撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

上田電鉄 別所温泉(2019.6.1) モハ5252 保存車

2019年06月09日 00時39分33秒 | 中小私鉄
6/1に、上田電鉄 別所温泉駅に保存中の丸窓電車ことモハ5252を撮りました。
5200系撮影会の終了後、モハ5252を撮るために終点の別所温泉駅に移動しました。
5250形は、1928年(昭和3年)に前身の上田温泉電軌デナ200形として、3両が登場しました。
1943年に丸子鉄道と合併後、1950年にモハ5250形に改番されました。
登場以来、別所線一筋に活躍していましたが、1986年の別所線1500V昇圧時に引退しました。

楕円形の戸袋窓が最後まで残っていたため、丸窓電車と呼ばれて別所線の象徴として活躍していました。
1986年の引退後もモハ5253が上田駅、モハ5251+モハ5252が別所温泉駅に3両とも保存されました。
後にモハ5253は民間会社、モハ5251は学校法人に譲渡されて、今でも3両とも保存されているのは幸運だと思います。

1枚目は、別所温泉駅に保存されているモハ5252の別所温泉駅側の表情です。
この保存場所は、かつては別所温泉駅の側線でしたが、後に本線とは切り離されました。
現在では、切り離された側線部分は埋め立てられて駐車場となったので、独立した保存場所という感じです。



2枚目は、モハ5252の上田駅側の表情です。
こちら側は、側線時代の雰囲気が残っています。



3枚目は、駅から数百メートル離れた場所から撮ったモハ5252の側面です。
側面の丸窓の様子が良く分かります。
何となく、現役で走行しているように錯覚します。



4枚目は、左側の別所温泉駅を出発したクハ1103(旧東急クハ1014)普通 上田行きと並んだ右側のモハ5252です。
別所温泉駅は、駅に進入する直前に急勾配が有りますが、かつての側線へはスイッチバックで進入するため平坦線でした。
そのため、高低差の有る並びになっています。



5枚目は、モハ5250形の説明看板です。