ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

スペイン旅行 7.

2016-03-23 13:17:22 | 

名残惜しいがスペインを発つ朝になりました。7時前には切符売り場へ行き、窓口で空港行きの列車のチケットを取ろうとしたら、昨日いたおじさんがいない(早朝のため?)。

販売機はスペイン語だけで使えず、急きょタクシーで行くことに。このあたり、個人旅行ではプランBを常に用意しておかないと。

空港まで料金は16ユーロ。高速も通るので、早い。

 

マラガからパリまではエア・ヨーロッパ(ヨーロッパという名のスペインの航空会社らしい)で3時間。なんと初の有料サービスです。LCCかと思った。

いつになったら飲み物が出てくるのかなぁ、と待っていたら、前の座席のポケットに料金表がありました。誰も買っているようではなかった。飲まず食わずでシャルルドゴール空港着。

 

さぁ、ここへきて最後の試練が待っておりました。まずは乗客が降りるのが遅い。バスでターミナルまで行くらしいのですが、バスが満員になると列も止まり、進まなくなります。

降りるまで10分くらいかかった。さらにターミナル2Fから2Eに移動するのにちょっと間違えて5分経過。出国審査で前に200人くらい並んでて、ここで大幅に(多分25分くらい)経過。

おいおい、乗り継ぎ時間があと20分くらいしかないよー。さらにMというゲートがエレベーターを降りたところと書いてあり、なんとバス乗り場に到着。この建物じゃなかった!

バスから降りて、46番ゲートを探すも、はるかかなた。走る走る。搭乗口から係員が迎えにきていて、「心配しないでね」と言われるまで、乗り過ごしたかと思った。

席に着いたのが離陸5分前でした。最後の乗客だったみたい。いつも乗り継ぎは余裕があったためしはないのですが、今回は特別遠く、特別混んでました。この空港、広すぎ。

しかもスキポール空港のように、余裕のない人を先に回してくれるという配慮もなく、人手も足りていないようでした。次回の教訓とする。

 

パリー成田はエールフランスです。とくれば、やはり。

おつまみとシャンパン。ほっと一息。

 

続いて夕食。右の雑穀のサラダがいおいしかった。

 

さらに朝食も一気に紹介。そうそう、ゼリーだのジュースだの、水っぽいものがたくさん出るんだった。それでトイレが最後まで混むのです。

午前9時46分、成田到着。帰国しました。

 

お土産の一部。有名らしい、生ハム味のプリングルズ。品薄らしく、探し回ってマラガのエル・コステ・イングレス(デパート)の地下スーパーで購入。

以下、パエリアの素2種。マテ貝の缶詰。イカの墨煮も同じ売り場で。「地球の歩き方」に出てたものです。

あとはアルハンブラで木製とタイルのマグネットを娘のおみやげに。ワイン。チョコレートなどを買いました。

 

今回の旅で思ったこといろいろ。

1.事前に用意すべきガイドブックがあまり売られていない(イタリアなどに比べて種類が少ない)。「地球の歩き方」がおすすめ。情報が新しい。ただし、施設の入場料は毎年上がるのか、実際には10%~20%ほど高い。分厚いので今回もいらないところをカッターでカットして持っていきました。

2.スペインの人達は親切で、治安も良かった(テロの警戒で警察官が街中に多かったこともあると思いますが)。イタリアとは大違い。駅でもちゃんと改札があるし、

地下鉄でも怪しげな人はいなかった。これは精神的に楽です。常に疑心暗鬼でいなくて済む。

3.セビージャ、グラナダはもっと地方色が強いと思っていましたが、洗練された都会でした。トレドやロンダは観光地化していて、やっぱりもっと田舎に行きたかった。

カサレスに行けなかったのが悔やまれる。3,000人くらいの町だそうですから。

4.年も年なので、迷ったらタクシーに乗ったほうがよい。日本に比べて格段に安いし、余計なところで歩き回って疲れなくて済む。スペインはタクシーが過剰で、流しも多く、

つかまえるのは楽でした。

5.海外へ行くごとに強く感じることですが、日本はいろんな面でガラパゴス化してますね。ヨーロッパの地方空港って、成田より規模が大きいんじゃないかな。スッキリしてきれいだし。

よほどの田舎でもカード決済できるし。無料wifiはあたりまえ。街は若い人であふれているし、赤ちゃん連れも多い。年寄りに特化した(というと怒られる?)日本の社会と比べるとちょっと悲しくなるくらいです。

 

以上、ぽてちのスペインの旅でした。次回は、エジプトかトルコに行きたいのですが…。命がけで行くしかないか。


スペイン旅行 6.

2016-03-22 12:52:43 | 

グラナダ9時発のバスでマラガへ向かいます。日本のように高速道路の料金所はなく、いつのまにか高速運転になっています。

スムーズでいいのですが、サービスエリアなどがないため、トイレ休憩はありません。グラナダーマラガは1時間半ほどで問題はないのですが、

セビージャーグラナダは3時間。必ず直前にトイレに行っておきましょう。

 

乗り込む際、「ゴハン」とドライバーに日本語で渡されました。マドレーヌをパンにしたようなものと、水とイヤホン。イヤホンで聞けるものもないけどね。

 

旅行前の計画では、マラガに着くやいなやロンダに向かい、次の日はカサレスという辺境の小さな白い村へ行くことになっていました。

ぽてちはこの、「アンダルシアの白い村」を見に行くことが主な目的だったので。

しかし、旅も終盤で疲れも出てきて、アンダルシアに入ってからは車中から白い村(いかにもスペインの田舎らしい村!)がいくつか見えたので、

それで良しとしようじゃないか、という消極的な気分になり、次の日にロンダへ行き、カサレスはやめることに決めました。

 

さて、マラガのホテルは、「バルセロ・マラガ」です。

とても大きなホテル。

モダンなインテリアでした。ブラインドは電動で開閉します。

洗面台は1台(今回、なぜかそこが気になる)。

駅に直結しているので、鉄道、バスともに便利です。駅にはエキナカのお店がいっぱいで、食べることには困りませんでした。

ちなみに2泊目の朝(帰りの飛行機です)が早いので、ホテルの朝食は「無し」です。

 

マラガはピカソ生誕の地。ピカソ美術館に行きました。

館内は撮影禁止だったので、建物の画像を。宮殿を改装した美術館。スペインらしく、パティオがあります。

 

これは回廊の天井なんですが、アルハンブラでも見た模様です。スペインの木彫は素晴らしいです。

ピカソの作品が数多くあり、日本語の音声ガイドもわかりやすかった。

 

そして、この旅最後となるカテドラル。見納めかぁ。

パイプオルガンの下の木彫も素晴らしい。何度見てもカテドラルはスゴい。その時代の人々の意地すら感じます。

 

マラガは地中海に面した街で、そのせいか解放感があります。こちらは中心部のマリナ広場。すぐそこが港で、遠くに客船が見えます。

 

 

やっぱり食べ物の写真が多いなぁ。何かのクロケット(何か忘れた)。コロッケとは違い、パン粉をのっけたグラタンみたいでした。小魚の揚げ物。

 

なんで同じ日にこんなに食べたのだろう。サッポロビールが珍しくて買ってしまいました。

 

さて次の日、このバスでロンダに向かいます。もっと小さなバスで田舎の山道を行くのかと不安でしたが、これなら安心できそう。

 

途中の村。ほらね、白い村です。路線バスらしくて、いったん村に寄って人が乗り降りします。この村、ひなびていてよかったなぁ。

 

2時間弱でロンダ到着。人口3万を超える、意外に大きな町でした。これは闘牛場。スペイン最古のものの一つ。黄色い土が印象的でした。なぜこんなに黄色い?

 

ジャーン。これがロンダに来たかった理由。旧市街と新市街がとてつもなく高い橋でつながっているのです。以前、BSの番組で見て、ぜひ行きたい、と思ってました。

 

こんな深い谷(100mくらいあるらしい)によく橋をかけようと思いましたね。

 

サンタ・マリア・ラ・マヨール教会。やっぱりイスラムっぽい作りです。ほんとにスペインはイスラムの影響が残る国なんですね。

帰りは疲れてウトウト。でもぽてちはバスではしっかりシートベルト締めています。これがまたよく飛ばすのよ。こわいこわい。

お土産を買って、今夜はスペイン最後の夜。名残惜しいが、相当長い旅でもありました。

次回は総括です。

 

 

 

 

 

 

 

 


スペイン旅行 5.

2016-03-21 15:05:25 | 

グラナダのバスターミナルに到着後、明後日のマラガまでのチケットを買ってホテルへ向かいます。

「メリア・グラナダ」です。団体客が多い、大きなホテル。ぽてちはどちらかというともっと小ぢんまりした、クラシカルなのが好み。

 

 

洗面台は一つ。

 

でもプレゼントが置いてありましたよ。チョコレートでした。

 

 

 

さっそく街へ繰り出すと、元気のいい太鼓の音と、女性の声が聞こえてきました。よくはわかりませんが、

女性の権利を主張するパレードが行われているようでした。こういう地元の行事にはなかなか出会えません。貴重です。

しかし、スペインて、もっと暖かいイメージだったのですが、結構寒い。特にグラナダは山の中ということもあり、氷点下になりそうなくらい冷え込みます。

 

到着を早めたのは、明日訪れるアルハンブラ宮殿の予約券(ネットでは予約のみで、引き換えが必要)を確実に本券に換えておくためです。

これをやっておくと、明日、バスで降りる場所が外れのほうのチケット売り場ではなく(アルハンブラはとても広いです)、直接入場でき、時間の節約にもなります。

リブレリアなんとかというお店で交換してもらうのですが、2、3人並んでいただけで10分くらい待たされました。もう慣れっこになっています。話好きなんですよね。

そして早く到着したため、さらに夕景の撮影もできました。バスでアルハンブラと逆方向の、サン・ニコラス展望台へ向かいます。

どうでしょう。白い雪を頂く、シエラネバダ山脈をバックに浮かび上がったアルハンブラ宮殿。美しいです。この風景を見られただけでもはるばる来た甲斐がありました。

 

ちなみにグラナダ市内のバスについて。チケットはドライバーから買えます。ボノという、6回つづりのカードを買いました。二人でも使えます(機会に2回ピッピッとタッチします)。

チャージもドライバーに言えばできます。2ユーロのデポジットと書いてあったけど、そのままにしてきてしまった。返金してくれるのでしょうか。

 

グラナダのバルでは飲み物を頼むととタパスが1個無料で付いてきます。適当に入ったバルで、ワインを頼んだら、3cmくらいの小さなグラスに白酒みたいのが出てきました。

塩麹みたいな味がした。あれはなんだったのか、今だに不明です。

 

夜、歩き回っていると、こんなお店を発見。スペイン人は生ハムの脚ごと1本買っていって、自分でカットするのでしょうか。

 

毎度おなじみ、ホテルの幸福の朝食(一日いてもさしつかないくらいです。ぽてち的には)。

オレンジの木が街路樹になっているくらいなので、当然、オレンジジュースは新鮮でおいしい。毎朝欠かさず飲みます。ここのホテルはビュッフェが充実していて、すごかった。

 

こんなカウンターが3台ほどありました。たしか具材を選ぶとオムレツにしてくれるサービスがあった気がする。

 

部屋からの眺め。遠くにアルハンブラも見えます。前の家の瓦から草が生えていました。この素焼きの瓦はスペインの特徴です。

 

 

 いよいよアルハンブラ宮殿に向かいます。アルハンブラバスC3をカルロス5世宮殿で下車。ナスル宮殿の予約時間は9時なので、先にアルカサバ(城塞)を見ておきます。

朝早くて人もまばら。アルカサバの突端の見張り台から後ろを振り返って見たところです。遺跡のようにも見えます。

 

ナスル宮殿内(ここにアルハンブラの見どころが集中しています)。細かな細工がぽてちのカメラではなかなか捉えられていなくて残念。

 

 

アラヤネスの中庭。水がふんだんに使われています。

 

 

天井は木製で、透かし模様が宇宙のようです。

 

ライオンの中庭。

12頭のライオンの口から水が出ています。

 

二姉妹の間のモカラベ。鍾乳石のような彫刻飾りで、気が遠くなるほど細かい。貴重な体験でした。

 

アルハンブラは意外にもその面積のほとんどが庭園です。そこらじゅうで職人さんたちが手入れに勤しんでおりました。

散策中、思わぬ出会いがありましたよ。

 真ん中にいるのは…リスさん!木からするすると降りてきて、あっという間に見えなくなりました。動物を発見するとテンション上がるぽてちです。

敷地の外の、ヘネラリフェへ向かいます。

 

夏の離宮だそうで、涼しげでした。

 大変きれいに手入れされていて、気持ちがよかった。

 

そうそう、アルハンブラのラグーナというお店で、この旅唯一の自分へのお土産を買いました。

タラセアという、この地方特産の寄せ木細工のお盆です。飾りとして使ってます。

箱根のに似てます。木を張り合わせたものを薄くスライスし、並べて貼った後、磨いたものです。TVで見て、欲しいと思ってました。

縁の白は骨です。金色は金属(ゴールド?なわけはないか)。安いのはプラスチックだとお店の人が言ってました。こちらは現金払いで115ユーロでした。

 

お昼にイタリアン(連日フライなどのかわいた食べ物が多く、汁物が食べたくなり、カルボナーラをいただきました)を食べた後、アルハンブラバスのチケットが余っているので、

C2に乗って、サクロモンテと呼ばれるロマ族が暮らす洞穴住居方面へ。

実は循環バスの中から見学しただけ。循環バス大好きです。安い、楽、確実に戻ってこれる。

 

カテドラルにも行きました。いくつ目のカテドラル?でも見事なんだよねぇ。

 

そうそう、イベリコ豚の生ハムの画像がまだでした。

厚切りで、肉も脂も熟成された旨みがあります。そして安い。これでたしか4ユーロくらいでした。向こうの皿はホタルイカのソテー。すごい量でした。

真ん中の皿は(食べかけですみません)、オリーブと魚の揚げ物。無料タパス。オリーブは頻繁にでてきますが、おいしいです。瓶詰と違ってかみごたえあり。

 

グラナダはお店もおしゃれで、スタイリッシュな街でした。また来たい。

 


スペイン旅行 4.

2016-03-20 13:17:39 | 

いよいよ佳境に入ってきたスペイン旅行。ぽてちのこの旅の目的は、田舎を訪ねることなので、このあたりから本格的になってきます。

ホテルをチェックアウトし、今度は乗車拒否されずに(ホテルの人がタクシーまで荷物を運んでくれましたから)

おなじみのアトーチャ駅へ。またAVEに乗り、セビーリャ(セビージャともいう)へ向かいます。

そして初めての、かつ待望の列車の中でのお食事。1等にはタダで(というか切符が食事込みのお値段)出てきます。

10時~12時半の列車なので、朝ごはんです。カトラリーが飛行機の時のようにプラスチックではなく、ステンレスなのがうれしい。

ダノンヨーグルトの前のちっちゃなボトルはオリーブ油で、パンにつけていただきます。これが固いパンにしみてすごくおいしかった。

このミニボトルは5本セットでスーパーで売られているみたいです。おみやげにいいです。

その後、すっかり食事が終わってからお酒などのサービスが回ってきました。…同時に出してほしかった。

 

不思議なのは、ほぼ同じ距離と思われる、バルセロナーマドリード間の食事なし1.5等(ツーリスタ・プラス)が93.6ユーロで、

食事つき1等(プレフェンテ)のマドリードーセビージャ間が68.7ユーロなこと。ちなみにレイルヨーロッパで購入しました。

人気路線は割高ってことなのでしょうね。

 

さて、セビージャでのホテルは「ドニャ・マリア」

公爵夫人の邸宅だったそうです。リゾートっぽい、素敵なお部屋でした。

 

この時点で日本からわざわざ持ってきたコンディショナーをどこかのホテルに置き忘れてきたことに気付く。

あぁ、せっかくもってきたのに。でも今回は、ヘアパックとコンディショナーが各1回ずつ置いてあったので、なんとかしのげました。

シャンプーはどこのも相変わらず泡立ち悪し。

 

部屋には奥行40cmほどのテラスがついており、あまりの頼りなさに踏み出すのに勇気がいりますが、気分はいいです。

スペインは一般家庭でも、こうしたテラスつきの家、アパートが多い。

 

 

そしてお隣がカテドラルという立地なので、便利なことこの上ない。

 

さっそく出かけます。

まず目を引くのがコロンブスの棺。実際に遺骨が入っているらしい。そして棺を担ぐのは当時の4人の国王。いかに貢献した人かがわかります。

セビージャは内陸にありますが、ここを流れる川から船が出港し、新大陸へ向かい、お宝を満載して入港していました。つまり富を独占していたのです。

 

こちらの金ピカの祭壇(?というのかな)にはアメリカから運ばれた200キロの金が使われたらしいです。

聖具室は数々の名画が飾られ、美術館のようでした。そして何より、大きい。世界3位の規模だとか。

 

隣のヒラルダの塔にも上りました。スペインはイスラムの建物をキリスト教の建物に改築したものが多く、こちらもカテドラルもそうです。

 

 

塔からの眺め。真ん中の屋上プールがある建物がホテル。夏は気持ちいいでしょうね。

ちなみに植わっている木はオレンジの木です。スペイン中にありました。実も生っていましたよ。カテドラルにはオレンジの中庭もあります。

 

夕方、カフェで初チュロス。「チョコラテ」と呼んでましたね。もっと太いのもありますがこちらは細目。

チョコレートは甘さ控えめで、チュロスも塩味なので、見た目ほど激甘ではないです。

続きまして晩ご飯です。食べ物の画像が続きます。

 

サングリア。初めて飲みましたが、甘くておいしい。家へ帰ったら夏に作ろう、と思いました。

 

 

ガスパチョ。これも夏にいいですねー。絶対作る。

 

 

 

アーティチョークとうなぎの稚魚と生ハムのグリル。稚魚はニセモノで(本物だとおそろしく高価なはず)したが、じゅうぶんおいしかった。

 

こちらは主人の牛テールの煮込み。どちらも4ユーロくらいで、安い。

物価は安いなと感じました。グラスワインが2.5ユーロくらい。タパスは3~4ユーロくらい。

 

そしてさらに次の日の朝のホテルの食事。

今回は食べものの画像多し。テンションあがるので、ついつい撮ってしまう、ぽてちです。今回ももちろんお代わりしましたよー。(毎回です)

 

ここから移動はバスになります。午後4時発グラナダ行きをネットで予約していたのですが、早く行ったほうがいいかなと思い、

朝の散歩がてらバスターミナルまで行って(1㎞以上あったか)正午発に変えてもらいました。ぽてちの旅の目的は街歩きなので、こういう手間は全く気になりません。

こんな建物の写真も撮れたし。

 

出発まで観光です。

アルカサル(イスラムの宮殿みたいなもの、だと思います)へ行きました。

おぉ、ミニアルハンブラって感じ。レースみたいな彫刻が素晴らしい。

 

 

 

イスラムでは水が重要だったようで、ここでも広大な水の庭園が広がっていました。ここも夏は気持ちいいでしょうね。セビージャの夏は殺人的に暑いらしいですから。

その後、サンタクルス街という、ユダヤ人居住地区を散策、というかさ迷い歩き、次の目的地、グラナダへ向かいます。

 

 

 

 


スペイン旅行 3.

2016-03-19 19:10:39 | 

もし、一日しかスペインにいられないなら、迷わずトレドへ行け、と言われます。

世界遺産。古都です。

 

バルセロナからAVE(アベ)というスペインの新幹線に乗って2時間半。マドリードに着きます。

ここからAVANTという高速列車に乗り換えてトレドへ向かうのですが、切符を買うのに一苦労。

機械ではいくらカードを通してもはじかれてしまい、窓口に番号札をもらって並ぶことに。

スペイン人て、話がやたら長いのです。この後も窓口に並ぶたびに思いました。

日本人だと30秒で終わる話が5分くらいかかる。何をそんなに話すことがあるのでしょうね。不思議。

 

窓口でもカードが使用不能になり、(ただしここ以降、使えなかったことはない)現金で支払いました。

 

うひょー、ビックリですよね。マドリードのアトーチャ駅で時間をつぶしていた時に撮りました。アトーチャには大きな植物園があるんです。

甲羅干ししているのかな、人だかりができるほど大人気のカメ君達。

 

 

 

トレドでは一度は泊まってみたかった、「パラドール」に泊まります。国営のホテルで、スペイン各地にあります。

どこも人気で取りにくいのですが、HISでとれました(最後の1室でした!)。1泊23,000円(朝食付きは5,000円アップだったので、無しにしました)と今回のホテルの中では一番高かった。

山の上の重厚なホテル。中世のお城、もしくはステーキハウス(?)を連想しました。

 

ロビーです。家具がスペインらしく無骨でいい。右側の壁にはトレドに住んでいたエル・グレコの絵が多数。

 

洗面台はやはり2つ。人生初のジャグジー付きでしたが、水栓の調子が悪く、ぽてちは体験できなかった。主人はできたみたいです。

 

そしてなんといってもここの売りはこの景色。テラスからトレドが一望できます。泊まるときはぜひシティビューにしてください。

 

 

 カテドラルです。スペイン・カトリックの総本山。

たしか撮影禁止だったので、画像はなく、記憶も正直あいまいですが、美しい教会でした。

 

 

こちらはエル・グレコ博物館。彼が住んでいた建物で、木とタイルとしっくいでできていて、ぽてち的には建物が素晴らしかった。

ところで、入口をのぞいていたら、係の人に、「こっちこっち。ここから入ってね。」と手招きされてするっと入ってしまったのですが、

へんなところから入ってしまったらしく、入場料を払う場所がわからず、タダで見させてもらいました。なんかありがとうございます。

(多分、団体客と間違われた?)

 

夜、ホテルへ帰るため、バスに乗りました。「パラドールに行く?」とドライバーに聞くと行くらしい。

真っ暗な山道をどんどん上ります(トレド市街とは逆の山の上にポツンと建っている)。乗客も我々以外1人になって不安になった頃、ドライバーが「パラドール!」と叫んで

入口近くの停留所で降ろしてくれました。しかし…。

鼻をつままれてもわからないくらいの暗闇、呆然。日本の夜道とは違い、ほんとーに暗い。

派手な看板や道しるべも皆無で、しばらく真っ暗な中をさまよいました。結局近くにあったのですが、怖い体験でした。

 

打って変わって朝日に浮かぶトレド市街。多分もう一生みることはないでしょう。いつもながらちょっと感傷的になります。

 

こちらの素晴らしい建物は、トレドの駅舎です。中もタイルがキレイでしたよ。

 

今日はマドリードに戻り、プラド美術館へ行きます。

駅からタクシーに乗ろうとしましたが、乗車拒否されてしまいました。へ?初めてだな。

ホテルは近いといっても歩いて15分くらいの、「nHパセオ・デル・プラド」です。

今回泊まった中で一番狭かった。シングルベッドの幅も狭い。

 

バスタブなしでシャワーのみ。バスローブとスリッパ付き。ここのスリッパを持ち帰って、帰りの飛行機の中で使いました。

100円のよりは良かったので。

 

目の前はロータリーで、向こうの白いビルはリッツホテル。五つ星。その右はもうプラド美術館の敷地です。

 

プラド美術館は撮影禁止。その後行ったティッセン・ボルミネッサ美術館も画像無し。マドリードではなぜか画像がほとんどない。サボッていたぽてちです。

実はこの日、レアルマドリードの試合を観戦しようと思っていたのですが、途中で試合日程が変更になり、(多分TV中継の関係?)

トレドにいるときになってしまって、さぁ何する?王宮はちょっと遠いし…。ティッセン…は目と鼻の先だし、そっちかなぁ、と

決めたのですが、ここが思いのほかすごく広く、(でも有名画家の作品が多く、おすすめ)歩き回ってヘトヘトなのでした。

 

晩ご飯も、近くを散歩して、結局面倒でバーガーキングにしました。あ、でも途中、こんな写真が撮れましたよ。

狭い路地を警邏する騎馬警官です。カメラ目線、ありがとうございます!あれ、お馬さんも?

明日はまた列車に乗ります。