珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

クルーズ サンプリンセス 2日目2 フォーマルナイト

2014年05月26日 | クルーズ サンプリンセス 2013/6

4時ごろから、何を着ようか、ああでもない、こうでもないと、まだ迷っていました。

でも、やはり、一番着たい服を着ようと決めました。

だって、着なきゃ無駄になるものね。

ところが、今度は上に何を着ようか迷います。

一応オーガンジーのボレロを着るつもりだったのですが、意外と気温が低くて寒そうです。

クルーズ二日目で風邪を引いては元も子もないので、白い薄手のカーディガンを羽織ることにしました。

で、こうなりました。

 あ、バッグが裏返し

実は、このドレス、危険信号が点っていました。

9号サイズなのですが、とにかくウエストが・・・

夫が必死にファスナーを上げてくれましたが、座ったらブッチンかも

しかも、ディナーです。

でもほら、後ろでブッチンしてもカーディガンですから、一時的にはしのげますよね

ネックレスは薄いブルーグレーのバロックパール、バッグは娘のお下がりです。

 

ダイニングレストランは、6階リージェンシーと5階マーキスの二つで、

どちらも吹き抜けになったアトリウムに面しています。

これも、事前に決められていて、私たちはリージェンシーです。

入口の前辺りはもうすでに着飾った人たちでいっぱいで、オープンするのを待っていました。

いやもう、ビックリたまげた

私、中高年女性のお洒落心を見くびっておりました。

みなさん、それぞれに気合が入っていて、結婚式どころの話ではありません。

豪華絢爛は言いすぎですが、日本の社会で普通の人がこれ以上のお洒落をする機会はないでしょう。

やはり、黒のドレスの方が最も多いのですが、多分回を重ねると黒ではつまらなくなるのでしょう、

カラフルなドレスの方もたくさんいらっしゃいました。

中でも、とても素敵で目立っていた方々の装いを思い出してみました。

 もちろん、こういう方ばかりではありません。

足元までの黒のロングスカートにラメやらスパンコールやらの派手目のノースリーブのトップ、

黒かシルバー系のレースのショールというのが、ある程度定番化しているかなという

印象でした。

着物のかたもかなりいらっしゃいました。

着物って、ほんとうに品があって、それだけで完結しているファッションだなと思います。

そうそう、着物地のドレスを着ている方も何人かお見かけしました。

でも、やはりドレスにしてしまうと地味になるかな~。

 

みなさんのアクセサリーにも驚きです。とにかく派手

はっきり言ってしまえば、「小さなダイヤよりも大きなガラス玉」でしょうか(笑)

日常ではつけることのないアクセサリーが大活躍です。

ここは非日常の世界、普段着られないドレス、つけられないアクセサリー、

それを楽しむ世界なんですね。

つい、みなさんと書いてしまいましたが、もちろんそういう方ばかりではないんですよ。

私は、素敵なドレスやアクセサリーを見るのが大好きなもので、

そういう装いの人ばかりに目が行ってしまいます。

普通の、所謂よそ行きの格好にちょっとしたアクセサリーの人もたくさんいらっしゃいました。

 

さて、肝心のディナーです。

ニョッキ風で美味しかったです。

この後、サラダかスープがあったはずなのですが、写真を撮り忘れたようです。

記憶にないな~、多分、ビーフ・・・よね(汗)

これはムース系で美味しかったです。

食事が終わってレストランを出ると、シャンペンウオーターフォールをやっていました。

あ、忘れてた。楽しみにしてたのに。

結局参加できず。

でも、振る舞いシャンペンはちゃんといただきました。

 

 

この後、ダンス教室や、バンド演奏、カラオケ大会、深夜のダンスパーティーなど、

いろいろイベントがあったのですが、早くスーツを脱ぎたがる夫に付き合って、

着替えをしてメロンを食べに行きました。

食べやすいようにカットしてあったメロンは、このころからこうなりました。

皆様および私たちの凄まじい食べっぷりに、包丁(ナイフ)が追い付かなくなったのでしょう

でも美味しさは変わりません 

 

この夜は、素晴らしい満月でした。

月の周りに浮かんでいるちょっと変わったうろこのような雲が面白くて、

バルコニーに出て写真を取ったら、こんな風になりました。

 

 


クルーズ サンプリンセス 2日目1 終日航海日

2014年05月25日 | クルーズ サンプリンセス 2013/6

5月16日、クルーズ2日目は終日航海日です

ゆっくり起きて、メロン中心の朝食をとり洗濯をしました。

ランドリーは右舷のほぼ中央部位あります。

よくあるコインランドリーが2機、各階にあるようです。

航海2日目では、お洗濯をしたい人はまだまだ少ないようで、すぐに使えました。

私たちは、前日神戸で一泊しているので旅行日としては3日目です。

少し少なめの洗濯ものでしたが、このへんで一度しておきたかったので助かりました。

洗濯に2ドル、乾燥に2ドル、洗剤を買うと更に1ドルかかります。

私たちは洗剤を持って行ったので4ドルで済みました。

乾燥まで終わるのに1時間20分ほどかかりますが、出来上がりは完璧、ほっかほっかです。

洗濯物を片付けて、船の中を散策しました。

アイスクリームを食べながら、デッキを一回りすると、

ジャグジーに入っている人もいれば、卓球に興じているグループもいます。

船が作る白波を眺めている人たち、デッキチェアでのんびりお昼寝しているご夫婦、

みなさん、思い思いで船旅を楽しんでいるようです。

でも、海風に吹かれると意外と寒くて、プールで泳いでいる人は見かけませんでした。

 夫は途中見かけたフィットネスジムに興味しんしんで、

ランチの後でさっそく行ってみました

 

実は、プリンセスパターという新聞が毎晩は配達されて、それに翌日のお天気、

日の出日の入りの時間、現地ツアー、船上のイベントなど、あらゆる情報が載っているのですが、

私たちは面倒くさくて、まじめに読んでいなかったのです。

後で読んだら、船内のあちことでいろいろなイベントをやっていたのですね~。

たとえば、ズンバ・フィットネス、アート&クラフト、カーペットボーリングトーナメント、

果物と野菜の彫刻デモンストレーション、ゴルフパッテイングチャレンジetc。

とても書ききれません。

全然気づかなくて、そのどれにも参加できませんでした

まあ、それで、退屈せずに過ごしていましたから、それはそれで良かったと思います。

でも、その夜配達の分からは、まじめに読むようにしました。

 

さて、今夜は一回目のフォーマルナイトです。

みなさん、どんな装いで現れるのでしょう。

とても楽しみです

 

 

 

 

 


クルーズ サンプリンセス 1日目神戸 乗船しました

2014年05月25日 | クルーズ サンプリンセス 2013/6

5月15日から23日まで、サンプリンセスで行く「美ら海の沖縄・石垣島・奄美と台湾9日間」

というクルーズに参加して、昨日無事に帰って来ました。

初めての本格的クルーズでしたが、予想以上に満足できました。

思い出を留めるために少しずつ書いていこうと思いますが、

さて、どんな風に書いていこうかしら。

やっぱり初日からよね。

 

5月15日クルーズ初日、 前日泊まった三宮からポートライナーで、サンプリンセスの待つ神戸埠頭へ。

私たちの乗船受付は12時からでしたが、もうすでに乗船客がいっぱい。

これからこの人たちと運命を共にするのかと思うと、何となく親しみのようなものを感じます。

さて、滞りなく受付も済み、いよいよ乗船、そして9日間過ごす船室へ。

私たちの部屋は、10階海側バルコニーの部屋です。

クローゼットには20本以上のハンガーがありました。

スーツやワンピースをかけるのには十分そうです。

荷物の片づけをしたかったのですが、乗船前に預けたスーツケースも、

宅急便で送ってあるスーツケースも届かないので

まずは、お昼を食べに行きました。

24時間開いているという14階ホライゾンコートのビュッフェです。

船での初めてのお食事はこんな感じです。

 食事では何が美味しかったですか?と聞かれたら、迷わずメロンと答えます。

スイカも美味しかったし、オレンジやキーウイ、その他いろいろな果物があったのですが、

何といってもメロンです

ちょうど食べごろのメロンが、一日中好きなだけ食べられるんですよ。

私は毎日一玉以上は食べていたと思います。

でも、それは私だけではないのよ、皆さん山盛りのメロンをテーブルに運んでいました。

初めの二日間くらいは写真のようにカットしてあったのですが、

そのうち三日月形に切り分けただけになりました。

みんなのメロンへの食欲に、やってられなくなったなったのでしょう(笑)

メロンを心行くまで食べて、デッキに出てみます。

まだ半分近い人が乗船していないからか、人影もまばらです。

あちこち見て歩いて部屋へ戻ると、スーツケースが3個とも届いていました。

荷物といってもほとんど衣類ですが、クローゼットやタンスの引き出しに何とか

収めることができました。

いかにもここで暮らすという感じです。

そうこうしているうちに夕食の時間になりました。

ドレスコードはスマートカジュアルなので、夫は襟付きのシャツにジャケット、

私はワンピースにカーディガンで出かけました。

サンプリンセスのメインダイニングでの夕食は、5時半と7時の二部制で、私たちは5時半です。

これは自分で選ぶのではなく、向こうから決められます。

5時半では早すぎで、7時ではやや遅いのですが、どうしてもメインダイニングで

食べなければならない訳ではありません。

ホライゾンコートのビュッフェへ行けば好きな時間に食べられますし、

ドレスコードもありません

メインダイニングではテーブルも決まっています。

4人掛けから10人掛けのテーブルがありますが、私たちは10掛けのテーブルでした。

私たちと同年代のカップルが3組、新婚さんが一組、私の親年代のカップルが一組です。

毎晩この10人でディナーをご一緒することになります。

ホタテとなんちゃらのカクテル。

次にマッシュルームのスープ、色が悪くて・・・こんなのだと知っていたら選ばなかったな~。

お味はまあまあでしたけど。

確かビーフステーキだったような・・・

 なんだっけ?

まあ、こんな感じです(汗)

ディナーの後、船の中心ともいえる場所、アトリウムで 鏡割りをやっていました。

樽の中のお酒は、乗客のみんなに振舞われました。

普段日本酒を飲まない私も、これは外せません。

しっかりいただきました。

夜はまだまだ続きます。

ここ、プリンセスシアターで、1960~70年代ポップスの歌とダンスのショーを観ました。

客層を意識しているのでしょう、どれも聞いたことがあって懐かしい曲ばかりで楽しめました

こんな感じで、一日目終了です。

 

 

 

 


明日でかけます

2014年05月13日 | クルーズ サンプリンセス 2013/6

いよいよ、迫ったクルーズ。

クルーズの出発は15日だけれど、神戸出航なのをこれ幸いと、1日前に行って神戸の街を散策する予定だ。

実際には、あれも忘れた、これも忘れたと、コンビニやドラッグストアーを探して

走り回ることになるかもしれないけど。

昨年暮れの脳梗塞から始まって、腰痛、頭痛、入れ歯紛失と、次から次へと母の健康問題が発生した

やっぱりダメかもと、何度も思ったけれど、何とか出発にこぎつけた。

長い道のりだったわ。

母がお世話になっている園の職員さんに、恐る恐る旅行のことを話すと、

「ご家族のかたにも休養が必要ですよ。遠慮なく行って来てください」と気持ちよく言って下さった。

もちろん、私がいない間、何かあったら弟が対応するという条件でだけれど。

それでも、何があるかわからない。

電話のベルに戦々恐々とする日々だったわ。

さすがにもう大丈夫だろう。

弟には、「出かけた後は何があっても連絡しないで、万が一の時は、あんたの良いようにして」と宣言した。

弟は笑って、わかったと言ってくれたが、本当に万が一の時には困るだろうな

たった10日だもの、何もないことを祈るばかりだわ

 

さて、スーツケースに詰めたものを確認して、明日の朝化粧道具を入れたら荷づくりは完成だ。

靴や下着、普段の衣類などは我が家で一番大きなスーツケースに詰めて、

クルーズ専用宅急便で送ってある。

それじゃあ、私たちは手ぶらかというとそうじゃないのよ。

フォーマルナイト用の夫のスーツや私のドレスは、何日もスーツケースに詰めて起きたくないから

自分で持って行く。

そのほかにも、送ったスーツケースに入りきらなかったものを入れると、

中型スーツケース2個が満杯だ。

それを二人で引っ張って行く。

結局、普通の旅行の2倍の荷物になった。

昨年は、申し込んだクルーズを台風でキャンセルしたんだっけ。

せっかくの荷造りをガックリしながら解いたんだったわ。

明日の朝まで、電話が鳴りませんように

 

 

 

 

 


クルーズの準備、ドレスコード

2014年04月20日 | クルーズ サンプリンセス 2013/6

クルーズと普通の旅行と違うことといえば、ドレスコードがあることだろう。

送られてきたアンサーブックによれば、

日中はカジュアル、きちんとした普段着

夕食時間以降は、スマートカジュアル、レストランや観劇に行く服装。

そのうち、二晩はフォーマルナイトになっていて、結婚式に出席する服装、

理想は、イブニングドレス、カクテルドレス、着物、とある。

 イブニングドレス、カクテルドレス、何それ?

問題外。

着物は、持って行けない。

それに一人では満足に着られない。

やっぱり問題外。

まあ、いいよね、結婚式の服で。

といっても、それはそれで悩む。

60代の私が結婚式に着る服といえば、金糸銀糸混じりのジャケットに黒のスカート。

とても結婚式以外では着られない。

たとえ着られても着たくない。

やはり、買うしかないかな~

とは言え、たった一度のことに高いお金はかけたくない。

出かけるたび、バーゲンを覗いては掘り出し物を探して歩き、

ヤフーオークションもこまめにチェックした。

その結果、ワンピースを、バーゲンで2着、オークションで2着買い求め、

手持ちの2着のワンピースと計6着用意した。

うち2着は、かなりのフォーマル感というか、パーティー感にあふれている。

着るかな~、と正直言って思う。

フォーマルナイトで、みなさんがどのくらいのフォーマル度でお洒落をなさるのかわからない。

外国のクルーズに参加された方々のブログを拝見すると、かなり極めていらっしゃる。

乗客が外国人ばかりなら、そうなるのでしょうね。

でも、私が乗るのは、年配の日本人が殆どの、ほぼ日本を巡るクルーズだものね。

一人で極めて浮くかも知れない。そうなったら嫌よね。

でも、その逆にみすぼらしくて浮くのはもっと嫌だし・・・

かなり悩む。

結局、無難なワンピースで通すかもしれない。

ああ、でも、他人は他人、私は私。

浮いてもいいから、普段は着られないものを着るべきかしら・・・

寸前まで迷いそうだ。

とりあえず、乗船してから、ほかの乗客の方々との情報交換よね。

 

 

 

 

 

 

 

 


プリンセスクルーズ

2014年04月17日 | クルーズ サンプリンセス 2013/6

今朝テレビを付けたら、韓国旅客船沈没のニュースが飛び込んできた。

乗客に修学旅行の高校生が多いとか。

なんてことかしら、胸が痛む。

船長や航海士が真っ先に逃げたというじゃない。

信じられない。

これからクルーズという身には他人事じゃない、怖い

でも、こういう事故の後は返って注意深くなって安全だろうと思うことにするわ。

 

さて、来月参加予定のクルーズは、「オードリーの愛した」という謳い文句で

最近盛んにCMを流している「プリンセスクルーズ」だ。

こちらでは主に、小樽発の道内の港を巡ってサハリンへ行くコースを売りたいようだけれど、

私たちは、これ以上北には行きたくない。

「美ら海の沖縄、石垣島、奄美と台湾9日間」というコースにした。

台湾は太魯閣渓谷のある花蓮に停泊する。

神戸発着なので、そこまでは自前で行かなければならないが、

マイレージという強い味方があるのが嬉しい。

沖縄、石垣島、奄美、花蓮、私はどこにも行ったことがないし、

美ら海水族館には一度行ってみたかった。

夫は以前から石垣島へ行きたいと言っていたので、願ったり叶ったりだ。

今回利用したのは、JCBトラベル。

JCBでJバスケットの会員になりJCBトラベルで旅行を申し込むと、

オキドキポイントが5倍もらえるのだ。

オキドキポイント5倍といえば、今回のクルーズの基本料金が約40万なので、

5倍で200万円分の2000ポイントを貰えることになる。

2000ポイントをANAマイルに移行すると20000マイルになる。

15000マイルで日本国内ならどこでも、直行のフライトで1往復できる。

千歳神戸間の1人分に、5000マイルのおつりがくることになる。

かなり嬉しい。

 これが人生最初で最後の大型船クルーズになる可能性大なので

スイートとまではいかないけれど、せめて海側バルコニー付きのお部屋にしたい。

海側バルコニー付きのお部屋といっても、6コースの価格設定がある。

貧乏性の私たちは中ほどを選んだ。

すると、驚いたことにキャンセル待ちだというじゃない。

8か月近く先のクルーズですよ。

何でも、海側バルコニー付のお部屋が一番人気だなのだそうだ。

それに、各旅行社が押さえている部分が大きいという。

ということは、いずれあちこちの旅行社から、千歳発着のツアーで売り出されるかもしれない。

それまで待つという選択肢もあるかな~。

さて、どうしようか???

悩んでいると、JCBトラベルのお兄さんが、

「2月中にキャンセルすれば違約金がいらないですから、一応ここで予約して

様子を見ながら、良さそうなツアーがでたらそちらに切り替えることもできますよ」

とアドバイスしてくれた。

そうね、それがいいかも。

そこで、その時空いていた、JTBの「海側プレミアム」を押さえてもらって、

「海側バルコニー付き」のキャンセル待ちをお願いした。

3日くらいして、JTBで「海側バルコニー付き」が取れましたという回答があった。

電話を切った途端、バルコニーでドリンク片手に優雅に大海原を眺める、

白いドレスの自分が目に浮かぶ。

かもめが寄ってきたら、投げキッスなんかしてみよう。

う、妄想。

白いドレスも持っていないし。

結局、千歳発のツアーのことは忘れてしまって、そのままキャンセル時期は過ぎてしまった。

これを書きながらそのことを思いだして、ツアーを検索してみた。

あった、トラピクスで千歳発着、198000円。

飛行機代込だから安い!

でも、内側客室のみだ。

内側客室でも、6コースの価格帯があって、最高額と最低額では2万以上の差がある。

お客様にはどう割り振るのかしら?

最低額の部屋なら、お安いとは言えないかも。

まあいいわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


クルーズに行けるかな?

2014年04月15日 | クルーズ サンプリンセス 2013/6

5月の半ばからクルーズの予定だ

昨年の9月に参加するはずだったクルーズが、台風のためにキャンセルになった。

キャンセルは残念だったけれど、

そのクルーズについては旅行社の対応に不満があり、

かえって良かったかなというところもあった。

その後すぐに今回参加予定のクルーズを見つけた。

寄港地には、以前から夫が行きたいと言っていた石垣島が入っている。

キャンセルしたのはカジュアルクルーズ、今度はラグジュアリークルーズなので、

それにも気持ちが動かされた。

半年以上も先のことで、どうなるかわからなかったけれど、

「9月中の申し込みなら一人2万円のお値引」に目が眩んで、とりあえず申し込んだ。

そこで心配なのは、何といっても86歳の母。

何とか元気でいてほしいと願っていたが、

年齢が年齢だから、もしかしたら、という予感があった。

案の定とでも言うのか、昨年末に脳梗塞で倒れてしまった。

悪い予感って当たるものなのね~、目の前が真っ暗だ。

やっぱりキャンセルするしかないかなと思っていたら、わりと回復が順調で何とか行けそう。

2月中にキャンセルすれば違約金がかからないので、とりあえず様子見していた。

キャンセルするなら明日までという日に、久しぶりに弟に電話した。

別に仲が悪いわけではないけれど、用がない限り音信不通状態だ。

事情を話して、私たちが不在の間母を頼めるか訊いてみると、

「任せて」という頼もしい返事が返ってきた。

それならばと、キャンセルはせず、さてこれで安心だわと張り切っていた。

ところが、3月に入って1週間ほど経ったころ、母のほとんど持病の腰痛が激烈に悪化。

立ち上がれないほどになってしまった。

困った

1週間早ければキャンセルできたのに・・・

何とかせねば

病院へ連れて行くと、ブロック注射を週に1回、痛み止めの血管注射は来れるなら毎日でも、

ということだけれど、かなり無理。

何とか週に2回通院していたけれど、夫婦で働いている弟にはもっと無理だろう。

私たちがいない10日間で、せいぜいブロック注射一回だろうな~。

あとは母に我慢してもらうしかない

仕方がない割り切ろうと思うが、母の腰痛は一向に改善しない。

さすがに悩んでしまう。

一か月経って、先生が「痛いのに効かないブロック注射を打つよりは、飲み薬に替えてみましょう」とおっしゃった。

副作用があって嘔吐する人が多いのだそうだけれど、

それを乗り越えられればとても良く効くのだそうだ。

先生から、最後の手段にとっておきをだしましたという感じが伝わってくる。

私も、その薬が母に合ってくれるといいと心から思う。

母をホームの部屋に送ってから、詰め所に薬の副作用の説明をして、

あまり嘔吐がひどいようならお電話くださいとお願いして帰ってきた。

薬を飲んでどうだったか、気になって電話をしてみようかと思ったけれど、

母は電話に出るのも激痛に耐えてという状態なので、

向こうからかかってこないなら大丈夫なのだろうと、1週間待った。

そして1週間後に行くと、まだ痛いと言いながらも、前回会った時より

ずっと良い状態に見える。

ベッドから起き上がるのにも脂汗を浮かべて悪戦苦闘していたのに、割と楽に立ち上がった。

新しい薬が効いているようだ

副作用の嘔吐も全くなかったそうだ。

病院で先生にそうお話すると、とても喜んで下さった。

「それでは、この薬を継続しましょう」ということで、今度は一か月分いただいた。

良かった、薬が一か月分出るのなら、弟にそれほど面倒かけなくて済みそうだ。

母の健康以外、問題は何もない。

かなり気持ちが楽になって、着々とというほどでもないけれど、

そこそこ準備は進めている。

本当に出発できれば良いけれど・・・