前回の発作から4か月。
ぽちは今回またもや激しい発作に見舞われました。
明け方ポチがもそもそ動き出したので、
「おトイレか?それとも足が布団にひっかっかったのか?」
そう思い身を起こ、しぽちの体の下に手を滑り込ませようとしたら、
「違う!これはあれの前兆だ!」
とたんに前回の、あの悪夢のような光景が目に浮かび、すぐさまベッドで寝ている奥さんを起こす。
「ぽちがまた発作を起こした!」
そういったと同時にぽちは体を横向きにしたまま激しく手足をばたつかせ始め、
呼吸は荒く、胸は大きく激しく上下し、口元からは泡を吹きはじめました。
そしてそのままの状態がおおよそ5分間。
わたしたちにはとてもとても長い時間、ひたすら発作が緩まるのを待ちました。
やがて全身の力が少し抜けたと同時に、体全体が大きく上下するほど深く大きな呼吸を始めたので、
ゆっくりと、、しかしすべてを込め、祈るように体をさすり、静かに声をかけ続けました。
この時は正直、私も奥さんもこれが最後の瞬間だとそう思ったので、
「苦しまんでええから、頑張らんでええから…」
そう思いながらじっとぽちを見つめておりました。
ですが幸い(おおよそ20分後)ぽちは顔を上げ、立ち上がろうとし始めました。
「よかった!ぽちはまた乗り切ってくれた!」
嬉しさのあまり抱きかかえようとしましたが、ぽちはそれを嫌がり、下におろしてくれと暴れます。
仕方がないのでそのままそっと下すと、ふらつきながらもおトイレの方へ向かいそのまま突き進む。
「オシッコか?」
とそう思いましたが、その後は当てもなくやみくもに突き進もうとするしばかリ。
むろん先ほどの発作による動悸や洗い呼吸も収まっていないので、やはりここは抱き上げ確保。
すると先ほどよりはおとなしいもののやはり落ち着かない様子。
そして、ついには悲鳴の様な声を上げ始めたので、かかりつけの先生に連絡を取り、時間外ですが診ていただくことに。
だから大急ぎで身支度を済ませ、奥さんい預けたポチを受け取ろうとしたらば、
「あれ?ぽち鶏を食べてる?」
他の子たちの朝ごはん用に用意した鶏肉をおいしそうにパクパクパク。
その様子を見ると、しほっとし、少し力が出てきました。
その後病院へ着くと、相変わらず悲鳴を上げはするものの、以前の様に
体が斜めになって歩けないようなことはない。
ただ、ものにぶつかっても方向転換ができず、隙間に入り込むとバックができない、いわゆる認知症の状態。
また眼球の動きなどにも異常が見られなかったため、鎮静剤など神経系の投薬は見送ることに。
ただ、やや脱水状態であったため液滴で水分補給をすることにしました。
そうして処置してもらったのち待合で抱いたまま休憩していると、例の悲鳴こそなくなったもののやはり下におりたがる。
そこで仕方なく下におろすと、先ほどとは異なり、方向転換もバックもいつも通り。
「あの症状は一時的なものだったのかもしれませんな…」と先生。
そういうわけで、今日はこのまま様子を見、翌日もまたおかしなことがあれば来院すること歳帰宅しました。
そうして帰宅した後のぽちは、その後2時間ほどは落ち着きなく歩きたがっておりましたが、
それも最初はやみくもに歩いていたのが、やがて、少し歩いては立ち止まるという感じになり、その後はほぼいつもの動きに近くに。
また食欲も旺盛で、おやつはパクパク食べ、ミルク水は美味しそうにペロペロ。
その後数回おしっこをし、うんちをするとかなり落ち着きを取り戻い、いつものように私の腕の中で静かに眠ってくれました。
こんな感じで夕方ごろになると、ほぼいつも通りのぽち君。
大きく元気な声で私を呼び、ご飯はおいしそうにしっかり食べ、そして抱っこすればよく眠る。
そして今朝。
ぽちの様子を確認する意味もあって、慎重に散歩に連れ出すと…
「う~ん、お散歩気持がいいな~♪」
いつもと変わらぬぽちの姿の、心の底からほっと安堵。
でも少し不安だったので距離はいつもの半分ほど、あとは抱っこで散歩しました。
あ~、本当に良かった…
とはいえ、これでもう2度目の発作。
おそらくは3度目もそう遠くないうちにあると覚悟はしておかねばならない。
というか、その覚悟はいつでもできているはずなのですが…
だから正直昨日のは夜が来るのが怖かったのです。
またあの発作が起きてしまったら…
そう思うと、
その時のことを想像すると、心が壊れそうなほどつらかったのです。
でも、だからこそ、
今回もこうして戻って来てくれたのが、本当に嬉しい。
これでまた当分は、
いや、まだまだまだまだ私は頑張れる。
**動画**
ぽちの発作 ~18歳と9か月~