英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

三瓶山の休日

2007-11-05 | 日常

先週末は家族で三瓶山に。北の原キャンプ場のケビンにお泊りです。2年前に一度利用したことのあるこのケビンは、設備も清潔で(特にトイレとお風呂)値段も手頃。2段ベットとロフトがあり、それだけで娘は大興奮。朝晩はさすがに冷えるのでテントサイトの利用者はまばらでしたが、それだけに静かな自然の中でのひと時が楽しめました。夜はもちろんバーベキュー。そういえば去年もこの時期寒いバーベキューをやってたような・・・。
次の日は北の原、姫逃池周辺を散策です。誰もいない朝の草原を歩いていくと、「ススキの迷路」という看板が・・・。一面に生えたススキの群生の中に小道を作って迷路にしたものだそうです。期間限定・無料の迷路です。初級コースと上級コースに分かれています。で、初級コースは楽々クリア。次は上級なのですが・・・・・・、かなりの面積がありそうです。看板にも基本20分程度と書いてあります。私が躊躇していると、娘が「行くよ!」の一声で中に飛び込んでしまいます。上級コースはススキの背も高く、だんだん方向感覚も無くなってきます。所々にある松の木が違うはずなのに同じに見えたり、何度も後戻りしたりしていると娘の顔が真剣になり、だんだん緊張して来ているようです。「もし、このまま出られなかったらどうする?」「うぇーん!」てなことを言いながら歩いていると、突然ゴールに出ました。時間は18分でした。ちなみに後から付いて来ていた家内は初級コースの中で遭難していました。5分後無事救出。



と、時計を見ると、時間は11時をまわっています。実は今回の三瓶詣でには別の目的がありました。それは「蕎麦」を食べること。三瓶自然館サヒメルの裏口前、フィールドセンターの中に間借りしているお店「はないかだ」がその目的の蕎麦屋です。2年前にたまたま訪れて食した蕎麦が本当に美味しくて以来行く機会を狙っていました。4月から11月の土日祝の昼のみの営業で、メニューは「ざる」(650円)と、とろろ(750円)の2種類だけといたってシンプル。でも挽きたて打ち立ての蕎麦が味わえます。細切り蕎麦の1本1本が艶々としており、喉越しの良さが格別です。今回も丁寧に蕎麦を出されているなあと感心しました。娘もここを憶えており、「おいしいおそばやさん」との格付けを与えています。
食後は車で移動して西の原へ。ここは三瓶エリアで一番開けた空間で、高原に来た!という実感が湧く所です。人も多く、皆、太陽の皆お弁当を広げて楽しんでいます。ここで娘は馬に乗りました。(800円) 観光地の馬って、ちょっと不潔だったりぼったくりだったりしますが、ここの馬は身ぎれいで、おじさんも親切でした。まあ、娘はずーっと乗ってられると思ったらしく、「短すぎー・・」と不満を漏らしてはいましたが・・・・。



お次はぐるっとまわって東の原へ。ここには三瓶スキー場があります。シーズオフの今は観光用にリフトだけが営業しています。これに乗って三瓶連山のひとつ太平山の展望所へ登りました。ここからは外を向けば中国連山が一望出来ますし、内を向けば男三瓶、女三瓶・・とかつての巨大火山の名残りが雄大に目の前に広がります。ここまで来ると麓ではまだまだだった紅葉もちょうど見頃となっていました。
家に帰れば、さすがにお疲れ・・・。久しぶりに「遊んだ!」休日でした。