◎君がすでに死んでいることを学ぶ
(2020-09-30)
救世主入門は、かつてのベストセラーであるリチャード・バックのイリュージョンの中にその断片がいくつか出てくることで知られる。
後にダンテス・ダイジは、何期かあったアトランティス時代の末期に、“愛”を忘れた当時のアトランティス人のために出版した本が「救世主入門」であるとする。そしてリチャード・バックは、当時ダンテス・ダイジと会ってさえもいるという。
そこでダンテス・ダイジが原典救世主入門を復刻してみせた。その中から気になる数節を。
『君の幸福と不幸は
君が死ぬことから来ている
君は間違いなく死ぬ
君の人間としての生涯は
君がすでに死んでいることを
学ぶためにある』
『人間というものはどこにもいない
人間というものが
君のイメージの一つにすぎないように
時間の持続としての永遠もまた
永遠の夢にすぎない
永遠とは
場所も
時間もない
君自身のことである』
『君が現実から顔をそむけなければ
あらゆる現実が
君の夢であることがわかる』
原典救世主入門には、誰にでもすらっと読める部分と、簡単に読み進めない部分があった。若い時は簡単に読み進めない部分は読み飛ばしたが、今ならわかるような気分がする。
永遠も死も救世主も現実も夢も、同じところから来ているからである。