私は実は霊とかいうものを正面切って信じてはおりません。
というか、否定はしないのですが世間でいう霊現象はいまいちどうも…
それでも、自分自身がそういう体験をしたことは幾度かあるわけで、
だけどもそういうことは、ただの偶然か何かの間違いかもしれないとも思ってしまっております。
さて、実は先日このようなことがあったのです。
ジャックが事故にあった日の午前9時過ぎ、いつも寝ていた小屋の前にジャックを安置して祀っておりました。
当初あの子を運んできた際は、うちのほかの子たちは興味しんしんでよってきては匂いをかいでおりました。
しかし、しばらくすると興味をなくしていつもどおり思い思いに動き回ったりしておりました。
それが夜の11時半ごろになって…
それまで機嫌よくボールを放って遊んでいたぽちが、
いきなり、本当に何の前触れも無く急にうなり声を上げ短く吠えました。
私たちがそれに驚いてぽちのほうを見ると、ぽちの視線はジャックの遺体の付近を見ています。
そしておもむろにジャックに近づき、鼻先を伸ばしてにおいを嗅いだかと思うと、
そのまま数歩下がり、伏せの姿勢でじっと動かなくなりました。
そして、時折鼻先を空中に向け、何かを確かめるかのように嗅いでおりました。
私たちはその様子に驚き、しばらく静観しておりましたが、
ぽちはまったく動くことなくジャックに向き合って、じっと見つめるだけです。
無論、うなり声をあげることも吠えることもありませんでした。
そのとき思い出したのですが、一番最初ぽちがジャックに会った際、
ぽちはジャックを制するかのように低くうなり、短く吠えました。
そう、ちょうど先ほどのときのように。
そのあといつまでもそのままでいるぽちを抱き上げて寝床に連れて行ったのは、
5~6分後だったでしょうか?
またそのあとのこと。
私たちが寝入った深夜3時半ごろ。
ぷーが急に吠え始めたのです。
まあ、いつも夜中にに吠えることのある子なのですが、
そのときの様子はいつもと違い、宙を何かを追うかのように視線を移しながら吠えていたのです。
いつもならば、窓の方に向かって走ってゆき、表に向かって吠えるのに、
このときは布団から出ずにその場で吠えていました。
明らかにいつもとは違う様子でした。
以上のことはとても不思議な光景として私には映りました。
一番最初に申し上げましたように、私は霊の存在には懐疑的です、
しかし、今回のこのぽちとぷーの動きには何かひっかかります。
先日の日記(
http://blog.goo.ne.jp/pudo-ru/e/ea2974144b90953661220f23021ff860)で私はこう書きました。
「らんの時とは違い、その亡骸にすがっても、あたりを見渡してもジャックを感じることが出来ないのです!」
でも、不思議なことに、ぽちが吠えた瞬間から、身近にジャックを感じることができたのです。
無論、気のせいかもしれませんが、実際そう感じてしまったのです。
そして、それがすごく嬉しかったのです。
もし霊の存在が事実だとしても、私には霊感とやらが無いので感じることはできません。
でも、わんこたちにはあるいはあるのかも?
でもななと、かりんはいつもどおりでしたから、やはり資質は関係あるのかも?
以上不思議な体験でした。