空を見上げて・・
「奥播磨 山廃純米スタンダードR1BY」
純米燗金太郎です。
ゴールデンウィークの後半がスタートしました。
晴天で絶好の行楽日和です。
そして、ツツジがそこかしこに咲いていますね。
「ツツジ」「サツキ」「シャクナゲ」
は、どれもツツジ科ツツジ属なんだって。
確かに見分けにくいもんね。
見上げると、天には飛行機雲。
平和だね。
今日の晩酌は、ガツンとくる酒質のコレ!
「奥播磨 山廃純米スタンダードR1BY」
地元の兵庫夢錦で醸した山廃純米のスタンダード。
上立香はほとんどない。
口に含むと、まろやかな旨味と甘味が広がった後に、ガツンと酸が姿を現す。イチジクが熟したような感のある独特の酸味、これが奥播磨の生もと系の純米酒の特徴だ。ぜひ全国で認められている実力を1度は味わってほしい。
もちろん燗がお奨め。温度帯によって酸が立つ温度帯と旨味の方が立つ温度帯があるので面白い。
スキヤキや牡丹鍋、ジビエ料理に良く合う。
*「炭濾過しない山吹色の日本酒」
本来、日本酒というものは山吹色なのは周知のとおりです。
なのに見た目が悪いから炭でろ過して透明にする事が多いです。
そしてもう一つの要因として、炭でろ過することにより雑味をとり除くという目的もあります。
もちろん雑味とともに日本酒の肝ともいうべきお米の旨味成分までも取り除かれてしまいます。つまり搾った酒の味に自信がないので、炭を使いさし障りのない味の酒にしようとしている行為なのです。こんなのが美味しいわけがないのです。
一方、杜氏さんが醪を完全発酵させ、自信をもって搾った純米酒なら、無ろ過にするか、軽くフィルターろ過するだけで、炭をかけて肝心の日本酒の旨味や個性を取り除くような野暮なことはしないものです。
また、山吹色の濃さは熟成度合のパラメータにもなりますもんね。
だから私は、透明な日本酒を見ると、すごく不安になります。
このお酒って絶対美味しそうには見えないだよなぁ。」という逆の観念に支配されてしまうのです。そういう意味で、「山吹色」の純米酒を選ぶ事は私にとっては、とても重要です。
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