ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

実家から持ってきたもの 3.

2024-07-26 14:04:22 | 古いモノ

まずは切手たくさん。

母が集めていたもの。それほど価値のあるものはないようなので、きれいなのを選んでお手紙に貼ったりしてます。

また、郵便局で支払いに使えるので、ゆうパックも切手で送っています。もしかしたら一生これで送れるかも。

 

これは天然石の砥石です。昔からうちにあった。包丁を研ぐのは父の役目だったので、これを使ってました。

 

表面はなめらかで、仕上げ用だと思うんだけど、合成された石とは違って、なんというか、しっとり、ずっしりしていて、

研いでいて気持ちいい。

 

どこの産地のものか分からないけど、京都近辺のいいものになると数十万円するものもあり、期待しちゃうなぁ。

 

白檀の扇子です。母の持ち物でした。子供の頃、夏の暑い時にこれであおいでもらうといい匂いがして気持ちよかったのを覚えています。

 

本物の白檀は年数が経っても濡れた布で拭くと香りがよみがえるそうなので、やってみると、

たしかにいい香りがしてきました。

 

これも今買うと数十万円するみたいなので、大事にしよう(でも普段使いしてます)。

 

最後に銅の茶たくです。これは明治~大正期のものみたい。

 

茶と紫と緑が混じった色合いで、これも子供の頃からよく見てました。

 

葉の虫食いが面白いですね。

 

銘があって、室江丹長(むろえたんちょう)という人のものです。

高岡銅器のようですね。

 

ぽてちの家でお客さんに出すお茶は大体こんな体裁になっております。

 

以上、実家から持ってきたものです。価値がある無しにかかわらず、大切にしていきたいですね。

 


実家から持ってきたもの 2.

2024-07-25 14:35:47 | 古いモノ

最近は髪もグレイヘアだし、日焼け止めも塗っていないし、できるだけ自然に過ごしたいと思ってます。

よそから見ると無頓着に見えるのかもね。

でも死ぬまでシワとかシミを気にしていたくない。無理に若く見せようとするのはぽてちの主義ではない。

なんにも気にしないでストレスフリーなのが一番いいと信じております。

それはともかく。

 

ぽてちが数十年前、初めてのボーナスで両親に贈った象牙の箸です。

なぜ紙箱だったのか、多分、象牙の中でも一番安いものだったからだと記憶してます。たしか日本橋高島屋で2万円前後だったような。

今では象牙自体売ってないのでもう買えませんよね。

 

ちょっと使ってみたけど、太くてぽてち好みではなかった。箸は細い方が使いやすいと思ってます。

 

こちらは父方の祖母が持っていた九谷焼の鉢です。

 

地の色がくすんでいるので高級品ではないでしょうが、九谷らしい絵が気に入って持ってきました。

 

 

「九谷」?違うな。なんと読むのかな。

あと、深川なんかもあったけど、古いので持ってこなかった。

 

 

コーヒーポットです。銅製。昔から家にあった。

 

汚いなぁ。磨いていいのかな。早速使ってみると、以前の500mlの代用品の計量カップよりはるかに使いやすい。

 

今でも同じタイプのをカリタで販売してますな。買えば1万円以上するので、キレイにしておこう。

 

次回に続く。


実家から持ってきたもの 1.

2024-07-22 10:37:57 | 古いモノ

ぽてちは一人っ子なので、亡父(去年亡くなった)のものはすべてぽてちのものでございます。

父が存命中に実家を売ろうと思い、夫と二人で2週間で片づけました。年取るともったいない気持ちが強くなるのか、面倒なのか、

まぁいらないもののオンパレードでしたよー。絶対着ない服。何十着あったことか。ぽてちの家にある服の10倍は持ってましたね。一人で。

ぽてちには不用品を持ち続ける気持ちが理解できない。着るものでもタオルでも一つ買ったら一つ捨てる、を繰り返しているので、

全体の量は一定です。ウチは遺品整理簡単だわ。災害にも強いと思います。よく潰れた家の内部を見ると何をため込んでいたのかと思うくらい

モノがあふれてる映像を見ますが、ウチはありえないです。救助もカンタンだ。

それはともかく。築40年以上経っていますが、不動産屋に広告を出して1週間で売れました(!)。ラッキーでした。

片づけの際、価値がありそうなもの、またはぽてちの好みのものだけ持ち出しました。

 

今回はその中のいくつかを載せてみます。

 

1.古銭いろいろ

こんなのとか外国のコインとか数十点ありました。

 

小判と豆板銀。

 

丁銀。無用の長物っぽい気が…。

全部まとめて売ろうと思ってます。

 

銅鏡。

 

江戸くらいのものでしょうかね。うさぎって何?

以上、すべてぽてちの母方の祖父がもっていたものです。刀剣や掛け軸も集めていたらしい。

その影響でぽてちも古いもの大好きなのかなぁ。

 

次回に続く。


ロイヤルコペンハーゲン フルレース

2021-12-19 14:33:54 | 古いモノ

GYAOで「シェトランド」のドラマシリーズが配信されている。アン・クリーヴスのシェトランドシリーズを読んでおもしろかったので、

観てみた。暗鬱で寒々しい雰囲気がよく出ていてなかなかの出来ではないか。一話が2時間近くあり、ドラマなのに最近の映画よりよっぽど長い。

ちょっと疲れるけどぽてちとしては観る価値アリです。

 

それはともかく。新しくコーヒーカップを買おうと思い、ネットを右往左往(例によって)。

最近のマグカップってなんであんなに大容量なの?北欧とかのだと400mlくらいのが多い。

向こうの人ってすごーく大きなカップで飲むのにあまりトイレに行かない印象あり。どんな膀胱をしているのか。

ぽてちは控えめな膀胱みたいなので、当然マグではなくコーヒーカップを探す。

 

ウチにロイヤルコペンハーゲンのティーカップ&ソーサーがある(ハーフレースというらしい)のだが、

フルレースのゴージャスなのでコーヒータイムを過ごすのもいいかな、と楽天のセールで購入。(上の画像)

 

このシリーズは廃盤品らしい。となると年代が気になるぽてち。

 

ティーカップとともに調べてみた。

 

ROYAL COPENHAGEN と、Nの下にラインがあるので、1979年~1983年に製作されたものらしい。1035分の1は手書き。

ふーん、結構古いものだったんだ。なんだかうれしい。せいぜい数年前のものかと思いこんでた。

 

 

ティーカップのほうは、RとYの上にラインがあるので、1992~1999年の製作。

この頃になると番号(081)は印字ですな。ちなみに、どちらもDENMARKの印字があるのでタイ製ではない。

これは母がそのころ、新品を買ったのだと思う。

 

こちらは数年前デパートで買った。

 

デンマークの文字はなく、タイ製だと思う。Rの上と、Oの下の線の意味は…不明。多分2010年代では?

 

左のフルレースと右のハーフレース。若干違う。コーヒーのソーサーの方が小さく、扁平です。

 

新しいカップの方は透明感があまりなく、ちょっと厚ぼったい(といっても薄いが)感じ。

 

古い方は柄が裏から透けて見えます。なんでもそうだけど、昔の方が技術が高かったんでしょう。

 

しかし、極薄と小ささが災いし、なんだかママゴトのカップで飲んでる気がするのよね。

容量も170ccとあったんだけど、そんなに入れたらこぼしそうだし…。うーん。

ゴージャスだけどあまり実用的ではなく、毎日使う身としてはイマイチでしたか。

ま、極上品を1万ちょっとで買ったので、いい買い物ではあったと思う。

小さめのマグカップって売ってるかしら?

 

 

 


大正四年の重箱

2019-08-23 12:39:27 | 古いモノ

実は長年輪島塗の重箱を探していたぽてちです。

新品を買うととても高価だし、ヤフオクでも数か月探してもなかなかいいのが出てこないし…とあきらめかけていたところ、

出たんです、ヤフオクに。画像はあまり良くなかったけど、ぽてちの目はごまかされませんでした。「これだ!」

買うと決めると強いこと強いこと。最初から高額入札しておくと、びくともしませんでしたよ。しかも送料込み18000円(!)で落札できました。

久々に快哉を叫んだぽてちです。

 

上のような木箱に入ってました。大正四年の一月に、森川さんが新調したものらしいので、104年前の重箱!

箱や中の包み紙は傷みが激しい。でも、

一個一個この紙に包まれていました。確かに輪島塗。左の手書きは秋草、かな。

 

中身を公開しますねー。自分で言うのもナンですが、とっても素敵でキズもほとんどなく、ほんとに104年前の?でした。

秋の七草の、葛(くず)です。

 

同じく、萩。

 

同じく桔梗とすすき。

 

これがわからなかった。多分、女郎花(おみなえし)。

 

こちらは蓋です。すすきと多分、藤袴。

 

二枚目の蓋。なでしこと朝顔。朝顔は初秋の季語らしいですな。朝開いてすぐしおれるのが秋らしいとは、昔の人は風流でしたね。

 

ヤフオクでは三段重+二段重として出品されていました。五段ではなかなか使いづらい。しかも昔のものなので、八寸四方(24.5cmくらい)と大型なんです。

よっぽどがんばらないと正月に五段で使うのは難しいです。何を入れたらいいんだ?

最近の重箱は五寸で、しかも角が丸かったり、胴張(正方形ではなく、真ん中がふくらんでいる)だったりして、ぽてちの好みではなく、それも二の足を踏んでいた理由でした。

以下、美しいディーテイルです。

赤が退色したのかな。

 

蒔絵の盛り上がりがきれい。

 

もう、毎日眺めて見惚れているぽてちです。

 

中もこれといったキズも無く。

今から正月が待ち遠しいです。