久しぶりに、ショパンの小犬のワルツを真剣に練習しました。
いつもしてないんかい?と言われそうですが、そうなのです。
日頃、弾く機会があっても、サラッと弾くだけ…ですね。
何度も弾いていますし、まぁいつでも弾ける曲の一つなので、どうしても力が入りません。
でも、今回は…練習しました。
弾き流してばかりいると、崩れてくるのです。
ついでに、ちょっと見直しをしましたので、新たな気持ちで弾けるような気がします。
やっぱり、どんな曲も侮ってはいけない…。
さて、毎回ショパンのワルツを弾くようにしていますが、今回は、作品64の3曲をまとめて演奏します。
1曲目は、小犬のワルツ。
曲の由来はよく知られていますが、ジョルジュ・サンドが飼っていた小犬が、自分の尻尾を追ってぐるぐる回る様子を、ショパンに音楽で表してくれることを願った結果作られた曲、ということです。
変ニ長調という調は、ピアノでは弾きやすい調ですね。
5個の黒鍵を全部使うのですが、黒鍵一つ二つよりは、指の動きが自然になるのです。
テンポを速くしなければ、そこそこ弾けるので、生徒さんのレッスンでもよく使います。
2曲目は、嬰ハ短調で、マズルカのリズムに近い感じで、ワルツ風抒情詩とでも言える曲です。
ショパンが初めてウィーンを訪れた時は、まさにウィンナ・ワルツ大流行の時期でした。
流行っていても、ショパンの趣味には合わなかったようですが、ウィンナ・ワルツとは全く性格の違うワルツを生涯に渡って21曲作りました。
実際に踊るための曲ではなく、「抒情詩」とでも言うような性格を持っていて、優雅な雰囲気、時には哀愁が漂っています。
「踊る」ワルツではなく、「聴く」ワルツ…。
残念ながら、ショパン生前にに出版されたワルツ8曲のみで、作品64はその最後の物です。
そして、この嬰ハ短調は、これこそショパンとでも言いたくなるような、哀愁と憂いにに満ちた作品です。
病気がちだったショパンは、39歳で亡くなっていますが、死の2年前に作られたこの曲は、病気に悩むショパンの苦しみを表しているのでしょうか。
3曲目は、変イ長調で、打って変わって、明るさと優しさに満ちた曲になっています。
行きつ戻りつのメロディで、弾きにくい曲ですし、内容的にも前2曲には及ばない…という評価からか、弾かれる機会は少ないかもしれません。
この3曲が、内容的につながりがあるから作品64…というわけではなく、出版された時に作品64としてまとめられた、ということです。
お勧めCDは
カツァリスのショパン:ワルツ集、アリス=紗良・オットのショパン:ワルツ集
いつもしてないんかい?と言われそうですが、そうなのです。
日頃、弾く機会があっても、サラッと弾くだけ…ですね。
何度も弾いていますし、まぁいつでも弾ける曲の一つなので、どうしても力が入りません。
でも、今回は…練習しました。
弾き流してばかりいると、崩れてくるのです。
ついでに、ちょっと見直しをしましたので、新たな気持ちで弾けるような気がします。
やっぱり、どんな曲も侮ってはいけない…。
さて、毎回ショパンのワルツを弾くようにしていますが、今回は、作品64の3曲をまとめて演奏します。
1曲目は、小犬のワルツ。
曲の由来はよく知られていますが、ジョルジュ・サンドが飼っていた小犬が、自分の尻尾を追ってぐるぐる回る様子を、ショパンに音楽で表してくれることを願った結果作られた曲、ということです。
変ニ長調という調は、ピアノでは弾きやすい調ですね。
5個の黒鍵を全部使うのですが、黒鍵一つ二つよりは、指の動きが自然になるのです。
テンポを速くしなければ、そこそこ弾けるので、生徒さんのレッスンでもよく使います。
2曲目は、嬰ハ短調で、マズルカのリズムに近い感じで、ワルツ風抒情詩とでも言える曲です。
ショパンが初めてウィーンを訪れた時は、まさにウィンナ・ワルツ大流行の時期でした。
流行っていても、ショパンの趣味には合わなかったようですが、ウィンナ・ワルツとは全く性格の違うワルツを生涯に渡って21曲作りました。
実際に踊るための曲ではなく、「抒情詩」とでも言うような性格を持っていて、優雅な雰囲気、時には哀愁が漂っています。
「踊る」ワルツではなく、「聴く」ワルツ…。
残念ながら、ショパン生前にに出版されたワルツ8曲のみで、作品64はその最後の物です。
そして、この嬰ハ短調は、これこそショパンとでも言いたくなるような、哀愁と憂いにに満ちた作品です。
病気がちだったショパンは、39歳で亡くなっていますが、死の2年前に作られたこの曲は、病気に悩むショパンの苦しみを表しているのでしょうか。
3曲目は、変イ長調で、打って変わって、明るさと優しさに満ちた曲になっています。
行きつ戻りつのメロディで、弾きにくい曲ですし、内容的にも前2曲には及ばない…という評価からか、弾かれる機会は少ないかもしれません。
この3曲が、内容的につながりがあるから作品64…というわけではなく、出版された時に作品64としてまとめられた、ということです。
お勧めCDは
カツァリスのショパン:ワルツ集、アリス=紗良・オットのショパン:ワルツ集