つづれ日記

不定期更新です。日常の日記だったり、悩みだったりを綴ったりしています。内容は特に統一性はありません。

★1日1学★ 9:生活福祉資金貸付制度 -3-

2012-02-29 | ★1日1学★
今日は(過去数回やったけど)MSW日記とコレとの2つ記事を更新ですよ~。
MSW日記更新しちゃうとこっちをサボりたくなるけど、
勉強のために頑張るよ!

というわけで、「生活福祉資金貸付制度」。もう名前はバッチリかな(笑)

今回は支給の内容まいります。

■資金種類
この貸付制度、ただお金を貸すわけではなくて、きちんと目的に沿ってお金を貸し出します。
感覚としては、生活保護みたいな感じですかね。目的に沿って支給する感じが。

資金の種類ですが、現在は下記の4種類。
①総合支援資金
②福祉資金
③教育支援資金
④不動産担保型支援資金

それぞれに具体的な目的(内容)が決められているので、続いてそちらをご紹介。

①総合支援資金
 1.生活支援費
   …生活再建までの間に必要な生活費。
 2.住宅入居費
   …敷金、礼金など住宅の賃貸契約を結ぶために必要な費用。
 3.一時生活再建費
   …生活を再建するために一時的に必要な資金で、日常生活費では賄えない費用
    (例:滞納している公共料金などの建て替え費用)

②福祉資金
 1.福祉費
   …生業を営むために必要な経費
    技能修得に必要な経費&技能修得期間中の生活費
    住宅の増改築・補修など及び公営住宅の譲り受けに必要な経費
    福祉用具等の購入に必要な経費
    障害者用の自動車を購入するのに必要な費用
                             …等々。

 2.緊急小口資金
   …緊急かつ一時的に整形の維持が紺なった場合に貸し付ける小額の費用

③教育支援資金
 1.教育支援資金
   …低所得世帯に属する者が高校・高専・短大・大学に就学するために必要な費用
 2.就学支度費
   …低所得世帯に属する者が高校・大学への入学に際し必要案経費

④不動産担保型生活福祉金
 1.不動産担保型生活資金
 2.要保護世帯向け不動産担保型生活福祉式

…です。
詳しくはこちらのサイトへどうぞ~~~。
【厚生労働省 生活福祉資金貸付条件等一覧】


…はい。まったもう…長くなったな。ってことで、続きはまた明日以降に。
おやすみんさいノシ

「自分なりのやり方」ってやつ。

2012-02-29 | MSW(医療相談員)日記
「先輩」っていうのは、仕事をする上での「目標の姿」みたいなもので。
その働きぶりには、働き始めて約1年の私では、どうしたって到底かなわないわけです。
でも、
「いつまでも下っ端ではいられない」、
「早くちゃんと働けるようにならなきゃいけない」という思いから、いつしか自分の中で、
「先輩」の姿は「目標」から「基準」、もしくは「基本」にすり替わりがちで。
つい、「先輩はコレが出来るんだから、私も出来るようにならなきゃいけない」と考えてしまいます。

たとえば、現在回復期を担当している先輩は、
患者さんの名前、顔はもちろん、傷病名、回復期に入院出来る期限、
担当看護師、担当リハビリスタッフ、介護保険の有無、なんかは、
関わり始めて間もない患者さんの事でも、早々にしっかり把握しています。
加えて、家族構成やら過去の生活歴やら今後の予定・目標まで、
ちゃっちゃと整理していき、しかも覚えているので、
書類を手にしていない状態で
唐突にスタッフから「○○さんのあの件どうなった?」と問われても
「あれは~なって~なので…」と即座に返すことが出来ます。
一方私は、とてもとても記憶力が乏しいので、何度も関わった患者の件でも、
初期段階の情報…関係スタッフの把握から、苦労しています。
だから、「こんなんじゃダメだ、早く覚えないといけないのに…」
と、必死になるんですが、そう簡単にできるようになるわけでもなく。
結果的に、どこに行くにも情報が散乱した書類の束を手放すことが出来ない状態;;


しかし、ふと、思ったのです。


「人波以下の記憶力しか持たない私が、先輩と同じやり方で仕事したところで、
 先輩と同じように仕事が出来るようになるわけがない」…と。

当たり前といえば、当たり前ですよ。
受験勉強だってそうだった。
「一度教科書を読めば内容を理解できる人」の勉強法を、
「何度も教科書を読まないと理解できない人」が真似ても、勉強が進むわけがないんです。
実際、自分なりのやり方で勉強をしてきて、国家試験に合格したんじゃないか。

気付いてしまえばこっちのもんです。
「自分なりのやり方」ってやつを、仕事の場面でも応用すればいい。
患者の情報を覚えられないなら、多少手間でも必要事項をまとめて手元に置けばいい。
宙で答えられなくても、ちょっと確認すれば情報を思い出せる環境を作ればいい。

そうじゃん。そういうことじゃん。
よっしゃなんか吹っ切れた。

明日は、午前中は回診、午後は患者宅訪問でほぼ1日がつぶれるけど…
やれるところで情報整理始めてみよう。
書類の処理とか全然進んでないけど、ま、考えてみよう。よし。ファイッ!

★1日1学★ 9:生活福祉資金貸付制度 -2-

2012-02-28 | ★1日1学★
どうもこんばんは。
今回はいつもより少しだけ早い時間の更新を目指すよ!

で、前回からスタートしております「生活福祉資金貸付制度」。
前回もちょろっと紹介しましたが、
収入が無い、社会手当ももらえない、生活できない。
…という方が、変なところからお金を借りるのを防ぐべく、福祉機関がお金を貸しますよ、
という制度ですね。
この制度のいいところは、とにかく金利が低い所、法人が明確な分安全なところ…でしょうか。

では、本題入ります。

前回、「目的」「窓口」を紹介しました。今回は中身に入ります。



■貸付対象
「目的」でも示したように、誰にでもお金を貸してくれるわけじゃありません。
ちゃんとした理由が必要です。
この制度では、対象を下記の3つに分類しています。
①低所得世帯
 …「当制度を使うことで、後に独立自活できると認められる」
  且つ「必要な資金を他から借り受けることが困難」 な世帯。
  言いかえると、
  「将来的に借りたお金を返済できる見込みがある」
  且つ「その他(親戚とか)からお金を借りることが出来ない」世帯。
  だいたい、市町村民税非課税世帯くらいの収入、らしいですが、
  非課税になる基準は市町村ごとに異なりますし、「まず相談して」って所でしょうか。

②障害者世帯
 …障害者手帳の交付を受けた者等の属する世帯。
  「等」とか。はっきりしませんね。
  でも、厚生労働省の定義にも「等」ってついており、具体的なことは書かれていません。
  私が見つけた中では、全国社会福祉協議会のサイトには、
  「現に障害者自立支援法によるサービスを利用している等
   これと同程度と認められるものを含みます」と書かれていました。
  要するに…「現在は障害者手帳を持っていないが、手帳を持っていても
  おかしくなさそうな人が世帯に含まれる場合、制度の基準に該当するかもしれない」
  …という、こと、でしょうかね。
  (そもそも、自立支援サービス使ってて手帳が無いってどういうこと…
   という点で躓いてるんですけど;それ調べてると先に進めないので、今回は略。)

③高齢者世帯
 …65歳以上の高齢者の属する世帯
  まぁこれは、読んで字のごとく、ですね。
  ただこれも、社会福祉協議会のサイトでは、
  「療養または介護を要する高齢者等」という一文もあるので…
  高齢者が含まれればどんな世帯でもOKというわけでは、無いんでしょうかね。

■連帯保証人と貸付利子
原則として、借入申込者は連帯保証人を立てることが必要です。
また、連帯保証人を立てる場合は、無利子で借入をすることができます。
一方、連帯保証人を立てない場合でも、借入は可能です。
ただし、この場合は年間1.5%の利子が付きます。



…しまった、資金種類まで行きたかったのに、思いのほか長くなった…。
ということで、種類等々はまた次回。
本日も
お疲れさまでした!

★1日1学★ 9:生活福祉資金貸付制度 -1-

2012-02-27 | ★1日1学★
こんばんは。
今日たまたま関わった患者さんで、
病気になって働けない、病気が判明したのがついさっきだから、
障害年金受給の手続きができないし、身体障害者手帳も申請していない、
自営業だから手当てもでないし、今後の収入予定¥0…
(その他世帯の状況等は省略)
っていうケースがありまして。

年金も社会手当の類も期待できないのであれば、福祉面から支給されるものは見当たらない…
ひとまず、身体障害者手帳の申請をして、せめて税率を下げるか。
っていうところしか、面談の時には思いつかなくて。

で、その後先輩に報告したら、「あと何個か思いついてほしかったなー」と言われ、
その一つがこの、「生活福祉資金貸付制度」でした。

すっげ、前回宣言した通り『お金の話』で繋がった。

では、例によって今日は制度の概要をば。


【生活福祉資金貸付制度】…
■目的
 低所得者、高齢者、障害者の生活を経済的に支援し、
 在宅福祉&社会参加の促進を図ること。
 …まあ、お金の無い(収入の無い)人を対象として、低金利でお金を貸します、という制度です。


■窓口
 県内の市区町村社会福祉協議会。
 (実施主体:都道府県社会福祉協議会)

■その他
 この制度では、民生委員が資金を借り受けた世帯の相談支援を行います。


ということで、毎度のことながら、第1回目はザックリすぎるほどザックリした説明で終了します。
具体的な手続きの方法、支給内容等については、明日以降紹介しますね(^v^)

★1日1学★ 8:高額療養費委任払い -3-

2012-02-24 | ★1日1学★
はいどうもー。ようやく1週間が終わるよ!長かった~;;

えーっと、制度の大枠については、前回まででおおかた紹介できたかな。
今日は、制度を利用するための手続きについてだよ!

委任払いを利用する際には、保険者に申請することが第一です。詳細は下記。

■窓口
申請先は保険者…つまりは、市町村役場、ですね。
役場の「健康保険係」もしくは似たような名前の窓口に相談に行きましょう。

■必要な物
①保険証(国民健康保険被保険者証)
②印鑑(朱肉を使うもの。認め印でも可)
③振込口座のわかるもの(通帳・カード)
④病院の発行した請求額が出ている書類がある場合はその書類
(④がない場合は①~③のみを持参)

■申請から制度適用までの流れ
役場窓口に相談に行く
 …「限度額以上の医療費の支払いが困難であること」が前提にあるので、
  相談に行った際は課税状況等確認をするため、生年月日他必要事項を
  確認される…はず、です。多分;
②役場にて、「委任払い申請書」に必要事項を記入&役場の人が必要事項
 を記入した申請書をもらう。
③病院の会計窓口にて、自己負担分※を支払う
 申請書を病院窓口に手渡す
で、終わり☆

※自己負担分=高額療養費制度の自己負担分と同じ。

あとは、病院から保健者へ申請書の手続きやらなにやら、色々。
この手続き、私のとこの病院では、MSWもちょっとからんでます。
外来で、医療費免除制度を使っている人の中に、委任払いを利用している人がいるので、
そういう人たちの分の書類を処理してます。
先輩が。
私はまだ、そこまで教えてもらっていない…というか、
さらっと以前聞いたけど、呑みこめてないので;;
いずれ覚えなきゃなー。

と、いうことで、委任払いについては終了です。
一時負担の「支払いに困っている」なら、窓口に相談に行くことをオススメします。
しかし、保険料の納付状況により、利用できるかは異なってきます。
でもそこも明確な基準があるわけではなく、ケースバイケースでやってるようなので、
「絶対に制度が使える」とは思わない方がいいかも。
でも相談してみれば案外使えることもあるかもしれないので、
やっぱり、困ったらまず相談☆ってことで一つ(笑)



さて、ちょうど金曜に一区切りついたな―。
来週は…何をテーマにしようか。
せっかくなんで、もうしばらく金銭関係を続けたいな。
まぁいっか。
土日はしっかり休むよ!!!
おやすみなさい(^v^)

★1日1学★ 8:高額療養費委任払い -2-

2012-02-23 | ★1日1学★
はいっ、どうもこんばんは。今日も勉強頑張りますよ。


えぇと、委任払いについて。
前回もお伝えしたように、この委任払い制度は、
「高額療養費制度」の代替、もしくは補うかたちの制度になります。
委任払いいおける「限度額」は、高額療養費制度の「限度額」と同等です。

~制度を利用するのはこんな人~
★大前提★
国民健康保険に加入している
☆その他☆
外来医療費の、高額部分の一時支払いが困難である
②高額療養費制度を使いたいが、保険料未払い等のため、「限度額認定証」を発行してもらえない
等。



①について。
「外来」と強調したのは、「入院」の場合、高額療養費制度を利用すれば事足りるから。
外来の場合、気付いたら同月の支払いが10万円近くなっていた、とか、
「気付いたら限度額以上の額を支払っていた」という事態が場合により起こります。
たとえ10万円を超えていても、「いったん支払った後で市に手続きを行い、限度額を超えた部分が償還払いされるのを待つ」ことが可能であれば、委任払いを使う必要はありません。
しかし、収入が少なく「いったん支払っ~待つ」が出来ない人は、受診から足が遠のいてしまいかねない。
そのため、受診控えを防ぐために、委任払い制度を利用するのです。
委任払い制度を用いれば、外来でも、自己負担額は限度額までとなります。

②について。
「限度額認定証」の発行は、本人と保健者の信頼関係のもと、発行されるわけです。
本人は保険料を支払い、保険者は医療費を提供(自己負担3割なら、7割を保険者が負担)する。
収入が少ない等の理由から、保険料を納めていなかった場合。
この信頼関係が崩れるので、限度額認定証が発行されない場合があります。
ですので、代わりに委任払いを用いる場合があるのですが…
この委任払いすら、保険料未払いのため、利用できない場合があります。
制度を使えるか否かは、保険者との相談が大事です。





……あー、やっばい、めっちゃ眠い。
あと1日、がんばろー。

★1日1学★ 8:高額療養費委任払い -1-

2012-02-22 | ★1日1学★
ちょっとぶりです。一日一学、再始動です★

前回まで高額療養費制度シリーズをしておりましたので、
医療費関係ということで、今回からは委任払い制度シリーズを開始したいと思います。

「高額療養費委任払い制度」。
名前で見て分かるように、「高額療養費制度」ととても関連の強い制度です。
病院等の現場ではだいたい「委任払い」と略します。
内容は、「高額療養費制度」と同様、患者…申請者の医療費負担を軽減するためのものです。
医療機関への支払いが自己負担限度額までとなることは、これまでの高額医療費貸付制度と変わりません。
しかし委任払いの場合は、国民健康保険へ「医療費を支払うことが困難であること」の申し立てを行い、
医療機関との受領委任契約(高額部分を保険者から代わりに支払ってもらう契約)を行う必要があります。

どういう場合にこの制度を使うかというと、
①国民健康保険に加入している
②外来医療費の、高額部分の一時支払いが困難である
上記2点に該当する場合、制度の利用を考えることになります。

…まあ…これも今回だけで説明できるものではないので、
次回からちょこちょこ紹介します。

ちなみに。
委任払いシリーズは、「高額療養費」を分かっていることを前提に話を進めます。
もし分からなくなったら、私の分かりにくい説明を読みなおして頂くか、
その他のサイト様で確認をしてみてください。

懺悔。

2012-02-21 | MSW(医療相談員)日記
どれほど自分は、考えが愚かで、独りよがりで、浅はかで、未熟なのか。
今日は、それを痛感した日でした。

例の、患者さんに会いに行ったのです。
先に担当看護師さんに「会いに行ってもいいか」と声をかけて行きました。
部屋を開けると、患者さんはいましたが、以前あった時よりも随分やつれていて、
最初、言葉に詰まりました。
そして、何か話しかけなければ、と思って近寄ったのですが、
顔を、そむけられてしまいました。
そのまま無言で立ち去るのもよくないかと、少しだけ言葉をかけて、立ち去りました。

余計な事をした、と、感じました。
私は、会ってはいけなかったのだと。
何もしなければよかったと、後悔しました。

…会った直後の頭の中は、せいぜいこの程度でした。

この後。
誰にも何も言わないままではよくないと、病棟師長に、自分が何をしたのか報告をしました。
「一度、相談してほしかった。チームで治療しているのだから、
 単独で動いてほしくは無かった」と、言われました。
本当に、私は余計なことをしたと、後悔しました。
こんな時…心がさざ波だっている時、直ぐに涙が出てしまうのは私の短所で。
師長の話を聞いた後、トイレで気持ちを落ち着かせてから事務所に戻ると、
相談員の先輩が待っていました。
師長から、連絡が行ったとのことでした。

先輩にも、自分が何をしたか、伝わって。
先輩からの一言目が「大丈夫?」だったので、
一度は閉まっていた涙腺が、またもや大解放してしまいました…。

先輩からは、下記のような話を聞きました。

「あの患者さんに対して、今まで○○(筆者)は在宅援助という形で関わってきた。
今、在宅が難しくなってしまった状況で、○○に会うことを、患者さんはどう思うか?」
「ターミナルの患者さんへの対応は、とても難しい。
 自分は以前、外に出たいという話をしていた患者さんに、外の写真を渡した。
 でもそれも、まずはチームの…師長さん方に相談した上で行った。
 その結果、患者さん家族からは笑顔をもらえたけれど、
 内心どう思われているかは定かではない。」
「話を聞くにしても、その役割を相談員がするという決まりは無い。
 一番親しいリハビリスタッフや、看護師がした方がいいこともある。
 『私がいます』と、表に出し過ぎない方がいいこともある。」
「大切なのは、患者さんは本当に『相談員』を求めているのか、ということ。
 例えば、ある患者さんが悩みを抱えているとして、看護師から介入を依頼されたとして、
 患者さんに話を聞きに行った場合。
 まず、『看護師からどのように相談員について聞いたか』を確認したり。
 患者さん方が『今は話したくない』というのであれば、何でも話して、と
 強く出ることがいいこととは、限らない。」
「必要とされるなら、介入したらいい。
 けれど必要とされないのであれば、無理に介入する必要はない。
 患者から呼ばれたり、名前があがったりした場合、介入を検討したらいい」

…こんな、感じで。
頭がいっぱいいっぱいで、ボロボロ泣きながら、メモを取る余裕もなく聞いていたから、
聞き洩らしたところがあるかもしれませんが…。
最後の、「必要とされないのなら、無理に介入しなくてもいい」という言葉は、
今までの私の価値観を変える言葉でした。

今まで、
「私はなんのためにここにいるのか」「相談員としてちゃんと動けているのか」
「もっと積極的に介入しなければならないのに、出来ない自分が情けない」
と、考えていました。
何が何でも、関わりを持たなければ、と。

そうではないと、それは違うと、気付かされました。
一通り話した中で、先輩からは
「迷った結果、行動に出たことは勇気があること。それは凄いと思う」
「何も出来てないなんてことはない。ちゃんと出来てる。私だって完璧じゃないし」
「これも貴重な経験だよ」
と、励ましの言葉ももらって。
とてもとても、有り難かったです…。



今回のことで、学んだこと。
①自分の存在を、客観的に見ることも必要。
 相手は、自分の存在をどのように捉えているか。
 今まで自分がどんな内容の介入の仕方をしてきたか整理して考えないと、
 正しい見方は出来ない。
②「チームで治療する」ということは、報告だけではなく、相談が大切。
 …「ほう・れん・そう」の「相談」がこんなに難しいとは、
 正直なところ、思っていなかったです…。
③相手が求めているのは、誰か?相談員が本当に適当な相手なのか?を考える。
 …過去8割の介入例では、相談員からの転院調整のみだったので、気付けなかったけど
 今後はそうではないから。
 ほんと、何度同じことを反省しなければいけないのか、という;;
④とにかく介入することが、ベストというわけではない。
 あえて距離を取ることが必要なことだってある。
 その距離感をつかむことは何年たっても難しいから、
 個人で考えるのではなく、相談することが大切。

…なんか…ここのところ、本当に同じ内容ばかり後悔してるし反省してるし。
成長しない…;;;




あ、「一日一学」、昨日と今日お休みしていましす。
頭の中が、それどころではなかったので。
明日からは再始動する予定ですので、またよろしくお願いしますっ

なんて、弱い...

2012-02-20 | MSW(医療相談員)日記
会いに行く、予定でした。
例のガン患者さんに。
会って、何か出来ることを、探すつもりでした。

そのつもりで病棟に上がって、まずは現状を知らなければとカルテを見に行って。
たまたま、カルテを記載しに来た看護師さんととはち合わせて。
カルテ記載が優先だろうと思い、カルテを看護師さんにゆだねて、
看護師さん(Ns)から情報収集してみようと思い、話をしてみました。
私「どんな状況ですか」
Ns「常にDNRの状態」
(『DNR』は、心肺蘇生等の蘇生処置をしないことを示します。)
私「何か、希望とか心配事とかは…」
Ns「もうそんなレベルじゃない。」
ここまで言われて、私は何も返せなくなりました。
「お前なんか出る幕じゃない」と、言われた気がして、言葉がでなくなって。

その後、Nsさんにカルテ記載を任せて、少ししてからカルテを見に行きました。
そこには、死を間近に控えた患者さんと家族の戦いの一部が、記されていました。
本当に本当に、ほんの一部だと思います。
でも、それを読んだだけで、私は泣きそうになってしまいました。

怖かった。
正直な気持ちは、それでした。
喧嘩したとか、そういうことが書かれているわけではなくて。
患者さんの苦悩とか、症状の辛さとか、家族の動きとか、
そういったことが、坦々と書かれていて。
何故か、関わることが、怖いと、感じてしまった。

それから。
患者さんに会おうと、個室の前まで行って。
閉ざされた扉を前に、何も出来ずに、引き返してしまいました。

自分は何のために存在しているのだろう。
関わる人への満足な連絡も出来ずにいる。



少し話は変わりますが、昨日、夜中に、目が覚めました。
自分がボロボロ泣きながら嗚咽する声で、目が覚めました。
直前まで、夢を見ていました。
例の患者さんに対して、自分は結局何もできないまま、
患者さんが、亡くなる夢でした。

…今思えば、「なんて夢を見ているんだ」と、怒られてしまいそうですね。

そんな風になりたくないから、なんとか、行動に移りたいと思います。
この気持ちが患者さんのためなのか、自分のためなのか…
多分、自分のため、という方が大きいのでしょう。
でも、ただ自分を守りたいのなら、何もしないのが一番楽で。

だから、少しくらいは、患者さんのためという気持ちがあると信じて。
明日こそは、何かアクションを起こしていきたいと思います。

まずは、会って、話を。

2012-02-19 | MSW(医療相談員)日記
昨日UPした患者さんの話です。

今後、どう接していくべきか、考えていました。
結局、何をすべきかは、分からないままです。

でも、だからこそ。
まずは、本人に会って、話をしてみようと思います。
もし本人が話せる状態でないのならば、スタッフに話を聞きに行こうと思います。

治療は医師がやります。ケアは看護師や医療スタッフがやります。
医療関係で、私ができることは、何一つありません。
ならば、何が出来るのか、何を求められているのか、あるいは何も求められていないのか、
本人の口から、もしくは周りのスタッフの口から、確かめることにしようと思います。
そのうえで、今後を考えていこうと思います。

「話を聞きに行くこと」自体、私にとっては一種の恐怖の対象であり、
とても大変なことなんですが…そこは、割り切らなければいけない、ですよね。




…ちなみに。
スタッフから話を聞く、という手段は、先輩からのアドバイスです。
言われて初めて、情報源としてのスタッフの存在を認識しました。
患者さんに関わっているのは、自分だけではないということを、
私はまだ、ちゃんとわかっていないようです。
今後はチーム医療を重視される回復期病棟に配属になるので、
ここのところ、今のうちに感覚をつかまないといけないんですけどね。
精進あるのみ、です。