純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

壺坂酒造様を訪問・・・・「蛍星 純米酒」の設計図

2009年10月30日 | 純米酒
先日の定休日(火曜日) 夢前の壺坂酒造様へ行きました。

そう、当店のPB「蛍星」を醸していただいている蔵元様です。

実は平成21酒造年度(H21BY)から

新たに地元播州産山田錦100%で純米酒を

醸造していただけることになりました。

その純米酒のつくりと酒質についての要望を

蔵元様に聞いてもらう為です。


私の新しい純米酒についての希望は、

「醪を完全発酵させ、キレのある辛口タイプでありながら、

米の旨味が広がると同時に、酸が余分な甘みをきってくれるような

飲み飽きしない純米酒」です。

しかも

「夏を超え、調熟作用によってまろやかな旨味が加わった秋あがり以降に

その真価を発揮し2年3年の熟成にも耐える腰の強い純米酒」です。

そして個人的な嗜好でいうと

精米歩合は60~70%であまり白すぎない米のほうがいいかなぁ。

また酵母は生酛系の造りに合う7号酵母かなぁ。

9号酵母の吟醸香はいまいち苦手なので・・・・・。

などと、考えておりました。


午前11時ごろ壺坂酒造様に到着したのですが、

午前中でよかったです。

この日午後から、その純米酒を醸す原料米の山田錦が入ってくる予定で

忙しくなる直前でした。

ちょうど良いタイミングで蔵元の壺坂君に今度の純米酒の造りの設計を

聞くことができました。


「酵母は7号酵母で、すっきり辛口の純米酒を作ります。」


「熟成に関しては、考えてなかったんですが

ご要望ならDONさんのご要望の数量を寝かしておきます。」


とのことで、嬉しい限りです。

11月5日から今年の酒造りが始まるそうなので

造りがはじまったら、お手伝いさせていただきます。


そして蔵元で、いいもの見つけちゃいました。


壺坂酒造「山廃純米」H18BY

試験的に醸した一般販売されていない秘蔵酒です。

1年目より2年目、2年目より3年目のほうが味が開いてきているそうです。

ちなみにこの山廃純米は常温瓶詰熟成(18度前後が最適といわれる)です。

この山廃純米酒の味は・・・後日・・・!






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