アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

OSHOバグワンのクンダリーニの基礎について

2025-03-01 03:24:48 | 覚醒のアーキテクチャー

◎クンダリーニ・ヨーガはやりたいと思った人すべてができるものではない

 

『OSHOバグワンのクンダリーニの基礎』は、結構な分量で、人はとかく自分の読みたいように信じ込みたいように読むものだが、OSHOバグワンは、万人にクンダリーニ・ヨーガを勧めてはいないくせに、悟りを得た人の90%はクンダリーニを通っているなどと言っている。

また、クンダリーニ・ヨーガはやりたいと思った人すべてができるものではない。

そもそもいきなり肉体上でクンダリーニが上昇してはチャクラが開くというような巷説は誤りだとしている。

またクンダリーニは、エーテル体にあるといいつつ、『クンダリーニは、死よりも深く、誕生よりも深く、血よりも深い』と言っている主旨は、最終的に中心太陽に突入することを知っているからなのだろう。OSHOバグワンもクンダリーニについては、ほとんど語ることを許されていないのだろう。

 

ただ、グル(正師)の存在が必須なことと、一つの冥想道に専一に修行すべきところは、非常に強調されている。

 

以下、ポイントを抜粋してみた。

  1. クンダリーニは存在し、チャクラも存在するが、いかなる知識も何の役にも立たず、妨げになる可能性が高い。
  2. クンダリーニについての知識は一般論であり、個々人の内なる道は人によって異なり(ユニーク)、まず自分にはあてはまらない。クンダリーニの根、クンダリーニが通過する道も、個人によって異なる。
  3. チャクラは存在するが、その数は個人によって異なる。
  4. クンダリーニは、死よりも深く、誕生よりも深く、血よりも深い。なぜなら、クンダリーニはあなたの第二の体の循環だから。血は生理的な体の循環であり、クンダリーニはエーテル体の循環。それは完全に非自発的であり、ハタヨーギでさえ、それを自発的にどうすることもできない。
  5. よって、まずクンダリーニを動かそうとか、チャクラを刺激しようと考えず、まず瞑想すること。
  6. 深く瞑想に入れば、内なるエネルギーが上方に動き始める。生物学的には、頭よりも足が暖かい方が良いが、霊的には、足が冷たい方がエネルギーが上向きに流れている兆候なので、霊的にはよい。(内なるエネルギーは、悟りに向かっては上方に動き、肉体の健康に向かっては下方に動く。)
  7. だから悟りに向かって、エネルギーが上向きに流れ始めると、多くの病気が起こり始めるかもしれない。
  8. 心の緊急事態を作り出すために断食やスーフィの踊りなどの瞑想があるが、クンダリーニではなく、瞑想に関心を向ける方がジャンプ(悟り)には近い。
  1. 気づいているとき、完全に未知のエネルギーがあなたの中で流れ始める。その時、本や経典の知識は役に立たず、生きたグル(正師)だけが役に立つ。グルなしに真の知識なし。
  2. グルとは、自分の個性を失った人のこと。自分の個性を失って初めて、グルはあなたの個性を深く見つめることができる。だからグルだけが、常に秘密裏に、個人的に、その弟子にぴったり適合する情報を、伝授できる。
  3. 弟子は、自分自身の個性が失われる地点に達する(大悟覚醒)まで、それを他の誰にも与えてはならない。
  4. ブラフマランドラ(サハスラーラ)の開花は、生命力がクンダリーニを通る場合にのみ、可能性、潜在性として存在する。悟りを得た人の90%はクンダリーニを通っている。
  5. クンダリーニは、七つのチャクラをつなぐ全体の通路。
  6. 人は冥想修行で、一つの道、一つの方法専一で行くべきだ。二つの道、二つの方法に関わるべきではない。

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