珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

円山八十八箇所を登る

2018年07月22日 | 日々のこと

円山八十八箇所を登って来た。

円山は225m、札幌で育った人なら、遠足で一度は登ったことがある。

私も60年近く前、小学生の時登った。

高齢者が登るにはもってこいの山なのだ。

天気予報では翌日から暑くなるというので、それならばと行ってきた。

 

北海道神宮の駐車場に車を入れて、2~3分も歩くと八十八ヶ所口に着く。

すぐに太子堂。

怖い顔の仏様にお参りする。

隣の軍人さんの像は、戦死された方の慰霊に建てられたものだろう。

こちらにも手を合わせて登り始めた。

階段を上ると、いきなり巨大な木の根が広がっている。 

小学生には苦でもないが、高齢者にはなかなかしんどい。

 

登山道に沿ってたくさんの仏像が置かれている。

四国八十八ヶ所を由来として建てられたそうだ。

一から八十八まで番号がつけられているが、番号のない仏様も多数あり、

実際は100体を超えているそうだ。

平成のものも何体か有り、故人を偲ぶ為なのか、何か願いを託しての奉納なのか

いろいろだろうけれど、素朴な信仰心が生きているのを感じさせる。

仏さまたちに見守られて、始めのうちは写真を撮る余裕もあったが、

だんだんと足に疲労が溜まってきて、写真どころでなくなった。

前日まで雨続きで、ぬかるみが多かったせいもあるけれど、

なんたって、普段たいした運動もしていない高齢者が

いきなりスニーカーで登るのだから、当然かもしれない。

これ、珍しい小鳥を撮ったのだけれど ・・・

でも、木漏れ日がきれいでしょ。

途中、ランニングしている人若者がいた。

ここでランニングか~、若さってスゴイ。

 

 60番代に入ったあたりからは、仏様の番号ばかり見ていたが、

何とか頂上制覇。

休み休みで、1時間くらいかかったかも。

明るく晴れ渡った札幌の町、今日は良い日だわ。

頂上には、山神様の碑が。

そうか、この山全体は山神様が守っているのね。

山神様に至る登山道をたくさんの仏像が守っているというのも大らかよね。

 

お握り🍙を持って行ったのだけれど、頂上は 岩場。

バランスを取りながら座っているのも疲れるので、とりあえず降りることに。

道が滑りやすいので、登るときよりも注意しながらだったけれど、30分くらいで無事下山。

 

北海道神宮にお参りして、参拝客の休憩所、六花亭神宮茶屋店へ。

 

 目的はこれ、「判官さま」。

中のあんこがとろりとした不思議な味わいの焼きもちだ。

とっても美味しい。

この店限定で、六花亭でもほかの店では食べられない。

お値段は100円、セルフサービスでお茶は無料、これで儲けようとは思っていないんだろうな。

この判官さまの名は、北海道開拓使の初代判官、島義勇(しまよしたけ)から来ている。

島判官は佐賀藩士で、札幌の町の青写真を描いた人だ。

北海道開拓の父と呼ばれて、今も尊敬されている。

 

天気予報通り、翌日から気温が上昇、行っておいて良かった。

涼しくなったらもう一度登ろうかと思う。

それとも、やはり初心者向きの三角山に登るのも良いかな。

100m近く円山より高いけど・・・。