◎思考からの自由
(2021-11-22)
思考からの自由は、自分の思考の正しい観察を通して起こる。思考の流れを傍観する。思考が流れて行くのを見守る。
やがて思考と自分は別であることに気づく。自分は思考でなく観照者であることに気づく。
トータルな気づきを以って内側を見つめると思考が止まる。その時行為者と観察者が別だとわかる。だが、そこで考えてはいけない。この観察者を見る人とも呼ぶ。
OSHOバグワンの説明では、
凡人には、思考がある。
瞑想者には、思考と観察の二つが並行する。
覚者には、観察だけがある。思考は死んでいる。
(参照:ディヤン・スートラ―瞑想の道/OSHO P235-242)
自分が思考ではないと気づくなら、思考は死ぬという大胆な分析である。ここは、体験した者だけが語り得る部分。只管打坐でも似たようなことをやっている。浮かんでくる思考を「相手にしない」って。