うちのぷー軍団の最長老、ぷー。
今年5月の誕生日で無事16歳になりました。
なんせ初めて飼うことになった小型犬だけに、最初来た時は嘘みたいな小ささに驚き、
お店で指示されたフードの与え方も、「え?!一回12粒に砂糖水?!虫かい!」とびっくりしたり。
(今ではずいぶんおかしな指示だったと思っております。)
だから、無事育ってくれるかひやひやしていたのですが、
その後順調に可愛くきれいに育ってくれ、後にやってきた後輩犬のななやジョイの良いお姉さんに。
また、調子に乗って出場したドッグショーでは、
「エクセレント賞」を受賞し、
周囲をあっと驚かしてくれたりもしました。
そして、その数年後には可愛い子犬(ぽち&かりん)を出産してたくましいお母さんへと変身!
また、その後次々とやって来る新入りのわんこ達に対しても、
意地悪することなく寛大に迎え入れてくれました。
だから思えばぷーさんのこの姿勢があったからこそ、
今の我が家のもふもふ体制が確立できたのであろうとも思います。
そんなぷーさんもさすがに14才を過ぎたころから、目に見えて衰えが目立ち始め、
歯はほとんど抜け落ち、目も白内障になって見えづらそうになってきました。
またそれだけでなく、内蔵、特にすい臓が弱ったと見え、時折血混じりの嘔吐をし私たちをあわてさせました。
この頃はとくに食が細く、ひどい時は2日ほど何も口にしない日もあったり…
それだけにすごく心配していたのです。
ですが幸いなことにその翌年辺りから、少しずつ回復してきたような感じで、
去年辺りからは、まるで人(犬)が変わったかのようにモリモリ食べ、動きも活発に!
その様子がまた、なんというか、すごく子犬っぽくて、
なんだか ぷーさんが赤ちゃん返りしたような感じで見ていておかしいやら嬉しいやら。
とはいえ、そういう動作をするのも一日のうちほんのわずかな時間で、
近頃は、一日のほとんどを静かに寝たまま過ごしております。

ぷーは、前述のように歯がもう残っていないので眠っているときには口から舌がはみ出ます。
そして、また寝ているときは、身動きひとつせず静かに寝ているので呼吸の動きもよく分からない。、
だから、時折その様子を見て私たちは不安になり、つい声をかけてしまうのです。
「ぷー。ぷー!」
でもぷーは耳も遠くなってきているので、その声が聞こえないのか身動きせずに横たわったまま。
そうなると、私たちはさらに不安になり、
「ぷー!ぷ-!」
最後には体をゆすって
「ぷー!ぷ-!」
すると、
「なぁに? もう、うるさいな~。せっかくいい夢見てたのに…」
と、めんどくさそうに顔を上げこちらを見るのです。
それを見ると、ほっと安心できるので、
「ごめんな、もう一回寝といてな。」
と、またそのままにしたりしています。
ぷーさんにとっては、非常に迷惑なことでしょうが、どうしてもそうしてしまうんですよね。
でもああいう時ぷーはどういう夢を見ているんだろう?
よく犬は夢を見るのかという話を聞きますが、
犬も確かに夢を見ていると思います。
うちでいうと、この冬逝った ななが特に夢をよく見る子で、
寝ながらしっぽを振ったり、足をばたつかせたり、
時には声をあげたりと、見ているこちらにも、
「ああ、今楽しい夢を見ているな♪」とわかるほどでした。
ですが ぷーはあまりそういったことをせず静かに寝ているので、
いったいどんな夢を見ているのだろうかと、少し気になっていたりします。
話しができたら、その辺のこと一度聞いてみたいな~。
そういうわけで、夢を見ているかどうかは分からないけれど、
確実に夢見心地なぷーさん。

大好きなおねえちゃん(娘)の膝の上で、安心しきって大満足!
寝顔なんかも、もうとろっとろにとろけておりますでしょ?
でもとろけているのは寝顔だけではないのですよ…
ほら!

もうね、全身これ以上ないほどとろけてるでしょう?
だから、内容は分からないけれど、
この時 ぷーが見ていた夢は絶対最高の夢であったに違いない!
*追記*
こんなぷーさんですが、ここ数日いよいよ目が見えづらくなってきたようで、
昨晩もバケツと洗濯機の間に頭を突っ込み、あわてていたりしていたとのこと。
とても心配なのですが、こういうのは避けて通れぬことなので、
こちらで何とか工夫して、少しでもぷーが過ごしやすい環境にせねばなりません。
そして一日でも長く、ぷーと楽しい時が過ごせるよう、
そう願ってやみません。
なんせ、ぷーは我が家の家族にとっての「夢」そのものですから。