「誰も知らない」の是枝裕和最新作「花よりもなほ」を観て来ました。
実は「誰も知らない」は重そうなので未見。
★★★
お犬様が闊歩していた元禄の江戸を舞台に、長屋に潜みながら父の仇を探す侍の倅（岡田准一）が、長屋の住人達と暮らすうち本当に重要な事は何なのかに気付いていく…という話をコミカルに描いている。
忠義や仇討ちが本当に大切なのか？
同じ長屋に住む討ち入り前の赤穂浪士もストーリーに絡まりあって面白かった。
「来年も咲くのがわかってるから桜は潔く散る」深いです。
登場人物達一人一人のキャラが立っていて、主人公よりも他の人物描写の方が丁寧なところが注目点。
お笑い系から演技派までたくさん登場する中で、一番おいしかったのは加瀬亮かもしれない。
関西人が江戸の言葉で話し、関西弁ネイティブではない人に関西弁を喋らせていたのには何か狙いがあるのかな？
追記<2006-06-04 0:35>
この映画って9.11絡みのメッセージが込められていたんですね、そこまで想像が及んでいませんでした。
9.11を加味して思い出すと台詞の一つ一つがむちゃくちゃ深い…、もう一度観なおさなきゃ。
★2.5から3に増やします。
「仇討ちはなぁ、儲かるんだぁ」
実は「誰も知らない」は重そうなので未見。
★★★
お犬様が闊歩していた元禄の江戸を舞台に、長屋に潜みながら父の仇を探す侍の倅（岡田准一）が、長屋の住人達と暮らすうち本当に重要な事は何なのかに気付いていく…という話をコミカルに描いている。
忠義や仇討ちが本当に大切なのか？
同じ長屋に住む討ち入り前の赤穂浪士もストーリーに絡まりあって面白かった。
「来年も咲くのがわかってるから桜は潔く散る」深いです。
登場人物達一人一人のキャラが立っていて、主人公よりも他の人物描写の方が丁寧なところが注目点。
お笑い系から演技派までたくさん登場する中で、一番おいしかったのは加瀬亮かもしれない。
関西人が江戸の言葉で話し、関西弁ネイティブではない人に関西弁を喋らせていたのには何か狙いがあるのかな？
追記<2006-06-04 0:35>
この映画って9.11絡みのメッセージが込められていたんですね、そこまで想像が及んでいませんでした。
9.11を加味して思い出すと台詞の一つ一つがむちゃくちゃ深い…、もう一度観なおさなきゃ。
★2.5から3に増やします。
「仇討ちはなぁ、儲かるんだぁ」
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９．１１の解釈で★３つになっちゃいました？
いつも読んでいただきありがとうございます。
私も知らないでみていたら普通の時代劇で終わっちゃったと思うんです。
知っててみるとセリフの１つ１がなるほどねって思いますよね。
こちらこそ、ありがとうございます。
9.11を把握して見るときっと違う角度で観れると思うんですよねぇ。
ボーっと観てしまっていたのでちょっと勿体無い事しました。
たくさんの出演者それぞれのキャラが立っていたので見ごたえがありました。
復讐の連鎖を断ち切った宗左のアイディアとか勇気にすがすがしさを感じました。
国と国、民族と民族ではこうスッキリはいかないでしょうけれど・・。
＞復習の連鎖
そうですよね。
また逆に怨まれて背後に気をつけながら生きて行くのかな？って少し不安になりながら観ていたんですが、宗左がそんなバカじゃなくて良かったです。
加えて長屋の住人たちとのミッションが楽しそうで、ほのぼのとした結果を迎える事ができて本当に良かった。
大人になれって事ですよね、アメリカも（笑）