やっと7月分に入りました。
36.「大きな鳥にさらわれないよう」川上弘美 おそらくこのままだと人類はほぼ滅亡するだろうと思っているので、ありえる話として
読めました。想像力のない人に未来はない。星3個
37.「三の隣は五号室」長嶋有 あるアパートの一室に住んでは出て行った人々を、半世紀にわたって描いた話。昭和な話題が懐かしい。
ソケットとか、ポップアップトースターとかね。あと、かぜ薬のくだりがぽてちにはツボでした。星3個
38.「氷の天使」キャロル・オコンネル 「クリスマスに少女は還る」が良かったので、この作家のシリーズものを読んでみることにしました。
これも数少ない購入した本。(というか、図書館になかった)ニューヨーク市警のキャシー・マロリーが主人公。不幸な出自で人の感情があまり読めず、
クールな美貌の持ち主。キレ者。と、今Gyaoで配信している「ブリッジ」の主人公に似てますな。こういう人、好きです。星3個
39.「アマンダの影」キャロル・オコンネル シリーズ第2弾。キャシーの過去が明らかになってきます。ストーリー的にもまずまずだったので、
このシリーズ、読んでいくことにする。星2個
40.「バラカ」桐野夏生 昨日、読み終わった小説!ついにここまで来ました。さすが桐野夏生。大好きな作家です。原発事故(より深刻に描かれている)、
移民問題(ヨーロッパでの対岸の火事ではなくなる事態もありうると思う)、養子という名の人身売買。やっぱり想像力だなぁ。ぽてちはこういう事態
(東京に住めなくなるくらいのもっとひどい原発事故)もありうると思っています。そして、様々なワルの中でも際立っている、川島の描き方。悪魔ですな。
スティーブン・キングの小説を思い出しました。そして外見は「ワンス・アポン・ア・タイム」のルンペルシュテルツキン!ピッタリ。
自分はバラカを全力で守ってやれるだろうか。自問しました。星3個
そしてこれから読むのは「ファイアーウォール」。ヘニング・マンケルの刑事ヴァランダー・シリーズです。このシリーズはずっと読んでます。
北欧ミステリー。これも読んでると「ブリッジ」とダブッてきます。さてどんな話かな。