思えばコロナの時期からプールに通い始め、最初は息継ぎもできなかったのに、
先日100mノンストップで泳げるようになったぽてちです。(タッチターンはYouTubeでマスターした)
ついにここまできたか。あとは隣の50mプールで泳ぐための認定を受けるだけだな。深さ2mなので、今の段階ではおぼれる可能性あり。
それはともかく、読んだ本の記録です。最近これを見返さないと前に読んだかどうかわからなくなること多し。情けない…。
それでは手帳にあったメモをそのまま書いてみる。
「愚か者の石」 (河崎秋子) 初めてサスペンス風。最後はちょっと悲惨だったなぁ。
「極楽征夷大将軍」 (垣根涼介) 全くもって男社会のアホさ加減がよく表されている。なんという浪費(金も人命も)
「悪なき殺人」 (コラン・ニエル) 思い違いが重なってついに悲劇になってしまう。動機は「孤独」かな。
「冬に子供が生まれる」 (佐藤正午) もったいぶった割にはあまり驚きがない。もっとSFっぽくても良かった気がする。
「カッコウの呼び声」 (ロバート・ガルブレイス) おもしろかった。イギリスらしい軽妙な語り口で主人公も秘書もいい。お似合いのカップルだけどなぁ。
「死者は嘘をつかない」 (スティーヴン・キング) 短編のせいか、キングの割に物足りない。もう一山怖さがあれば。
「山の上の家事学校」 (近藤史恵) 意識改革って難しいのだろうな。特に日本みたいなみんなが同じ気持ちじゃないと、みたいな国は。
「カイコの紡ぐ嘘」 (ロバート・ガルブレイス) ナゾ解きがイマイチだったが、ストライクとロビンの関係が好き。もっと読みたい。
「カラス殺人事件」 (サラ・ヤーウッド・ラヴェット) 犯人も動機も平板。結局貴族のお嬢さんのお遊びに止まっている。
「逃げる幻」 (ヘレン・マクロイ) 戦後すぐに出た小説。ハイランドの雰囲気出ていて、この本を旅行に持っていけば良かった!
「ユーチューバー」 (村上龍) 村上龍ってミソジニストの典型みたいになってきたな。わざと?
「真珠とダイヤモンド」 (桐野夏生) 悲しいバブル期のお話。ホント救いようがない。また同じことを繰り返さないといいね。
「時は殺人者」 (ミシェル・ビュッシ) フランス人てほんとインモラル。途中、犯人と電話したのがなかったことになってない?
「殺す者と殺される者」 (ヘレン・マクロイ) なんと14年前に一度読んでいた。多重人格モノはこの頃から始まった?
「身代わりの女」 (シャロン・ボルトン) 薄っぺらいと勘違いしたが、なんと650ページ超え。復讐に入ってからやたら長い。最後がよくわからない終わり方だった。
「嘘と聖域」 (ロバート・ベイリー) 犯人は元保安官かと思ったが違った。なるほどね。
「人生は小説」 (ギヨーム・ミュッソ) どこまでがリアルでどこからが小説なのかわからなくなる。作家ってこういう人のことをいうのね。
「オパールの炎」 (桐野夏生) やっぱおじさんの発言ってダメダメだわ。ジェンダーギャップというものが日本にあることすら知らないんだろうな。
「棺の女」 (リサ・ガードナー) 最後までゆるまずおもしろく読めた。誘拐や監禁の被害者は解放されても苦しみは終わらない。
「邪悪なる大蛇」 (ピエール・ルメートル) 作者最後のミステリーということで、残念だ。殺し屋のオバさんの壮絶な生きざま。
「ザリガニの鳴くところ」 (ディーリア・オーエンズ) 生物の有りようの描写が素晴らしい。ホントに少女が孤独に生きられるかは、うーん。
「完璧な家族」 (リサ・ガードナー) すごく下調べをしてるんだなぁと思える。臨場感がある。最後まで引っ張られる。
「噤みの家」 ( 〃 ) ストーリーの進め方が自然。犯人は割とすぐにわかってしまうが、最後まで緊張感あり。
「8つの完璧な殺人」 (ピーター・スワンソン) 最初はコージーミステリかと思いきや、後半ガラッと変わる。サイコパスは登場するわ、実は…みたいな話になるわ
で忙しい。面白かった。
「家蝿とカナリア」 (ヘレン・マクロイ) 演劇に造詣の深い作家なんだろうな。糖尿病の知識が必要とは。
「変な家」 (雨穴) なんだかこじつけっぽくてなぁ。親族の話になると人物関係がよくわからなくなった。
「図書館のお夜食」 (原田ひ香) お互い他人を気遣う人々ばかりで読んでて疲れた。こういう職場逆にイヤかも。
「とめどなく囁く」 (桐野夏生) なんだかんだ言ってもお金が潤沢にあるというのは幸せなこと。どういう生き方を選ぶにせよ、お金かかりますよー。
「変な絵」 (雨穴) 「変な家」よりまとまりが良く、結末が納得できた。
「dele ディーリー」 (本田孝好) ウマいんだけどねー、連作のせいか飽きちゃうんだよな。
「作家の秘められた人生」 (ギヨーム・ミュッソ) 二度目に読んだのにラスト全く覚えてない。でも二度目でもおもしろかった。
「恐怖を失った男」 (M・W・クレイトン) 舞台をアメリカにしたせいか、銃の話ばっか。作者は元軍人なので、こういうのも書いてみたかったとか?
ワシントン・ポーシリーズの方が数倍いいわ。
「千尋の闇」 (ロバート・ゴダード) このマデイラ島の描写がよくて再読。主人公のダメ男ぶりがもどかしい。
「黒い錠剤」 (パスカル・エングマン) メモし忘れみたいで感想なし。
「特捜部Q カールの罪状」 (ユッシ・エーズラ・オールスン) アサドのラクダジョークが秀逸。しかし…長い。550ページ。飽きないけど。
「ボタニストの殺人」 (M・W・クレイトン) 二つの事件がどう関係するのかなかなか見えてこず、じらされた。ちょっと専門的だがおもしろい仕掛けだった。
「僕たちの保存」 (長嶋有) 過去のデバイスや社会のできごとを思い返し、定義づけし、自分の歴史も振り返っていくお話。おもしろかったが、なんというか
日本の作家を読むと身につまされるというか心苦しくなるのはやはり日本語の重さ?
「夜に啼く森」 (リサ・ガードナー) またメモ忘れてる。感想なし。
「耳に棲むもの」 (小川洋子) 静謐であり、不気味でありちょっと官能的。
「コロラド・キッド」 (スティーヴン・キング) 中編のせいか、「コロラドキッド」は消化不良だなぁ。ホラーな結末でも良かった。
「沼地のある森を抜けて」 (梨木香歩) 生物に関する知識(生殖)がないとイマイチ分かりにくいかも。
「捜索者」 (タナ・フレンチ) 以前にも読んだことがあると判明。最後に悪いひとが罰せられないのがモヤモヤする。
「ユリゴコロ」 (沼田まほかる) 映画化されたらしいけど、荒唐無稽なお話だった。
「警官の酒場」 (佐々木譲) てんこ盛りの展開でちょっとできすぎかな。映画化狙ってる?
「鳴かないキビタキ」 (梨木香歩) 作者は幼い頃から自然に親しんできた方のようだ。でも人ギライではないのがスゴい。
「裏切り」 (シャルロッテ・リンク) 全体に好感の持てる内容。警部とのロマンス期待しちゃう。続き読みたい。
「たとえ天が墜ちようとも」 (アレン・エスケンス) 法廷サスペンスものだが終わり方がアメリカ的だった。
「樹林の罠」 (佐々木譲) 前に読んだのもそうだったけど、最後逮捕だけして手口とか動機が一切描かれないのが不満。
「過ちの雨が止む」 (アレン・エスケンス) 良くできたお話。ちょっとキレやすい主人公だが破綻はない。読んで損なし。
「最近」 (小山田浩子) テーマはコロナなんだろうな。なぜかお父さんは登場せず、お母さんばかり。そしてカレーばかり食べてる。いつもの不気味さもちょっぴり。
「ウォッチメイカーの罠」 (ジェフリー・ディーヴァー) 今読んでるところ。随分前に読んだシリーズ。
結局ぽてちは翻訳物の方が肩がこらずに読めて良い。
日本語って陰湿なのかね。日本の風土が陰湿なのか。
翻訳物のドライさが好きです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます