シアターオーブは、すごく天井が高い劇場です。
奥行きや幅はそんなでもないけど、高さがすごいです。
だから、音はガンガン響きます。
私は今日11列目でしたが、ちゃんと表情なんかも見えました。
ただ、天井が高いぶん、二階や三階からは、かなり遠いです。
傾斜が強く、前に手すりがあるので、視界もかなり遮られるのではないでしょうか。
休憩時間に一番後ろから覗いて見たのですが、高所恐怖症でなくてもちょっとこわいかも。
今日のカーテンコールはノリノリで、最後はスタンディングだったのですが、三階だと怖いと思います。
モーツアルトのための下見はこれくらいにして、今日の舞台の感想です。
まず、ジュリエット役はアンダーの方でした。
でも、とても可愛らしくチャーミングで、写真でみるかぎりでは、プリンシパルキャストの方より若々しくていい感じでした。
歌も十分だと思います。
今日は、ロミオ役があまり良くない気がしました。
体調が良くなかったのかもしれませんが、声が時々オケに負けていた気がしました。
そうだ、オケは、カラオケ?
指揮者の紹介もなかったから、きっと、そうなのでしょう。
せっかくのミュージカル専用劇場なのに、なんだかがっかりです。
いいところをあげるとしたら、とにかくダンスと歌の迫力は圧倒的です。
宝塚も東宝も、霞んでしまいそう。
ロミオは馬面だし、ティボルトはモヒカン、ベンヴォーリオも気の抜けた顔で、ビジュアルでは絶対勝ってるんだけど。
(ベンボーリオは、カーテンコールで客席に降りてきてくれて、その時、握手しました!ごめんなさい!)
東宝版は来年再演決定だそうですが、フレッシュさよりも、ちゃんと歌える人でお願いします。
それから、やっぱり、携帯電話やメールの小細工なんかいらないよ、と、改めて思いました。
音楽と歌のメッセージがとても強いから、セリフなしでもいい。
そして、日本版では完全にカットされていたマーキューシオの「狂気」。
すごく魅力的でした。
あの場面、あっきーにやらせたいと思いました。
演じていたジョン・エイゼンの雰囲気も、ちょっとあっきーぽかったし。
また、「死」は、フランス版では女性でした。
大貫君の「死」は妖しげでしたが、フランス版で「死」を演じた女性は、まるで貞子みたいに怖かったです。
白い粉?を吐きちらしていて、表情も不気味で、ぞわっときました。
歌も微妙に違っていて、「祈り」とかアンコールの「二十歳とは」は、あったっけ?
私がもっているCDは、ルカス・ぺルマンがロミオを演じたドイツ語版なので、これもまた、微妙に違っているんですよね。
今日のカーテンコールは、4曲も歌ってくれました。
楽しかったです。
そして、最後はロビーでご挨拶まで。
かなり営業頑張ってます。
でも、これくらいしなきゃ、やっぱり、チケット代高いもの。
上演時間は休憩込みで三時間。
椅子はなかなか座り心地がいいし、間隔も広めだから、疲れることはないです。
(家に帰って、加筆・訂正しました)
ベンヴォーリオ役のスティファヌ・ネヴィルのサインです。