みなさま、令和元年おめでとうございます。
ここのところずっと自衛隊訪問記事が続いたので、ちょっと息抜き記事です。
みなさまは平成最後の日をどのようにお過ごしになりましたでしょうか。
わたしは、自分の誕生日を祝っておりました。
まず、朝から各所(といっても数件ですが)より届く貢ぎもの、じゃなくて
プレゼントが届き、その中には妹からの渾身のセレクトによる(本人談)
花かごとか、
会員であるところの某クラブからのお花がありました。
平成最後の日、わたしとTOは、わたしたちにとっての平成を振り返り、
ついでにわたしの誕生日を祝うディナーに出かけました。
東京は雨でした。
東京駅周辺にはいたるところに警察の警備が立ち、ちょうどその時間、
今は上皇となられた天皇陛下が退位立正殿において最後のお言葉を述べておられたのです。
今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。
ただ今、国民を代表して、
安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。
即位から30年、これまでの天皇としての務めを、
国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、
幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、
支えてくれた国民に、心から感謝します。
明日から始まる新しい令和の時代が平和で実り多くあることを、
皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。
今日令和となって天皇陛下のお言葉も拝見しましたが、
単純に、驚いたことが二つ。
お言葉を述べられる上皇殿下のお姿が
記憶に在わす昭和天皇によく似ておられたこと、そして
令和の世になるや、新しい天皇陛下のお姿がすでに
後光が差さんばかりの威容に溢れてみえたことです。
わたしは国民の一人として、天皇を象徴とするこの国に生まれたことを
誇りにし、そしてただ代々天皇陛下の御世を何千年にもわたって受け継いできた
我々の父祖と歴史の重みに対し、ただ静かに感謝を捧げるのみです。
ついでながら一言差し出がましいことを言わせていただくと、皇位継承について、
人品卑しげな曲学阿世の徒や逆張り言論人気取りの俗人が、畏れ多くも
天皇陛下や皇族の方々のお気持ちを勝手に代弁したり、自分の反対意見には
「カルト」という言葉まで使って下賎で不毛な空論をぶつけているようですが、
所詮は日本の長い歴史のほんの一瞬生かされているだけに過ぎない身で、
数千年にわたる皇統の歴史に物申し、それを我々の世代で変えられると思うのは
あまりに愚かしく、そして何より不遜であるとしか言いようがありません。
ちなみに令和元年五月一日付で憲政学者の倉山満氏がこんなことを書いておられます。
「愛子天皇」待望論者たちよ、もう一度壬申の乱を起こしたいのか
この日の誕生日ディナーは東京駅前ホテル(仮名)のレストラン個室でした。
選んだのはわたしではなく、TOのサプライズです。
部屋にはテーブルが一つ、向かい合ってしみじみと?お任せディナーをいただく趣向。
ナプキンの襟元にパスタのファルファッレが使われていて洒落が利いています。
車で来ているうえ下戸同士の夫婦ですが、お祝いということで
ノンアルコールのスパークリングワインを注文しました。
ワインというよりサイダーという感じですが、
フルートグラスに泡が立ち昇っているだけで気持ちが華やぐというものです。
前菜は季節のカツオを使ったマリネ的一品。
魚はこれも季節のサワラをオリーブやアンチョビでコーティング?したもの。
彩にトビコをあしらって目にも鮮やか。
デザートは軽ーく、ムースで締めくくり。
デザートと一緒にTOから、わたしが大好きなサンダーソニアの花束のプレゼント。
誕生日のおかげで花に囲まれた元年を迎えることになりました。
崩御による元号交代という従来の姿とは違う御世代りではありましたが、
この日の東京都内の様子を見るかぎり、各自がただ粛々と
終わりゆく平成を噛み締めているような一種の静けさに満ちていました。
先日も、もし観艦式日程がわかり次第教えて欲しい、というメールをいただいたのですが、
海幕の中の方から聞いた話をここでちょっとさせていただきますと、
今年はおそらく例年より規模をスケールダウンすることになり、
一般の人の参加は厳しくなるだろうということです。
今年はとにかく海上自衛隊に入隊する可能性のある若い人に
広報するということを主眼に乗っていただくというようなことを聞きました。
ちなみに中身はポーランド製で、なぜとは言いませんがこれがこゴルゴっぽい気がしました。