撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

三岐鉄道 大泉(2018.5.6) 三重交通復刻塗装 277F 普通 西桑名行き

2018年05月19日 23時42分05秒 | 中小私鉄
5/6に、三岐鉄道北勢線の大泉駅で三重交通復刻塗装の277Fを撮りました。
2013年に北勢線開業100周年記念のイベントとして、277Fが三重交通時代の塗装に復刻されています。
277Fは、昨年11月にも撮ってこのブログにも投稿していますが、当時はクリスマストレインの装飾が行われていました。
今回はオリジナルの姿を記録することができました。

1枚目は、大泉駅に進入するクハ202の普通 西桑名行きです。
クハ202は、三重交通時代の1959年に3車体連接車のモ4400形として登場しました。
当時は三重線と呼ばれた、現近鉄湯の山線の観光輸送を目的に登場した、ナロー線で唯一の垂直カルダンの高性能車でした。
1964年に湯の山線の標準軌への改軌に伴い、北勢線に転用されています。
しかし、垂直カルダンのメンテナンスに問題があり、1971年には連接車のまま付随車化されてサ200形となりました。
1977年には北勢線の近代化としてモ270形と編成を組むために、運転台を復活してク200形となっています。
三岐鉄道への移管後の2008年に高速化改造に伴ってクハ200形となっています。
北勢線でも表示幕のLED化が進んでいますが、表示幕のままなのが嬉しいです。



2枚目は後追いで、大泉駅を出発したモハ277です。
1990年に増備車としてモ277形として登場しています。
当時の近鉄内部、八王子線の260系の流れを汲んでいるとのことですが、前面は270形のような切妻で、1枚構造の大型ガラスとなるなど意匠的な変更があります。
三岐鉄道への移管後の2008年に高速化改造に伴ってクモハ277形となってます。