ミッション：インポッシブル ローグ・ネイション

前作の出来が良すぎた『ミッション：インポッシブル ローグ・ネイション』を観てきました。
★★★★★

大作で唸らせてくれる映画が続いているので、★を付ける基準が壊れてしまったように感じますが、前作の★5個を基準に、今回は4.5個とさせて頂きます。
物語の面白さは折り紙付きですし、替え玉無しのアクションは今回も迫力満点で痛そうだし死にそうだし、観ている側が苦しくなるくらい。

但し、前作の方が全ての面において迫力は凄かった。今回も「生身」でこの撮影を行うのがどれだけ凄い事なのかって言うのは伝わってくるんだけど、なんかもうこうなってくるとジャッキー・チェンの映画が面白いって言ってるレベルでの比較になってしまう。
１作目に立ち返って、アクションも凄いけど物語が面白過ぎるって辺りで勝負して欲しいな。
『００７』シリーズと近づいて来てしまっている感も有るので、もうちょい路線を戻して下さる事を、このシリーズのファンとして希望します。

面白いんですけどね。

映画会社のオープニングロゴに中国のアリババ・ピクチャーズが入ってたのを見て、「遂にアリババがハリウッドに？！中国推しの変な場面が入ってたら嫌やなぁ」と不安な気持ちで観始める事になってしまいましたが、初めてのハリウッド映画への出資だったらしく、今回は特にそんな場面は有りませんでした。今後どうなるのか不安は残りますけれど。

それと、特定の企業ロゴが映り込みまくったこれまでの作風から脱却して、一段とスマートな映画に仕上がっているようにも感じます。
これはこの路線の方が長い目で見ると良いかも。

ネタバレ
アレック・ボールドウィンがMIF入りして幕を閉じる本作、もう次回作の製作が決定して来年から撮影が始まるそうですが、この流れで行くと、次回はようやくイーサン・ハントのやりたい放題な物語になりそうな気がして今から楽しみで仕方が無い。
やりたい放題過ぎて『特攻野郎Aチーム』寄りにならない事を願います。

	ミッション：インポッシブル／ゴースト・プロトコル ブルーレイ＋DVDセット（デジタル・コピー付） [Blu-ray]
	トム・クルーズ,ジェレミー・レナー,サイモン・ペッグ,ジョシュ・ホロウェイ,ポーラ・パットン
	パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン