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オズ はじまりの戦い

2013-03-12 | 劇場映画れびゅー
オズ はじまりの戦い』を観てきました。
★★★★
サム・ライミらしいライブ感に溢れたカメラ割りと、3Dで見せる事に特化したVFXの映像に、オープニングから映画の中に引き込まれてしまう。
この映画は是非ともIMAX3Dの映画館で観る事をオススメしたい。

物語の展開に多少気持ちがモゾモゾする所は有るものの、クライマックスのオズの見せ場ではすっかり童心に戻されてしまい、感動する場面なんて無いのに何故か嬉しくなって涙が零れた。

オリジナル映画の『オズの魔法使い』をリスペクトしまくりで、ある程度設定を引き継いでいるから、深く考えずに観ればあの映画の前日談として十分楽しめます。
冒頭の現実世界を白黒で描いてる辺りも嬉しい演出。

でも、かの映画では北の魔女として描かれていたグリンダが南の魔女として原作通りに直されている辺り、全く踏襲しているというわけではない様子(とは言え、グリンダに関しては北が南になった事以外の詳細設定が引き継がれているから気にする必要も無い)。
『オズの魔法使い』自体までもリブートしてしまう為の前振りなのかと嫌な予感。

『ウィキッド』と『オズの魔法使い』の間を繋ぐような作りになるのかと想像していたけれど、『ウィキッド』は無かったことにされています。
そらそうか。

iTunesで事前に買って聴いてたけど、エンドロールのマライア・キャリーの歌声が場末感漂わせ過ぎて痛々しい。
まるでエメラルドを壊されたかのよう(謎)。

ネタバレ
『オズの魔法使い』のアイコンである魔法の靴への伏線が全く無いのと、最後に出てくるオズのカラクリ部屋の有る位置は左右が逆。
やっぱりリスペクトはしていても、完全な前日談としては作ってはいないと言う事なんだろうか。

西の魔女の涙で顔が焼けるのは水が弱点の伏線か、緑色になるのはどうやって?等とワクワクして観ていたら、いよいよ変身した顔はジム・キャリーの『マスク』のようで違和感有り過ぎ。
丸顔でパッチリ目の女優を無理やりしゃくれの鷲鼻に特殊メイクして、見た目がアレでは…、どこかの段階でNG出なかったのかな?

ライオンと案山子も違う形で登場するけれど、ドロシーと仲間になった彼らとは一線を画す描かれ方なのが『オズの魔法使い』自体のリブート用に思えて気になりまくり。



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