純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

定休日・・・福羅酒造様、太田酒造場様へ!

2013年10月09日 | 純米酒
昨日は定休日


先日の鳥取での「福羅酒造様と山根酒造場様の合同呑みきり会」では

オプションとして予定されていた福羅酒造様の蔵見学をせずに

先に帰ってしまった


それがたいへん心残りだったのでアポイントをとって昨日

福羅社長に蔵を案内してもらったのであった


酵母の話

搾りの話

生もと造りの話

純米燗を普及させるための方法や演出の話

・・・など多岐に渡って話を訊き

大変有意義でした

福羅さん

本当にありがとうございます m(__)m


特に東郷温泉の商店街で

若い方々が「街おこし」の為に

そのネットワークをフルに活用して頑張っていらっしゃると言う話には感心しました


確かに

この古き良き佇まいの商店街通りを

イマイチ

この雰囲気に似つかわしくなさそうな?(笑)若い方々の集団が

闊歩しておられて

活気がみなぎっている

実に面白い!


こんなに若い人を惹き寄せる魅力ある発信力を駆使する方々を

私たち純米燗を普及させようとしている仲間として

どんどん惹きこむことができたら・・・

結構な破壊力で世間を震撼できないだろうか?


でもその前に

肝心の自分自身の純米燗の魅力発信の能力を上げないと話にならないけどね(笑)




そして

午後からは鳥取県若桜町の「辨天娘」の銘柄で知られる太田酒造場様へ伺わせていただいた

「地元若桜町産の酒米」にこだわり

また「酒米種別」そして「生産者別」に分けて純米酒を醸される


大変な手間をかけて純米酒を醸しておられるが

これによって同じ酒米の品種であっても

生産者が代われば

出来る純米酒に味の違いが出来ることが明白になる


この醸し方により

酒米の契約農家の方々は

自分の米の善し悪しによる酒質の差異を自分の舌で確かめられるし

お互いが切磋琢磨し米質がどんどんアップすることも期待できると思う

実際

蔵元様が主催して契約農家の方々に集まってもらい

米の出来具合や栽培技術の反省や意見交換を行う勉強会も頻繁に行っていらっしゃるそうだ

凄いね!


鳥取では特にこういう取り組みが最先端を行っていると思う

「山陰東郷」の福羅さんも「日置桜」の山根さんも生産者別の酒米にこだわって

純米酒を醸されているしね


こうして酒米にこだわり

また造りも実直に完全発酵させた純米酒を醸される

搾りもヤブタ式でなく槽しぼりだ

この槽(ふね)が凄かった

かなり年代物の黒光りするような威厳のある木の槽なのだ

こんな素晴らしい槽は初めて見たので

圧倒されてしまった

ホント凄い!

社長様はじめ太田酒造場の皆さん

歓迎していただきましてありがとうございました

お土産には

「塩」と「熟成酒粕」だけで2年間漬けたホンマもんの「奈良漬」もいただき

ありがとうございます


また「酒づくり」だけでなく

「接客」「送迎」などの姿勢も

商売人のお手本を見るような思いで見ておりました

商売の基本までも思い出させていただきました

ありがとうございます m(__)m



というような訳で

各蔵元様のご厚意により

生もと造りの純米酒を主戦場とする「山陰東郷」

地元生産米に拘る完全発酵の純米酒「辨天娘」

を取り扱わせていただけることになりました

近々両銘柄が並びますのでお楽しみに!


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