ヒョンビンの魅力が詰まった韓国映画3選。
兵役除隊後の主演映画3本を紹介し、演技の幅を広げ続ける彼の歩みを振り返ってみたい。
意外なことに兵役後の彼の出演映画にラブストーリーはなく、これまでのイメージをアップデートするような役柄に敢えて挑み続けている。
そこで今回は、除隊後のヒョンビン主演映画3本を紹介し、演技の幅を広げ続ける彼の歩みを振り返ってみたい。
『王の涙-イ・サンの決断-(2014)』
除隊後、初の出演作品であり、ヒョンビンにとって初の時代劇となったのが『王の涙-イ・サンの決断-(2014)』だ。
本作は、1777年に起きた『イ・サン暗殺未遂事件』をベースに、イ・サンと彼の暗殺を目論む人々の人間模様を、サスペンス調で描いた力作となっている。ヒョンビンは、これまでアカデミックな人物として描かれがちだった、イ・サンのイメージを大胆に払拭。鍛え抜かれた肉体美と、迫力あるアクションを披露し、硬派なイ・サン像で注目を集めた。
クライマックスで繰り広げられる、剣や弓を使った戦闘シーンは、息を飲むスピード感と映像美に溢れている。時代劇初挑戦とは思えない、見事な演技を披露するヒョンビンの熱演に注目してほしい。
『コンフィデンシャル/共助(2016)』
2本目に紹介するのは、韓国で780万人もの観客を動員したメガヒット作『コンフィデンシャル/共助(2016)』。
韓国を代表する名バイプレイヤーユ・ヘジンと、ヒョンビンがダブル主演を務めた型破りなバディー・ムービーだ。ヒョンビンはソウルに潜伏する闇組織の特別捜査のため、北朝鮮から韓国へやってきたエリート刑事、リム・チョルリョンを演じている。
『愛の不時着』と重なる寡黙で勇敢な北朝鮮のエリートを熱演し、様々なアクションを披露。まさに彼の持ち味が詰まった一作だ。ユ・ヘジン演じる人情派刑事、ジンテと共同捜査を行うも、足並みが揃わず反発し合いながらも、ミッション達成を目指す2人の姿がコミカルに描かれている。
ちなみに本作は、続編『共助2・インターナショナル(原題)』の公開が決定しており、名コンビのさらなる活躍に期待が寄せられている。
『ザ・ネゴシエーション(2018)』
最後は『愛の不時着』以前に、ヒョンビンがソン・イェジンと共演したクライムムービー『ザ・ネゴシエーション』を紹介。
ソン・イェジンはソウル市警の警部補チュヨン、ヒョンビンは国際犯罪組織のリーダー・テグを演じ、それぞれ対峙する刑事と犯罪者を熱演している。
ヒョンビンは、バンコクで韓国人を人質に立てこもり、ソン・イェジン扮するチュヨンとの駆け引きを展開する、頭脳派の犯罪者役を担った。彼の真の狙いとは何か、過去に何が隠されているのか‥手に汗握るスリリングなストーリーは見応え充分。
これまでヒロインや視聴者を”胸キュン”させるイケメンを演じてきたヒョンビンが、見事に悪役になりきっている姿は新鮮だ。恋人ソン・イェジンとの共演も、一見の価値あり。
公私ともに順調なヒョンビン。演技と常に真摯に向き合い、新たな役柄と表現に挑戦し続けている。
今後ますます人気が高まるであろう、彼の過去の主演映画を改めてチェックしてみては。
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