何かと話題を提供してくれるブラピ&アンジー夫妻。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』に主演の夫ブラピがアカデミー主演男優賞にノミネートされ、同時にアンジーはこちらの映画で主演女優賞にノミネート。
それだけでも話題性たっぷりですが、俺が本当にこの映画を観たかった理由はクリント・イーストウッド監督作だから。
『チェンジリング』を観てきました。
★★★★★
ガツンと魂に来た。
これ程感情移入した映画は久しぶり。
息子が行方不明になり、警察に捜索を頼んだら知らない子どもを連れてきて「これが君の息子なはず」と無理やり解決した事にされそうになった母親の話。
涙は出ない、涙をこぼすような話じゃないから。
主人公の不幸に涙するよりは、彼女が受ける仕打ちの元凶について怒りを感じながら観ていた。
プロットだけをとっても興味をそそる内容なのに加え、あまりにドラマチックな展開の連続と、これが実話なんだと知った上で観たら前のめりになって然るべきと想像できるはず。
それを監督したのが、これまでの実績から考えたら誰もが期待するだろうクリント・イーストウッド。
今回も前作を上回る勢いの最高傑作を作ってしまいました。
メッセージ性の高い映画を撮らせたら、今の映画界にはクリント・イーストウッドの右に出る者はいない。
あまりに腐敗しきった当時の警察の対応や姑息な登場人物を観ていると、ムカついてムカついて立ち上がってスクリーンの向こうに居る役者をしばいてやりたくなってしまった。
こんな事が実話なんだ。
役者達の演技も当時を再現した映像もリアル過ぎるくらいに作りこまれいるからなんだけど、それをひっぱるアンジェリーナ・ジョリーの演技が冴えわたってます。
そらそうよな、『トゥームレイダー』以降はアクション女優色が強くなって、ブラピと出会ってからはスキャンダル女優のイメージが強いけど、元々アカデミー女優なんだし。
彼女の顔がやたらアップになる場面が多かったけれど、綺麗に映す為のアップじゃなくて感情を映す為で、彼女の表情を観てるだけでも同情してしまうくらいの名演。
映画館で拍手が起きたのも久しぶり。
ネタバレ
子供の失踪と警察の対応だけを観ていても興味深いのに加え、精神病院のエピソード、連続殺人鬼のエピソード、それらが裁判所で交錯しつつ解決をしていく様子、そしてクライマックス。
これって本当に実話なの?!っつうーくらいにドラマチックな展開の連続だったけど、ストーリーの強さに頼らない役者達の表情が印象的でした。
狡猾な罠を仕掛けてここで笑うのかな?と思ったらもの凄い引きつった笑みを残して観客をムカつかせてみたり、鬼の形相をしながら笑みを見せたり。
必死でボロボロのアンジーに対して無表情だったりと、いつも少し斜め上な感じにするので余計にのめりこんでしまうんですよね。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』に主演の夫ブラピがアカデミー主演男優賞にノミネートされ、同時にアンジーはこちらの映画で主演女優賞にノミネート。
それだけでも話題性たっぷりですが、俺が本当にこの映画を観たかった理由はクリント・イーストウッド監督作だから。
『チェンジリング』を観てきました。
★★★★★
ガツンと魂に来た。
これ程感情移入した映画は久しぶり。
息子が行方不明になり、警察に捜索を頼んだら知らない子どもを連れてきて「これが君の息子なはず」と無理やり解決した事にされそうになった母親の話。
涙は出ない、涙をこぼすような話じゃないから。
主人公の不幸に涙するよりは、彼女が受ける仕打ちの元凶について怒りを感じながら観ていた。
プロットだけをとっても興味をそそる内容なのに加え、あまりにドラマチックな展開の連続と、これが実話なんだと知った上で観たら前のめりになって然るべきと想像できるはず。
それを監督したのが、これまでの実績から考えたら誰もが期待するだろうクリント・イーストウッド。
今回も前作を上回る勢いの最高傑作を作ってしまいました。
メッセージ性の高い映画を撮らせたら、今の映画界にはクリント・イーストウッドの右に出る者はいない。
あまりに腐敗しきった当時の警察の対応や姑息な登場人物を観ていると、ムカついてムカついて立ち上がってスクリーンの向こうに居る役者をしばいてやりたくなってしまった。
こんな事が実話なんだ。
役者達の演技も当時を再現した映像もリアル過ぎるくらいに作りこまれいるからなんだけど、それをひっぱるアンジェリーナ・ジョリーの演技が冴えわたってます。
そらそうよな、『トゥームレイダー』以降はアクション女優色が強くなって、ブラピと出会ってからはスキャンダル女優のイメージが強いけど、元々アカデミー女優なんだし。
彼女の顔がやたらアップになる場面が多かったけれど、綺麗に映す為のアップじゃなくて感情を映す為で、彼女の表情を観てるだけでも同情してしまうくらいの名演。
映画館で拍手が起きたのも久しぶり。
ネタバレ
子供の失踪と警察の対応だけを観ていても興味深いのに加え、精神病院のエピソード、連続殺人鬼のエピソード、それらが裁判所で交錯しつつ解決をしていく様子、そしてクライマックス。
これって本当に実話なの?!っつうーくらいにドラマチックな展開の連続だったけど、ストーリーの強さに頼らない役者達の表情が印象的でした。
狡猾な罠を仕掛けてここで笑うのかな?と思ったらもの凄い引きつった笑みを残して観客をムカつかせてみたり、鬼の形相をしながら笑みを見せたり。
必死でボロボロのアンジーに対して無表情だったりと、いつも少し斜め上な感じにするので余計にのめりこんでしまうんですよね。
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思わず一緒に拍手したかったのにタイミングを逸してしまいました。
エンディングにチャンスがあるかもしれないと用意していたけど、あれだけ静かに終わると難しいものですね・・・
聴聞会の場面のアンジーの表情良かったですよねぇ。
私も拍手しそうにw
エンドロール後に拍手する人が何人か居ましたよー。
言ってた通りの
「事実は小説よりも奇なり」な、引き込まれる作品でしたね。
そのとおりですねー。
こんな事が実際にあっただなんて、どこまで不幸な女性なんだと言うか、それでもそれに立ち向かった力強さが伝わってきました。
そーれさんも、この映画、☆5個でしたか?!
私も、同じです!2時間以上の映画なのに、あっという間に終わってしまいました・・・いや~ほんと大作でしたが、でも、結局あの男の子がどうなったかはわからなかったんですね・・・それだけが心残りでした・・それと、「誰も守ってくれない」見たんですが、こちらも、中々の作品でした。私にとっての大作が続きましたが、しばらくはあまり興味のある映画は無い様です・・
面白い映画でしたよねぇ。
実話って言われると、面白いって言いづらいですが、映画としてはホント面白い大作だったと思います。
男の子がどうなったのかは神のみぞ知るって事で、生きてると信じて生涯を閉じた母親を思うと悲しいのと心強いのとで複雑な気持ちになりますねぇ。
『誰も守ってくれない』はなんだか“重い事自体”がテーマになってるので、辛そうなので映画館では未チェックで、観てない映画はブログ評も読んでないので、どんな映画なのかはさっぱり知らないままDVD待ちです。
とりあえず私は『ドラゴンボール』にめげず、明日も2本観る予定ですw