純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

日本酒の原酒で梅酒作り・・トロットロの梅酒になります!

2019年06月02日 | 気になる商品


兵庫県の全量純米蔵である富久錦酒造の「梅酒専用純米原酒(20~21度)」です


日本酒の純米原酒で梅を漬けると

焼酎(ホワイトリカー35度)で漬けた梅酒よりも

トロットロ~で上品な甘味、そして旨味の濃い梅酒になります

今年は、日本酒で梅を漬けてみてはいかがでしょう?

美味しいですよ



詳細は・・・
 ↓



【梅酒のぷち薀蓄】・・・(なぜ氷砂糖??)
なぜ、梅酒にはグラニュー糖ではなく、氷砂糖を使うのでしょうか?
これは、梅のエキスをしっかり抽出するために、ゆっくりと溶けていく氷砂糖が適しているからです。
梅を、アルコール(焼酎等)と氷砂糖で漬けると、最初に浸透圧の関係で、糖度が濃い梅の内部にアルコールが浸透して入り込みます。
ところが梅の外側の氷砂糖が時間をかけて溶けていくうちに、梅の内部の糖度よりも、外側のアルコールに溶け込む糖度のほうが高くなりはじめ、今度は梅の内部に入り込んだ「アルコール」と仲の良い「梅の香味成分」が、しっかりと手に手をとり、外に出てきて、内外の糖度を均等にしようとします。
このときに、梅の内部エキスや水分も外側に抽出されて、外のアルコールに溶け込み、氷砂糖の甘味とあいまって、美味しい梅酒になるのです。
もしも、グラニュー糖を使うと、「あっ」という間に外側のアルコールに溶け込んでしまい、梅の内部に「アルコール」が入る間もなく、梅の内部の糖度より外側の糖度が高くなるので、梅の「内部エキス」や「内部の水分」が、ある程度は抽出されますが、アルコールと仲の良い「梅の香味成分」が、ほとんど抽出されないままになり、コクのない梅酒になってしまうのです。
何事も腰を据えて、じっくりと・・・ですね。(笑)


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