乗ったほうがよい。日本に比べて格段に安いし、余計なところで歩き回って疲れなくて済む。スペインはタクシーが過剰で、流しも多く、
つかまえるのは楽でした。
5.海外へ行くごとに強く感じることですが、日本はいろんな面でガラパゴス化してますね。ヨーロッパの地方空港って、成田より規模が大きいんじゃないかな。スッキリしてきれいだし。
よほどの田舎でもカード決済できるし。無料wifiはあたりまえ。街は若い人であふれているし、赤ちゃん連れも多い。年寄りに特化した(というと怒られる?)日本の社会と比べるとちょっと悲しくなるくらいです。
以上、ぽてちのスペインの旅でした。次回は、エジプトかトルコに行きたいのですが…。命がけで行くしかないか。