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2019年の韓流、暴力、麻薬、性接待、自殺、投票疑惑

2019-12-28 | 韓国芸能情報(映画・ドラマ・他)
暴力、麻薬、性接待、自殺…2019年も衝撃的事件が起こった韓国芸能界。
吉本興業の“闇営業”問題に麻薬取締法違反の疑いで逮捕された
ピエール瀧から沢尻エリカまで今年も何かと衝撃ニュースが多かった
日本の芸能界だが、それは韓国も同じだ。
「#MeToo」運動に麻薬疑惑、リベンジポルノなど、毎年のように
衝撃的なスキャンダルが湧き出る韓国芸能界。
残念ながら今年も悪いニュースばかり続いた印象だ。
・多数の芸能人の性犯罪が発覚したバーニングサン事件。
今年の韓国芸能界を語る上で欠かせないのは、日本でも大きく
報じられた「バーニングサン事件」だろう。
人気グループBIGBANGのメンバーだったV.Iが経営に関わっていた
クラブ「バーニングサン」での暴力事件をきっかけに、クラブ内で
デートレイプドラッグの流通、性接待などあらゆる疑惑が浮上して
大問題となった。
V.Iは性接待あっ旋、横領、食品衛生法違反などの容疑に加え、
海外での遠征賭博および為替の違法取引の容疑で警察の捜査を受けた。
事件当初、BIGBANGから脱退し、所属事務所YGエンターテインメントとの
契約も解除されているV.Iは自ら芸能界引退を宣言している。
このバーニングサン事件で明るみになったのが、多数の芸能人が参加する
グループチャットで行われた性犯罪の数々だ。
V.Iはもちろん、歌手チョン・ジュニョン、元FTISLANDのチェ・ジョンフン
など約14人の男性たちが、性行為を隠し撮りした動画を頻繁にシェアし、
集団強姦事件も起こしていた。
中でも最も積極的に参加したされるチョン・ジュニョンとチェ・ジョンフンは、
11月末に行われた1審でそれぞれ懲役6年、懲役5年の判決を言い渡されたが、
判決を不服として控訴したことで再び非難を浴びている。
・ユチョンらK-POPアイドルの薬物問題
日本では女優の沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持した疑いで世間を騒がせたが、
韓国ではJYJの元メンバーだったパク・ユチョンが麻薬によって物議を醸した。
元彼女で南陽(ナミャン)乳業創業主の孫娘であるファン・ハナと一緒に
覚せい剤使用容疑を受け、7月に開かれた判決公判で懲役10カ月、
執行猶予2年の有罪判決を言い渡されている。
また、ユチョンに性的暴行を受けたと主張、2016年に告訴した女性に対して
約1億ウォン(約1000万円)の損害賠償も確定した。 ・
このパク・ユチョンのほかにも、9月にはボーイズグループiKONのメンバーだった
B.Iが警察の取り調べで大麻使用を認め、11月にはボーイズグループMOSNSTA X出身の
ウォノが、大麻喫煙疑惑に包まれた。
韓国でも芸能人の薬物問題がいつになく多かった1年だった。
・人気オーディション番組の不正疑惑
また、本欄でも紹介した『PRODUCE』シリーズの投票操作疑惑も
世間を騒がせた。
シリーズの演出を務めたアン・ジュニョンPDが全シリーズの不正事実を認め、
番組に関わった人々を愕然とさせた。番組が輩出したグループをめぐって
投票操作の被害者探しが加熱したり、活動中のIZ*ONEとX1が活動中止を
余儀なくされたりするなど、様々な悪影響が生じている。
・K-POP女性アイドルの悲しき死
ただ、最も衝撃だったのは元f(x)のソルリ、元KARAク・ハラといった
女性アイドルたちの突然の訃報だ。
その輝く姿を二度と見られないのは悲しい。
彼女たちが生前に苦しめられた悪質コメントやリベンジポルノなど様々な
問題が浮き彫りになり、韓国社会全体が事態の深刻さを真剣に
考えることになった。
今や世界でも注目を集める韓国芸能界。
来年こそ、明るい話題をたくさん振りまいてくれれば良いのだが…。
  慎武宏 ライター/スポーツソウル日本支社長  

  

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