つづれ日記

不定期更新です。日常の日記だったり、悩みだったりを綴ったりしています。内容は特に統一性はありません。

利用者と、家族と、ケアマネと、SWと、PTと、そして大工(訪問指導のケース例?)

2014-04-27 | デイケア相談員日記
先日、住宅改修をするという利用者さん宅に訪問指導に行きました。
メンバーはタイトルの面子です。
過去数回、「住宅改修が絡む訪問」は幾つか経験があります。
まあ、前職場(病院)での経験ですけども…
何するか、というのはおおかた同じかな。
「利用者さんの身体状況に合わせた工事(手すり設置など)を行うため、
各関係者&当事者で情報交換しつつ、工事の内容を決めて行く」
ってやつ。
あ、参加メンバーが変わることはあるかな。
大工(というか業者)が同席しないこともあるし。
いつでも目的は↑で変わらないんだけど、面子によって手順が変わる感じ。

MSWとして参加した時のそれは「住環境調査」って名前でしたね。
主導権を持つのは病院のPT,OT,時々Ns。
MSWは常に補佐で、荷物持ちとか写真撮影とか…あと運転手。
あ、ケアマネさんとの連絡調整等、セッティングはSWがしました。
(あれ?MSW良いように使われてるだけじゃね?w)

で、今回の名称は「訪問指導」。
(介護保険上で請求可能なもので、1回に付き550円。ただし最大月1回まで。)
主導権を持つのは、基本ケアマネさん…なんだけど、
やっぱり身体機能が関わることだから、発言力としてはPTが強め。
「身体機能に合わない設置の仕方だと、お金がかかるだけで意味をなさない」
「家族や本人が必要だと感じる部分にひたすら手すりを設置してしまうと、
 利用者の身体能力を低下させる要因になってしまう場合がある。」
っていう視点があるからね。

…なんだけど。

今回の訪問指導はなんというか…その、大工がね、強烈だったのw
「家族が必要だと言っている場所に付けて何が悪い」
「今は良くても、今後必要になるかもしれないんだから付けとけばいいだろ」
をガンとして譲らず…
っていうか家族も必要とか言ってない場所にまで手をつけようとするし。
要約すると、
「俺が必要だと言っているんだから、付けとけば間違いないんだ」
っていう感じかな。
悪い人…ではないと思うんだけどね、
その人の大工としての誇りとか家への愛着とかなんかまあ、
そう言う物があの人を駆り立てたんだと思うんだよね。
ただまぁ、論点ずれてる上に回りが見えてなかったっていうか…アハハ;;
「自立支援」っていう、
まぁザックリ言えば「過度な援助を行わない」っていう国の方針と合ってない
…だけならまだいいんだけど
(国が100%正しいわけじゃないケースもあると思うし)
当の利用者、家族含め、その場の大工以外全員が「必要ない」と思ってるのに
強引に手摺つける意味ってどこに…っていうね(^_^;)

「必要ない場所にはつけない」を主軸とするデイケアサイド&ケアマネ
   VS
「今後必要になる“ハズ”だからとにかくつける」を主軸とする大工
っていう、まあ対立に近い関係になっちゃって、
間に挟まったご家族が申し訳なさそうにするのが、こちらとしても申し訳なくて、
どうにか中間地点と言うか、妥協点を探したかったけど上手くいかず…
この時はケアマネさんが矢面に立って主導してくれたお陰で、
どーにか話はまとまりました…。

いやはや…強烈。
終始苦笑しっぱなし。
ちょ、コレご家族に後々フォロー入れないと申し訳ないな本当。
そしてケアマネさんにも改めて感謝を示さないと。
私ちょっと、大工さんの睨みと迫力に気おされちゃったもん;;
あれを撥ね退けられる知識も経験もないもん…。
私にできたのは、とにかく、家族や本人の気が少しでも楽になるよう、
笑顔で対応することだけ。
「(大工が強烈で)すみません」って謝る家族に、
「気にしなくていいんですよ」って、
「あの方も使命感が強いんでしょうね」って、
ひたすら笑顔でフォローすることだけ。
……フォローになってたのかどうか、怪しいけどさ…。

あー怖い怖い。
やっぱ勉強は続けなきゃ、対等に話すら出来ないなぁ。
でも、その勉強がうまくいかないんだよなー。
情報の統合がうまくいかない。
その人の持つ疾病、家族環境、生活歴、その他もろもろ。
そういった情報を、点じゃなくて線として捉えることが出来ない。
全体を把握しなきゃだめなのに、一面ずつしか捉えきれてない。
こまったね、こりゃ…。

振り返る。

2014-04-21 | 考エゴト
今でも時々、
前職場でのことを思い出す。
浮かぶのは、「嫌だ」という感情。

なんでかな。
苦しいとか悲しいとか、
そういうのは薄れていくのに、
拒絶感だけは強く残っているんだ。

近寄りたくない、二度と会いたくないと、
思い出す度に思うんだ。
思い出したくもないんだ。
こんな記憶、消してしまいたいんだ。

だけどそうすると、
あの頃学んだであろうものが、
(それが何なのかよくわからないけど)
それらが無くなってしまう気がして、
ただ無意味に
日々を費やしたことになる気がして、
だから
忘れてはいけないのかな、なんて。

今使ってる三年日記。
一番上の段は、一番辛い時期の記録。
これから、日記の中の私は、
どんどん追い詰められていく。
読みたくないけど、
何故か時々読んでしまう。
読んだって、苦しいだけなのに。
「彼ら」への拒否感が、増すだけなのに。
なんでだろうね…。

またまたハマった落とし穴。

2014-04-03 | デイケア相談員日記
デイケアの相談員を初めて、半年経ちました。
現在の悩み...
⒈「デイケアの相談員の専門性ってなんだろう?」
⒉「利用者が少ない今、できることはなんだろう?」
ってところ。

⒈について
今の所、大まかな仕事はできるようになってきた。と、思う。思うけど、これって「相談員」の仕事なのかな?と...。
デイケアの相談員って、みんなは何してるの?
ちなみに、私の思う「相談員」は、利用者とか家族の気持ちを汲んで、それをサービスにつなげる人かなと思ってる。
けど、なかなかこう、その変ってどう聞いていけばいいやら?
この辺はもう、コミュニケーション力と技術、になるのかな。実技練習したい...。
デイケアの相談員の交流会、ないかなぁ(´;ω;`)
あと、利用者さんの情報を、身体状況とか精神面やらも含めて把握しとかなきゃかな、と、思うのだけ、ど...
どーーーーーーにも、そこがね...上手くいかないというか、ね。
看護師とかリハさんとかもいるからさ。どうしたって、彼らの方が詳しいからさ。や、知っとくに越したことはないだろうが、モチベーションが保ちづらいの(;´д`)

⒉について
まぁ、読んで字のごとし、かな。
うちの施設、ハード面がよそに比べて不利なのは確かなのよね。
微妙に古い...というか、薄暗いし。立地もイマイチだし。デイケアの場所も、施設の奥だから活気が外まで伝わらないしね。
新しくて綺麗な施設やデイがガンガン作られてる中、うちのウリはなにかっつーと、「なんだろねー?」状態に。
方向性を定めるためには、周辺のニーズを聞くことから、なんで、とりあえずは利用者さん向けのアンケートやってみたけど。
じゃあ、ケアマネ向けにアンケートとってみるか?直接聞くのは聞きにくいし。あ、でも、以前リハさんが似たことやって、回収率低かったな...
うううううむ、困ったー(´Д`;)