如来立像(北斉)
鮮やかな赤の彩色がよく残る如来像です。
菩薩立像(北斉)
艶めかしいのか厳しいのか、不思議と印象に残る表情の菩薩像です。
思惟菩薩像(北斉)
腕の部分が欠損してしまっていますが、いわゆる半跏像です。
穏やかな表情に加え、彩色もよく残っています。
お顔のアップもどうぞ。
なんでも、青州出身の学生もここを訪れたことがなく、「私の故郷にこんな素晴らしいものがあったなんて!」と驚いて感動していたとか。
お兄ちゃんなんか、京都の国立博物館まで歩いて行ける距離だったくせに、一度も行ってなかったし、私やお父ちゃんが誘わなければ、あんなにたくさんある神社仏閣にも出かけなかったしなあ。
もったいない!
どこの学生もあんまり変わらないということなんでしょうね。
また、お父ちゃんが学生たちに説明しているのを見た博物館の職員が日本人だとわかったのか、近づいて来て色々と親切に説明してくれたそうです。(もちろん中国語ですが。)
なんでも、「国宝展」開催後、日本人がよくこの博物館を訪れるようになったそうです。
「こんな小さな町の小さな博物館へ、日本からわざわざやって来てくれて嬉しい」彼はそう言って、優しい微笑みを浮かべていたとか。
反日って、本当なの?
お父ちゃんからのお便りを読むたびに、不思議になります。