前回の観劇から1ヶ月。
どんどん深化しているというので、楽しみにしてきました。
井上芳雄君のシドニー・カートンは、もう、本当に素晴らしいです。
今日は、D列の下手(だよね?)でした。
だから、前回のちょっと後列のセンターと比べると、表情なんかはしっかりわかるけど、舞台全体の雰囲気なんかは分かりにくい場所です。
でもね、ここ、いいんですよ!
浦井くんがルーシーを思って歌ったりするとき、ちょうど勘違い目線が来るんです!
浦井くん、かっけぇ~ です。
浦井くんだけじゃなくて、芳雄君が苦悩するのもだいたい下手です。
だから、ルーシーに失恋したあとの心の変化とか、ダーニーがとらえられた後の心の動きなんかが、その表情や仕草からびしびし伝わってきました。
前回、ダーニーはお馬鹿さんだと書きましたが、それは決して貶したわけではありません。
純真すぎて、裏側にある思惑とか悪意が理解できない、という意味です。
だから、お馬鹿さんなんだけど。
純真で、真っ直ぐで、素敵です!
ところで、カートンはいつ身代わりになろうと決意したのか?
前回はよくわからなかったのですが、クランチャーにスキットルを渡して、「俺はもういらないから」って言ったところだったのかな?と思いました。
自堕落な生活をやめたあとも、肌身離さずもっていたスキットルです。
まだ、そこでははっきりそうと意識していなかったかもしれないけど、バーサッドと話をするなかで、きっぱり命を捨てる決心をしたのかな?と。
それから、カートンとジャービスとの最後の会話もすごいです。
表面的にはちゃんとかみ合っているけど、実は、全然違うことを話している。
「一つの命ですべての命が救われる」
「長い一生を振り返って、誰からも愛や感謝や信頼を得られなかったとしたら」
そのことばの本当の意味を知るのは、全てが終わってから。
もう、このあたりから最後まで、ずっと鼻水すすっていました。
最後の処刑の場面、お針子のクローダンとのシーンは、やっぱり趣深かったけど、クローダンの前に処刑される貴族と子どもの演技にもひかれました。
茫然と座り込んでその時をまっているんだけど、最後は、きっぱり立ち上がり、娘の手を引いて、胸を張って歩いていく。
ちょうどクローダンとの最後の会話の時なので、前回は気づかなかったみたいです。
今回、歌が半端なく力強くて、それぞれの人間性も深まっていて、本当に見応えのある舞台でした。
ただ、前回はもっと、客席で笑いが起こっていたのですが、今回は、全然笑い声がありませんでした。
笑っていいんですよね?
次は、千秋楽公演です。
どんどん深化しているというので、楽しみにしてきました。
井上芳雄君のシドニー・カートンは、もう、本当に素晴らしいです。
今日は、D列の下手(だよね?)でした。
だから、前回のちょっと後列のセンターと比べると、表情なんかはしっかりわかるけど、舞台全体の雰囲気なんかは分かりにくい場所です。
でもね、ここ、いいんですよ!
浦井くんがルーシーを思って歌ったりするとき、ちょうど勘違い目線が来るんです!
浦井くん、かっけぇ~ です。
浦井くんだけじゃなくて、芳雄君が苦悩するのもだいたい下手です。
だから、ルーシーに失恋したあとの心の変化とか、ダーニーがとらえられた後の心の動きなんかが、その表情や仕草からびしびし伝わってきました。
前回、ダーニーはお馬鹿さんだと書きましたが、それは決して貶したわけではありません。
純真すぎて、裏側にある思惑とか悪意が理解できない、という意味です。
だから、お馬鹿さんなんだけど。
純真で、真っ直ぐで、素敵です!
ところで、カートンはいつ身代わりになろうと決意したのか?
前回はよくわからなかったのですが、クランチャーにスキットルを渡して、「俺はもういらないから」って言ったところだったのかな?と思いました。
自堕落な生活をやめたあとも、肌身離さずもっていたスキットルです。
まだ、そこでははっきりそうと意識していなかったかもしれないけど、バーサッドと話をするなかで、きっぱり命を捨てる決心をしたのかな?と。
それから、カートンとジャービスとの最後の会話もすごいです。
表面的にはちゃんとかみ合っているけど、実は、全然違うことを話している。
「一つの命ですべての命が救われる」
「長い一生を振り返って、誰からも愛や感謝や信頼を得られなかったとしたら」
そのことばの本当の意味を知るのは、全てが終わってから。
もう、このあたりから最後まで、ずっと鼻水すすっていました。
最後の処刑の場面、お針子のクローダンとのシーンは、やっぱり趣深かったけど、クローダンの前に処刑される貴族と子どもの演技にもひかれました。
茫然と座り込んでその時をまっているんだけど、最後は、きっぱり立ち上がり、娘の手を引いて、胸を張って歩いていく。
ちょうどクローダンとの最後の会話の時なので、前回は気づかなかったみたいです。
今回、歌が半端なく力強くて、それぞれの人間性も深まっていて、本当に見応えのある舞台でした。
ただ、前回はもっと、客席で笑いが起こっていたのですが、今回は、全然笑い声がありませんでした。
笑っていいんですよね?
次は、千秋楽公演です。