唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

原爆の子

2008年03月12日 | 映画 か行
原爆の子

パイオニアLDC

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戦後何年か後に実際の広島でとったということもあり、貴重な映像と言えるかもしれません。再建されたとはいえ、焼け野原の雰囲気がそのまま伝わってきます。
平和公園のあの建物をつくっている最中というのも、すごくリアル感があります。

そして、再建されて一見平和が訪れたかに見える広島ですが、原爆は過去の物ではなくて、実際に今も被害がおきていて・・・戦争が終わっても、終わることのない苦しみの中、みんな生きているんだと思いました。

原爆の影響で子どもがうめなくなって、生きているだけで運がいいと、今の自分の不幸を前向きに言い聞かせる人もいました。足を悪くした女の人も、私なんかでももらってくれてありがたいとお嫁に行きます。父と暮らせばの人のように生き残ってしまったことが自分の罪みたいに思った人もいるんでしょう。

原爆が人の人生を一瞬で変えてしまったわけです。

原爆が落ちたときに忘れ物をした妹を思い出しながら、焼けてなくなってしまった家の前でたたずむ姿が印象的でした。

そういえば、爆発したときの女性の裸。人間の根源は性という心動産らしい表現だとおもいました。

新藤兼人さんは、CGも発達した今、爆発の瞬間の映像を残したいと、90を超えた今でも映画の構想を練っているということです。
シナリオも読みました。今まで映画で登場した人たちがどのような状況で被爆したのか。当時予算も技術もなくてできなかったことが、今なら、金さえあればできる。でも金がないということで、実現できるかどうかわからない状況なようですが・・・・

何とか実現してほしい・・・おれに金があれば・・・

フリー・ゾーン

2008年03月12日 | 映画 は行
フリー・ゾーン~明日が見える場所~

ポニーキャニオン

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イスラエル→ヨルダン→シリアとイラクとサウジの国境にあるフリーゾーン→あとはよくわからない・・・

ナタリーポートマン・・・というかレベッカがいきなり車の中でないてます。泣き続けます。そこで流れる歌の歌詞・・・

お父さんが安く買った子羊を猫がかみ殺して・・・その猫を犬がかみ殺して・・・その犬を棒で殴り殺して・・・その棒は火で焼かれて・・・火は水で消されて・・・水は牛に飲まれて・・・その牛は肉屋にさばかれて・・・またお父さんが子羊を買って元どおり・・・みたいな歌でした。お父さんは肉屋だったのかな?そこまで覚えていませんが・・・
これは歌の話しで、映画の内容は・・・

・・・良くわかりません。

レベッカは、婚約者と別れて・・・のっていた車の運転手はハンナという女の人。だんなが怪我してその代わりに旅行に来たレベッカたちを乗せて運転していたようで・・・別れてしまったのでレベッカだけが、泣いて車に乗っていたみたいです。
で、ハンナはヨルダンに用があるので早く出たいんだけど、レベッカを放っておくわけにもいかず、結局乗せてヨルダンへ・・・それでフリーゾーンで金を返してもらおうと思ったら、そこで出てきた女の人が金を持っていなくて・・・アメリカ人を出せと詰め寄るハンナ。「いない」というその女の人・・それでうんだらかんだら・・・飛ばします。・・・3人が仲良くなったと思ったらまたカネの話しでもめちゃって・・・で、もううんざりしたレベッカも一人国境で車を降りて去っていく。警備員がそれを追っかける・・・暗くなっても2人のトークバトルはやみそうもない・・またあの音楽が流れる・・ずっとそのうんざりするやり取りを観ているうちに、2人はじゃれているのかと錯覚する。

・・それで・・・なんだったのだろうか・・・・これっていったい・・

地図でヨルダンとイスラエルとシリアとサウジとイラクの位置関係を見ました。イラクとシリアとサウジが重なる国境って・・・どこなの?確かにそれぞれの国はくっついているんだけど、3つが重なるところがわかりませんでした。