『フリー・ガイ』を観てきました。
★★★★★
事実上、20世紀スタジオ最初の大作で、最初のヒット作になるんだと思う。
コロナ禍で数字は伸びないかもしれませんが。
ショーン・レヴィ監督は『ナイト・ミュージアム』で登場する魅力的な脇役達をビデオゲームの街のモブに置き換え、人の“スキン”を被ったデッドプールに善人を演じさせて、見事この映画を作り上げました。
まさに、ライアン・レイノルズが演じていると言うより、デップーが演じていると言う感覚で、オネエさんっぽい表情をしたり、車の上にセクシー座りをするようなセルフパロディーが満載なのも面白さに拍車をかけている。
タイカ・ワイティティの奇妙さもたまりません。
ネタバレ
『ガンビット』が20世紀フォックスのディズニー買収と共にキャンセルになったチャニング・テイタムが意外な役で爆笑をさらってくれます。
なかなかハリウッド映画の字幕版では笑いが…と一つ前の記事に書いたばかりですが、この映画ではこの場面を切欠に映画館が笑いの渦へと化して、心から楽しめました。
DC+ワーナーの『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』とは真逆の方向に、ディズニー資本になったことでのシナジー効果をしっかり狙ってる辺りも面白い。