ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

「儚い羊たちの祝宴」

2009-04-08 10:34:41 | 読みモノ

「儚い羊たちの祝宴」(米澤穂信)を読んだ。
初めての作家かと思いきや、去年、「インシテミル」を読んでた。
ずいぶんと文章がよくなった印象。
昭和初期くらいのお嬢様の語り口なので、難しい言葉がいっぱい。
「面従腹背」とか、「奇貨」とか、聞いたことない。
「ラスト一行の衝撃」の短編集、というふれこみだけど、途中でラストが
想像できるのもある。良かったのは「山荘秘聞」と「玉野五十鈴の誉れ」かな。
特に後者の「お祖母様」に対する憎しみの気持ちが、読んでいて歯がゆい。
お育ちがいい人ってこうなのかな。「早よ、殺ってしまえ!」って言いたくなる。
でも最後には、快哉を叫ぶ的な…。

ところで、昨夜、久々にオークションで落札しました。
初めて箪笥、というか、金庫というのか、はたまた硯箱なのか、判断が難しい
ものを手に入れました。近日中にお見せしまーす。
最初からウチに置いてある絵しか浮かばないような、「絶対、欲しい!」
気持だったので、終了後、興奮冷めやらず、なかなか寝付かれなかった。
たぶん、あさってには届くはず、楽しみ!



 


大判焼?今川焼?おやき?

2009-04-02 11:33:01 | 食べモノ
かわいい藍柿のお皿に合う食べ物はなにか、考えた結果、
やはり日本のおやつであろう、と。
みなさんの地方ではなんと呼んでますか?生まれ故郷北海道では
「おやき」と呼ばれてたと思います。
スーパーの前の軽トラで売っていて(不定期)、一個100円。
この皮の薄さ!なかなかめぐりあえず、本日めでたく撮影できました。
おじさん、傑作です!今日は雪降ったりして、商売繁盛でしょ。

「このあいだ東京でね」

2009-04-01 14:16:24 | 読みモノ

「このあいだ東京でね」(青木淳悟)を読んだ。
最近「読みモノ」のカテゴリが多い。家にばかりいるから?
でも今日はほんとに久々にでかけて服を買いだめした。
来週から専門学校の授業が始まり、いよいよ仕事なのだ。
なんか冬眠から覚めた熊の気分。
さて、青木淳悟だ。相変わらずである。全く小説らしくない。
いわく、「人物を描かないように心がけている」(日経新聞)そうで、
だれについての話なのか、なにについての話なのかというような愚問は無用。
逆に、まれに「私が…」と書いてあったりすると、「だれ?」と驚いてしまう。
「インターネットの掲示板で文章が生成していく感じを再現したかった…」と
いわれても、なんのことやら。
でも「人と同じことはしない」ときめているぽてちとしては、応援してますよ。
将来有望ですよ、彼は。楽しみ。