●FOMC声明直後の米国金融市場の動向
●NYダウ、206ドル安=量的緩和終了の道筋具体化で〔米株式〕(19日)☆差替(時事通信) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス 2013年6月20日 6時03分配信 時事通信
【ニューヨーク時事】19日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が、量的金融緩和策の規模を年内に縮小し、来年半ばに終了する可能性に具体的に言及したことを受けて、大幅安となった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比206.04ドル安の1万5112.19ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同38.98ポイント安の3443.20と、ともに3営業日ぶりに反落して終了した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1405万株増の7億5967万株。
FRBは同日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、政策変更の判断材料となる労働市場の環境について「一段と改善した」との認識を示したほか、経済や労働市場の下振れリスクも減少したと指摘。これを受けて、FRBが現在国債などを月850億ドルのペースで購入する量的緩和策の規模を縮小する環境が整いつつあるとの見方が強まり、株価は下落した。
さらに、バーナンキ議長が記者会見で、経済が予想通り改善した場合、量的緩和策を年内に縮小し始め、来年半ばに終了する可能性があるとの見方を示したことで、緩和継続を前提に上昇してきた相場の調整が進むとの見方から一段安となった。
市場関係者からは、「量的緩和終了への道筋が示されたことで、株はまず売られたが、ここ数週間続いてきた市場の不安定さが解消される可能性がある」(大手証券)との指摘が聞かれた。
ダウ銘柄はベライゾン・コミュニケーションズが2.9%安となったのを筆頭に全面安。ソフトバンクによる買収が濃厚となったスプリント・ネクステルは4.4%の大幅下落で終わった。減益ながら市場予想を上回る決算を発表したフェデックスは1.1%上昇した。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20130620-00000026-jijf-market
●「中央銀行の独立」は中央銀行の支配権を「グローバルフォース」が政府や国民から合法的に奪う名目 - 国際情勢の分析と予測
Greenspan has defended his record repeatedly, saying global forces overwhelmed the U.S. central bank's efforts to raise borrowing costs.
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/ef12d411072e36de3345f05db6f312ac
【私のコメント】
6月19日にFRBは量的緩和終了の道筋に具体的に言及した。リーマンショックで破綻した米英の金融システムを維持するために無尽蔵に資産買い入れを続けてきたFRBがそれを中止することは、間違いなく米英の金融システムの破綻を招く。その核心はロンドンに本拠地を置くユーロ市場である。
英国のユーロ市場では英国中央銀行はポンド以外の通貨については規制を行わない為に預金準備率がゼロとなる。民間銀行による信用創造では自己資本に預金準備率の逆数を掛け算した数値まで信用創造、つまり金を生み出すことが出来る。取り付け騒ぎのリスクさえ許容できれば、預金準備率がゼロならば無限大の信用創造が可能になり、その巨額の金を使って日本や東南アジアなどの金融市場を攻撃し企業を破綻させて乗っ取るのが国際金融資本のやり口だった。
FRBは1913年12月23日に国際金融資本によって設立された。そして、グリーンスパンが2009年8月18日に述べた様に、国際金融資本=global forcesの命令により動かされてきた。6月19日はこのFRBが国際金融資本の命令を拒否した記念すべき日である。それは国際金融資本と戦ってきた旧枢軸国への寝返りを意味する。
FRBの声明直後の米国の金融市場の大変動は興味深い。まず、長期債は暴落。株式も下落。ゴールドも暴落。通貨のドルのみがユーロと円に対して大幅に上昇している。
長期債と株式の下落は米国金融市場が死に向かっていることを意味する。国際金融資本にとって極めて重要なこの二つの金融商品の価格を維持するために、国際金融資本は保有する円建て資産・ユーロ建て資産を売却してドルに換金して米国債・米国株を買い支えたのだと思われる。ゴールドの暴落も、ドルの価値を守るために先物売り等で価格操作を行ったのだろう。
しかし、このような買い支えには限界がある。今後米国債・米国株は暴落を続け、米国の大手金融機関は大部分が破産し、米国はギリシャやキプロスの様に債務不履行に追い込まれるだろう。米国金融市場は最近のキプロスの様に長期間の閉鎖を余儀なくされると思われる。キプロスは恐らく米英の金融恐慌のリハーサルの地として選ばれたのだと思われる。
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●NYダウ、206ドル安=量的緩和終了の道筋具体化で〔米株式〕(19日)☆差替(時事通信) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス 2013年6月20日 6時03分配信 時事通信
【ニューヨーク時事】19日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が、量的金融緩和策の規模を年内に縮小し、来年半ばに終了する可能性に具体的に言及したことを受けて、大幅安となった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比206.04ドル安の1万5112.19ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同38.98ポイント安の3443.20と、ともに3営業日ぶりに反落して終了した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1405万株増の7億5967万株。
FRBは同日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、政策変更の判断材料となる労働市場の環境について「一段と改善した」との認識を示したほか、経済や労働市場の下振れリスクも減少したと指摘。これを受けて、FRBが現在国債などを月850億ドルのペースで購入する量的緩和策の規模を縮小する環境が整いつつあるとの見方が強まり、株価は下落した。
さらに、バーナンキ議長が記者会見で、経済が予想通り改善した場合、量的緩和策を年内に縮小し始め、来年半ばに終了する可能性があるとの見方を示したことで、緩和継続を前提に上昇してきた相場の調整が進むとの見方から一段安となった。
市場関係者からは、「量的緩和終了への道筋が示されたことで、株はまず売られたが、ここ数週間続いてきた市場の不安定さが解消される可能性がある」(大手証券)との指摘が聞かれた。
ダウ銘柄はベライゾン・コミュニケーションズが2.9%安となったのを筆頭に全面安。ソフトバンクによる買収が濃厚となったスプリント・ネクステルは4.4%の大幅下落で終わった。減益ながら市場予想を上回る決算を発表したフェデックスは1.1%上昇した。
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●「中央銀行の独立」は中央銀行の支配権を「グローバルフォース」が政府や国民から合法的に奪う名目 - 国際情勢の分析と予測
Greenspan has defended his record repeatedly, saying global forces overwhelmed the U.S. central bank's efforts to raise borrowing costs.
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【私のコメント】
6月19日にFRBは量的緩和終了の道筋に具体的に言及した。リーマンショックで破綻した米英の金融システムを維持するために無尽蔵に資産買い入れを続けてきたFRBがそれを中止することは、間違いなく米英の金融システムの破綻を招く。その核心はロンドンに本拠地を置くユーロ市場である。
英国のユーロ市場では英国中央銀行はポンド以外の通貨については規制を行わない為に預金準備率がゼロとなる。民間銀行による信用創造では自己資本に預金準備率の逆数を掛け算した数値まで信用創造、つまり金を生み出すことが出来る。取り付け騒ぎのリスクさえ許容できれば、預金準備率がゼロならば無限大の信用創造が可能になり、その巨額の金を使って日本や東南アジアなどの金融市場を攻撃し企業を破綻させて乗っ取るのが国際金融資本のやり口だった。
FRBは1913年12月23日に国際金融資本によって設立された。そして、グリーンスパンが2009年8月18日に述べた様に、国際金融資本=global forcesの命令により動かされてきた。6月19日はこのFRBが国際金融資本の命令を拒否した記念すべき日である。それは国際金融資本と戦ってきた旧枢軸国への寝返りを意味する。
FRBの声明直後の米国の金融市場の大変動は興味深い。まず、長期債は暴落。株式も下落。ゴールドも暴落。通貨のドルのみがユーロと円に対して大幅に上昇している。
長期債と株式の下落は米国金融市場が死に向かっていることを意味する。国際金融資本にとって極めて重要なこの二つの金融商品の価格を維持するために、国際金融資本は保有する円建て資産・ユーロ建て資産を売却してドルに換金して米国債・米国株を買い支えたのだと思われる。ゴールドの暴落も、ドルの価値を守るために先物売り等で価格操作を行ったのだろう。
しかし、このような買い支えには限界がある。今後米国債・米国株は暴落を続け、米国の大手金融機関は大部分が破産し、米国はギリシャやキプロスの様に債務不履行に追い込まれるだろう。米国金融市場は最近のキプロスの様に長期間の閉鎖を余儀なくされると思われる。キプロスは恐らく米英の金融恐慌のリハーサルの地として選ばれたのだと思われる。
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グリーンスパンは自己弁護的に「(ドル防衛のために)金利を低下させようとしたが、
世界中からの(資金逃避的な)力に圧倒されて、金利は上昇した。」と主張した。
だろ。
ゼニカネ民族は金利の急上昇で(おそらく金利オプション取引で)大ダメージを喰らっていて
金利を低下させたがっていたのにこの訳じゃあ、意味が逆になる。
意味が逆です。
所詮、金銭欲や利益による繋がりなのですから、落ち目と見るや不利益と見たら、次々に寝返る輩が出てくるのは当然なのです。仕方ないね。
アメリカを動かす国際金融資本に贈るべき言葉を、論語から二つばかり書きましょう。
「利益にばかりもたれて行動していると怨まれる事が多い。」(論語巻2里仁編12)
「己の欲せざる所、人に施すこと無かれ。」(論語巻6顔淵編2)
しかし、ドル円の上昇により、日本株は下がらないと思う。
金融資本が狙っているのは、ドル全面高。
商品市場に流れ込んでいた、緩和マネーを逆回転させて、
商品は全面安になるだろう。
米民主党=金融資本
米共和党=石油資本
世界恐慌なら、トリプル安では?
そうはなっていない。
引き締めしなければ、過剰流動性をコントロールできず、超乱高下
するため、代わりに異次元緩和させられた。
相変わらず、奴隷通貨ですな日本円は。
これを純経済学的に考察するならば、紙幣の量的緩和を、供給能力以上にやり過ぎれば、紙幣価値は暴落してしまうわけです。ジンバブエようになるのです。もうそれが限界に近づいてきた(長期金利が暴騰していますよね)から、止める事にしたのでしょう。自分の唯一無二の商品(FRBの場合は米ドル)の暴落なんてFRBに耐えられるわけが無い。