私は子供の頃からおしゃれにうとく、身につけるものにはすごく無頓着でありました。
それでも、やはり「カっコイイ!」と思えるものは確かにあり、それらはいわゆる今でいうところの軍もの。
というのも、当時近所にあったジーンズ屋さんでよく米軍の放出品が出ていたので触れる機会が多く、
その機能美と、「これが実際に…」というあふれ出る本物感に惹かれていったからなのです。
そんなわけで、以降は軍もの好きになり、気に入ったものをちょこちょこ集めるようになりました。
それはその後も相変わらずで、趣味のバイクなどでも、そういった小物を取り入れカスタムして楽しんでおります。
ですから当然ストーブの方でもそれはあり、いわゆる軍用ストーブは特に好きなジャンルなのであります。
なんせ、軍ものには各国の国民性が良く出るので個性にあふれ本当に楽しい!
そんな中、特に個性的だと感じるのが英国軍。
なんというか、ほかの国とはかなり違っている感じがする。
具体的には、軽量化、合理化、コンパクト化…
そういった、携行用の実用品に求められる基本の性能を全く考慮していない気がするのです。
ぶっちゃけ、ごつくて、かさばって、重い!
ですが、、実際に使用するとかなり使いやすく、丈夫で長持ち。
これは、ものを大切にし何世代にもわたって使い続けるという、
そういう昔ながらの英国の国民性ゆえでしょうか?
(実際旧車のパーツなども、生産国よりも英国の方がはるかに多くの在庫を持っています。)
さて、そんな個性的英軍用ストーブの中でも、ひときわ異彩を放つのがこいつ!
大きなゴトクが特徴のハーロック(Hurlock)
名前からしてなんだか異質。
というのも、ほかの英国軍用ストーブは「cooker№1~12」という感じで番号で呼称管理されているのですが、
なぜかこれだけが「ハーロック」。
またほかのストーブはどれも開閉バルブを持つ構造で火力コントロールがしっかりしており、
ケース収納後は、ラフな扱いでも燃料漏れなど起こさないように考えられた構造となっており、
収納されるケースも大の大人が腰かけれるほどの必要以上の頑丈さ。
なのに、このハーロックは、開閉バルブも持たないうえに、分解せずそのまま収納。
しかもケースは笑えるほどちゃちなブリキの筒。
これって、つまり移動時のことをあまり重視していおらず、燃料が漏れても問題ないってことだよね?
なんか、これだけ適当過ぎないか?
その割には結構軍では愛用されたようで、前期型、後期型とバリエーションもあるくらい。
そういった異質さをさておき、このストーブ単体を見てみてもやはり違和感を感じます。
それは、先ほどのあの大きなこのゴトク。
普通に考えれば、大きな鍋を乗せ大人数分の調理をするためなんでしょう。
実際、タンク下には安定感抜群大型の三脚も収納されておりますし。
ですが、それなら解せないのがこのバーナートップ。
ゴトクに比して小さすぎないか?
いくらゴトクが大きく大きな鍋が乗せれたとしても、この火力で熱を行き渡らすには無理がある。
(火力が強い灯油燃料とはいえ、しょせん通常サイズのシングルストーブですから。)
実際同じ大きさのバーナートップを有するストーブを見てみても、ゴトクのサイズはこいつの半部以下がほとんど。
つまりこのヘッドの実用性はその程度ということ。
なのになぜここまで大きくした?
でも実際は、この設計で特に問題がなかったってことですよね?
ならば、ここは頭を切り替える必要があるのかも…?
つまり、私がイメージしていたような使い方ではなかったと。
背中に背負って持ち運び、大人数分を一気に調理したりはしない。
重くとも、燃料漏れが起きても平気で、火力がこれでも充分だったと…
つまりはこう?
基本こいつはベースにまとめおかれて使用されており、
食料はあらかじめ別のところで調理されていて、それを保温しながらベースへ運ぶ。
そしてベースではこいつを調理済みの食事を長時間保温する目的で使用する。
なるほど、それならこの形状が非常に合理的に思えてくる。
大きなゴトクや三脚の件はもちろんのこと、
やたら頑丈で大きなタンクは長時間使用に耐ええるためにだし、
また点火しっぱなしだから開閉バルブを持つ必要もない。
(むしろない方がシンプルな構造ゆえ故障の心配がない)
また保温ゆえにこのシングルバーナーで十分であった。
(ビュッフェなどでも大量の料理の保温を小さなアルコールストーブで賄っていましたから。)
つまり、そういうことかな?
実際、時おり軍用の食料保温コンテナなんてものが放出品で出てくるから、
そういうったものとの組み合わせで使用されていたストーブなんでしょうね。
そういうわけで、ハーロックの主目的が保温だとしたら、それは「cooker(炊飯用)」を名乗ることはできない。
だからその理由で、冒頭で述べていたような呼称の違いが出てきたのではないかな?
つまり他のストーブの「cooker」たちとは使用目的が違うということで、
だからこそ、開閉バルブを持たない特有の構造となっていると…
というわけで、私的にこの大きなゴトクの意味を納得することができましたので、
今度はこのゴトクを利用して楽しんでいきたいと思います。
つまり…
ホットサンドメーカーも安定して乗せられる!
でもこれ、中身はホットサンドではないのです。
中身はなんと焼きシュウマイ!
簡単にひっくり返せるから、上下の熱でまるでオーブの様な焼き加減♪
だからこのあとも赤ソーセージにベーコンと次々に焼いてゆきますよ♪
だから当然こいつの出動!
うひひひひ♪いただきます♪
そして〆はもちろんホットサンド!
更に来客時ともなれば…
のんびりコーヒーなども淹れちゃいます♪
というわけで、もはや想定された使用の仕方とはかけ離れた仕様のされ方!
ですがとっても素敵な素敵な使われ方。
こういう感じで、今後もバイク出のお供はもちろんのこと、
ガレージでの大活躍も予定されている英軍用ハーロックさんでありました。
**動画**
大きなゴトクは何のため? ~英軍用ハーロック~ What is the big trivet for? ~British military Harlock~
それでも、やはり「カっコイイ!」と思えるものは確かにあり、それらはいわゆる今でいうところの軍もの。
というのも、当時近所にあったジーンズ屋さんでよく米軍の放出品が出ていたので触れる機会が多く、
その機能美と、「これが実際に…」というあふれ出る本物感に惹かれていったからなのです。
そんなわけで、以降は軍もの好きになり、気に入ったものをちょこちょこ集めるようになりました。
それはその後も相変わらずで、趣味のバイクなどでも、そういった小物を取り入れカスタムして楽しんでおります。
ですから当然ストーブの方でもそれはあり、いわゆる軍用ストーブは特に好きなジャンルなのであります。
なんせ、軍ものには各国の国民性が良く出るので個性にあふれ本当に楽しい!
そんな中、特に個性的だと感じるのが英国軍。
なんというか、ほかの国とはかなり違っている感じがする。
具体的には、軽量化、合理化、コンパクト化…
そういった、携行用の実用品に求められる基本の性能を全く考慮していない気がするのです。
ぶっちゃけ、ごつくて、かさばって、重い!
ですが、、実際に使用するとかなり使いやすく、丈夫で長持ち。
これは、ものを大切にし何世代にもわたって使い続けるという、
そういう昔ながらの英国の国民性ゆえでしょうか?
(実際旧車のパーツなども、生産国よりも英国の方がはるかに多くの在庫を持っています。)
さて、そんな個性的英軍用ストーブの中でも、ひときわ異彩を放つのがこいつ!
大きなゴトクが特徴のハーロック(Hurlock)
名前からしてなんだか異質。
というのも、ほかの英国軍用ストーブは「cooker№1~12」という感じで番号で呼称管理されているのですが、
なぜかこれだけが「ハーロック」。
またほかのストーブはどれも開閉バルブを持つ構造で火力コントロールがしっかりしており、
ケース収納後は、ラフな扱いでも燃料漏れなど起こさないように考えられた構造となっており、
収納されるケースも大の大人が腰かけれるほどの必要以上の頑丈さ。
なのに、このハーロックは、開閉バルブも持たないうえに、分解せずそのまま収納。
しかもケースは笑えるほどちゃちなブリキの筒。
これって、つまり移動時のことをあまり重視していおらず、燃料が漏れても問題ないってことだよね?
なんか、これだけ適当過ぎないか?
その割には結構軍では愛用されたようで、前期型、後期型とバリエーションもあるくらい。
そういった異質さをさておき、このストーブ単体を見てみてもやはり違和感を感じます。
それは、先ほどのあの大きなこのゴトク。
普通に考えれば、大きな鍋を乗せ大人数分の調理をするためなんでしょう。
実際、タンク下には安定感抜群大型の三脚も収納されておりますし。
ですが、それなら解せないのがこのバーナートップ。
ゴトクに比して小さすぎないか?
いくらゴトクが大きく大きな鍋が乗せれたとしても、この火力で熱を行き渡らすには無理がある。
(火力が強い灯油燃料とはいえ、しょせん通常サイズのシングルストーブですから。)
実際同じ大きさのバーナートップを有するストーブを見てみても、ゴトクのサイズはこいつの半部以下がほとんど。
つまりこのヘッドの実用性はその程度ということ。
なのになぜここまで大きくした?
でも実際は、この設計で特に問題がなかったってことですよね?
ならば、ここは頭を切り替える必要があるのかも…?
つまり、私がイメージしていたような使い方ではなかったと。
背中に背負って持ち運び、大人数分を一気に調理したりはしない。
重くとも、燃料漏れが起きても平気で、火力がこれでも充分だったと…
つまりはこう?
基本こいつはベースにまとめおかれて使用されており、
食料はあらかじめ別のところで調理されていて、それを保温しながらベースへ運ぶ。
そしてベースではこいつを調理済みの食事を長時間保温する目的で使用する。
なるほど、それならこの形状が非常に合理的に思えてくる。
大きなゴトクや三脚の件はもちろんのこと、
やたら頑丈で大きなタンクは長時間使用に耐ええるためにだし、
また点火しっぱなしだから開閉バルブを持つ必要もない。
(むしろない方がシンプルな構造ゆえ故障の心配がない)
また保温ゆえにこのシングルバーナーで十分であった。
(ビュッフェなどでも大量の料理の保温を小さなアルコールストーブで賄っていましたから。)
つまり、そういうことかな?
実際、時おり軍用の食料保温コンテナなんてものが放出品で出てくるから、
そういうったものとの組み合わせで使用されていたストーブなんでしょうね。
そういうわけで、ハーロックの主目的が保温だとしたら、それは「cooker(炊飯用)」を名乗ることはできない。
だからその理由で、冒頭で述べていたような呼称の違いが出てきたのではないかな?
つまり他のストーブの「cooker」たちとは使用目的が違うということで、
だからこそ、開閉バルブを持たない特有の構造となっていると…
というわけで、私的にこの大きなゴトクの意味を納得することができましたので、
今度はこのゴトクを利用して楽しんでいきたいと思います。
つまり…
ホットサンドメーカーも安定して乗せられる!
でもこれ、中身はホットサンドではないのです。
中身はなんと焼きシュウマイ!
簡単にひっくり返せるから、上下の熱でまるでオーブの様な焼き加減♪
だからこのあとも赤ソーセージにベーコンと次々に焼いてゆきますよ♪
だから当然こいつの出動!
うひひひひ♪いただきます♪
そして〆はもちろんホットサンド!
更に来客時ともなれば…
のんびりコーヒーなども淹れちゃいます♪
というわけで、もはや想定された使用の仕方とはかけ離れた仕様のされ方!
ですがとっても素敵な素敵な使われ方。
こういう感じで、今後もバイク出のお供はもちろんのこと、
ガレージでの大活躍も予定されている英軍用ハーロックさんでありました。
**動画**
大きなゴトクは何のため? ~英軍用ハーロック~ What is the big trivet for? ~British military Harlock~