エジプト旅行、最後のメイン観光、アブ・シンベル神殿です。

大きい。ラムセス二世が造った中でも最大のものでしょう。四体全部ラムセス二世です。オレ様王ですからね。
左から二番目の上半身は過去の大地震でくずれてしまいました。

内部は撮影禁止なので、入り口から見たところ。たくさんのラムセス二世像の向こうに見える、一番奥の光っているところが至聖所です。
ラムセス二世と神様三人が並んでいて、年に二回だけ朝陽が差し込む仕掛けです。その際、一番左の闇の神、プタハには陽が当たらない、という
凝った仕組みです。
神殿内部にはいろんなレリーフの残る部屋がありました。

入り口左側の壁に描かれたヌビア人捕虜のレリーフ。

反対の右側にはシリア人捕虜。この二つを統一した記念、の意だと思います。
隣には愛妻、ネフェルタリのための小神殿もあります。

確かにネフェルタリもいるが、ラムセス二世も四体いる。オレ様だから。
やはり内部は撮影禁止のようでした。
朝食後、また3時間かけてアスワンに戻ります。

途中、アスワン・ハイダムに寄りました。これはダム湖の反対側、アスワン市内です。

ナイル川もこのあたりの上流になると、川幅も狭く、リゾート地っぽくなります。

お昼はボートで中洲のホテルへ行っていただきます。


必ずペースト状のものが置いてあるのですが、用途がよくわからないまま終わりました。

コフタ(ひき肉団子)のカレーです。

スイカがうまかった。あと、あまり甘ったるくないお菓子も。たいていは甘すぎてちょっとね。
そしてついに最後のホテル、ソフィテル・レジェンド・オールド・カタラクトへ。
アガサ・クリスティゆかりのホテルです。「ナイルに死す」にも出てきます。ちなみにカタラクトとは瀑布のことです。
ダムができるまで、たくさんの瀑布があったらしいのです。今では想像するしかありませんけどね。

フロントあたり。雰囲気あるー。エジプトで一番の格式あるホテルだそうです。

ウェルカムドリンクは名前は忘れたが豆のジュース。あっさりしたお味。
客室は新館です。ドアを開けてびっくり。こんな豪華な部屋、泊ったことない。(これから先も?)

ベッドは二つに分かれてはいませんが、

ウォークインクローゼット。というより、小部屋。

こちらも飲み物コーナー、ではなく、小部屋。

極めつけはバスルームで、バスタブが真ん中にあり、両側に洗面台。右手前のガラスドアはシャワーブース。
右奥はトイレ。

真ん中のシャワーは、ウォシュレットではなく、お尻を拭いた手を洗うものではないかと思います。
こちらはそういう習慣らしいので。紙を捨てられないトイレもたくさんありました。

バルコニーも広い。ベッドルーム、バスルームどちらからも出入りできます。
その他、ベッドにもなる大きなカウチソファーや、BOZEのすごい音響設備もありました。
帰ってから調べたら、広さは60㎡以上あるんです!
アブ・シンベルに行く前に観光を済ませたのは、このホテルでゆっくり過ごしてくださいという、添乗員さんの配慮でした。
旧館のクリスティルームにも行きました。




たしかにすごく豪華なのですが、自分たちの部屋もすごいので、あんまり感激はしなかったな。

だってこんな景色も楽しめるんですよー。ファルーカの浮かぶ向こうにはエレファンティネ島。クヌム神殿など、遺跡も見えますね。
「ナイルに死す」には手前のホテル船着き場からこの島に行く場面が描かれていました。

こちらが旧館です。

アフタヌーンティーをいただきましたよ。お腹があまりすいてなくてちょっとつまんだだけでした。
鉄瓶で日本茶(ほうじ茶だったと思う)を飲みました。
さて、この旅最後の夕食は、1902というレストランでいただきます。

ピンボケで申し訳ないです。暗いので。ここも有名らしいです。
お料理はステーキでした。旅の中で最高の牛肉でした。
最終日はお昼まで予定がないので、ゆっくり起きてテラスで朝食。


余談ですが、このホテルに泊まっている中国人は皆さん、本当の富裕層らしく、レストランでももの静か、英語もペラペラです。
こういう人たちもいるんですね。初めて見た(って失礼か)。
朝食後は敷地内を散策しました。

数々の花がきれいでした。



でも現実には貧富の差が大きいようで、ホテル反対側の眺めはこんな感じ。

素敵なリゾート地の裏側はこんな風景なんですね。
お昼は近くのレストランで。しっかり食べておかないと、帰路は過酷です。

アルコールは控えて、レモンジュースにしました。あと、やはりペースト。

モロヘイヤ。おいしかったー。お出汁がきいてて。

ケバブ。チキンでした。ぽてち的には羊がよかったなぁ。

さて、アスワンから国内線でカイロまでエジプト航空です。

空港の売店。


カイロは砂嵐のようでした。視界悪し。でもね、最後にチラッとピラミッドが見えたのです。感動!
ギザではなかった。一基だったので。ぽてちの推測では階段か、赤のピラミッド。最後に姿を見せてくれてありがとう。一生忘れないよ。
ここからさらにイスタンブールへ。そして成田。ぽてち達はその後、最終の新幹線で帰りました。
それでは最後に恒例の機内食一覧。

カイロからイスタンブールの便。

イスタンブールからの便。

ポーチはショパール。中身は往きと同じ。


ターキッシュはおいしいです(結論)。
次回はおみやをご紹介。