ちょっと前に発売された物だけれど、しばらくAmazonで睨めっこした結果購入してしまいました。
111 Years of Deutsche Grammophon - The Collectors Edition Vol.2
独グラモフォン社創立111年を記念してのCD・BOXです。
これには56枚CDが入っていて、1巻目と合わせると111枚となる企画です。
CDはそれぞれ発売時のオリジナルデザインで紙製ジャケットに収められています。ちょっとアナログちっくな雰囲気・・・。かつてレコードショップで棚をごそごそやっていた感覚を思い出します。
選ばれたCDもなかなかなのセンスです。単なる寄せ集め名曲アルバム集になることなく、中世音楽から現代音楽まで、モノラル録音から最新デジタル録音まで、大巨匠から新鋭までとバラエティーに富んでいます。
半分は知らない曲だし、単発では絶対買わないアーティスもたくさんいるのですが、良い出会いが楽しめてます。
スティーヴ・ライヒの「マレット楽器、声とオルガンのための音楽」なんて、よかったよ・・。
寝る前に1枚ずつ聞いて56日・・・。
それにしてもこのセットの価格・・・、Amazon価格で9,900円。
1枚180円を切っている。
いくら円高だ、旧譜のセットだと言ったってこの価格はどうなんでしょうか。
かつてCDが初めて発売された時、レコードショップの奥の特別コーナーに置かれていた独グラモフォン社の輸入盤CDは確か4,000円で売られていた。手が出せないレーベルだった。
CDの売れない時代、黄昏はもうそこまで来ているのかもしれません。